2024.03.27 Wednesday
旧岩崎邸庭園に行く
三菱財閥岩崎弥太郎の長男の久彌(三代目三菱社長)が建てた不動産を庭園として公開している。東京メトロ湯島駅から徒歩4分。入園料400円、65歳以上200円。
三菱地所が管理しているかと思ったら、東京都に寄贈されて旧岩崎邸庭園となっていた。今は都立公園の一つで重要文化財だ。
周囲はレンガ造りの塀で囲まれ、その一方は緩い坂の<無縁坂>と名づけられている。
鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドルの設計で、そのため洋風の豪奢な建物になっている。木造だ。
地下を通っても行けるのだが、撞球室、つまりビリヤードをするための建物が別に建てられている。校倉造の建物だ。
ビリヤード台はすでに撤去されているが、急速に欧風化していた明治時代、ビリヤードは外国人のもてなしとしても必要だったのだろう。
広い庭園で、もうじき桜が咲くとさらに魅力的な庭になる。来週あたり行ってみようか。
肝心の本邸は二階建ての立派な建物で、ベランダとバルコニーがある。建物は南に面している。
あまりに広い土地だが、これでも当初の三分の一くらいになってしまった。
天井も
壁も、立派だ。壁紙は専用の版で作った豪華絢爛なものだ。
サンルームから撞球室が見える。久彌もここで経営の策を練ったのだろうか。
久彌は、戦前からむしろ千葉県の別邸で妻と過ごすことが多かったようだ。妻の寧子は昭和19年に亡くなっている。
ベランダからこの庭が見渡せる。
中庭に出るには大きすぎる沓脱石(靴脱ぎ石)があった。
戦後はGHQに接収され、<本郷ハウス>と呼ばれ、日本史の表には決して現れない会合が昼に夜に開かれていた。
ちなみにここの住所は台東区池之端であるが、文京区本郷と接している。
表の椰子の木が、どこか南洋のようでもあり、ロケ地としても人気があるようだ。
三菱地所が管理しているかと思ったら、東京都に寄贈されて旧岩崎邸庭園となっていた。今は都立公園の一つで重要文化財だ。
周囲はレンガ造りの塀で囲まれ、その一方は緩い坂の<無縁坂>と名づけられている。
鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドルの設計で、そのため洋風の豪奢な建物になっている。木造だ。
地下を通っても行けるのだが、撞球室、つまりビリヤードをするための建物が別に建てられている。校倉造の建物だ。
ビリヤード台はすでに撤去されているが、急速に欧風化していた明治時代、ビリヤードは外国人のもてなしとしても必要だったのだろう。
広い庭園で、もうじき桜が咲くとさらに魅力的な庭になる。来週あたり行ってみようか。
肝心の本邸は二階建ての立派な建物で、ベランダとバルコニーがある。建物は南に面している。
あまりに広い土地だが、これでも当初の三分の一くらいになってしまった。
天井も
壁も、立派だ。壁紙は専用の版で作った豪華絢爛なものだ。
サンルームから撞球室が見える。久彌もここで経営の策を練ったのだろうか。
久彌は、戦前からむしろ千葉県の別邸で妻と過ごすことが多かったようだ。妻の寧子は昭和19年に亡くなっている。
ベランダからこの庭が見渡せる。
中庭に出るには大きすぎる沓脱石(靴脱ぎ石)があった。
戦後はGHQに接収され、<本郷ハウス>と呼ばれ、日本史の表には決して現れない会合が昼に夜に開かれていた。
ちなみにここの住所は台東区池之端であるが、文京区本郷と接している。
表の椰子の木が、どこか南洋のようでもあり、ロケ地としても人気があるようだ。