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旧岩崎邸庭園に行く
三菱財閥岩崎弥太郎の長男の久彌(三代目三菱社長)が建てた不動産を庭園として公開している。東京メトロ湯島駅から徒歩4分。入園料400円、65歳以上200円。
三菱地所が管理しているかと思ったら、東京都に寄贈されて旧岩崎邸庭園となっていた。今は都立公園の一つで重要文化財だ。



周囲はレンガ造りの塀で囲まれ、その一方は緩い坂の<無縁坂>と名づけられている。



鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドルの設計で、そのため洋風の豪奢な建物になっている。木造だ。



地下を通っても行けるのだが、撞球室、つまりビリヤードをするための建物が別に建てられている。校倉造の建物だ。



ビリヤード台はすでに撤去されているが、急速に欧風化していた明治時代、ビリヤードは外国人のもてなしとしても必要だったのだろう。



広い庭園で、もうじき桜が咲くとさらに魅力的な庭になる。来週あたり行ってみようか。



肝心の本邸は二階建ての立派な建物で、ベランダとバルコニーがある。建物は南に面している。
あまりに広い土地だが、これでも当初の三分の一くらいになってしまった。




天井も


壁も、立派だ。壁紙は専用の版で作った豪華絢爛なものだ。



サンルームから撞球室が見える。久彌もここで経営の策を練ったのだろうか。



久彌は、戦前からむしろ千葉県の別邸で妻と過ごすことが多かったようだ。妻の寧子は昭和19年に亡くなっている。

ベランダからこの庭が見渡せる。



中庭に出るには大きすぎる沓脱石(靴脱ぎ石)があった。



戦後はGHQに接収され、<本郷ハウス>と呼ばれ、日本史の表には決して現れない会合が昼に夜に開かれていた。
ちなみにここの住所は台東区池之端であるが、文京区本郷と接している。



表の椰子の木が、どこか南洋のようでもあり、ロケ地としても人気があるようだ。
| 日記・つぶやき | 18:34 | comments(0) | - |


東京ガス 冬の節電キャンペーン2023:Amazonギフトを貰う
昨年の夏の節電キャンペーンに続き、東京ガス冬の節電キャンペーンにも参加した。ガスも電気も東京ガスから買っている。



うちは一人一人に部屋があるのだけれど、仕事はともかく読書程度なら自室にこもらずリビングでおとなしく本を読んでエアコンの使用量を少しでも抑えようとしていた。

それでも電気代・ガス代は数万円になったが、去年と比べると電気・ガスの使用量は減っていた。



「5日間の節電成功で 1,000円相当の特典がもらえる節電プログラム」で、選べるデジタルギフトを貰えるとのころ。



ケンタッキー、吉野家、PayPay、図書カード、QUOカード、nanacoなどがある中で、やはりAmazonギフト券が一番使い勝手が良いと、これを申し込んだ。



その場でギフトコードが発行され、



そのコードをコピーしてAmazon側で登録をする。



すぐに1000円分がチャージできた。

夏もAmazonにしたから、ほかのギフト券がどういう手順でチャージできるのかわからないけれど、たぶん同じような手順なのだろう。
それにしても、便利になった。昔の紙のギフト券なら郵送の手間と費用がかかってたいへんだったけれど、それがなくなった。

なお、Amazonギフトはその国でしか使えない。日本のギフト券は日本のアカウントにしか有効でないので、インバウンドのキャンペーンでなんらかの金員を提供するにはほかの方法を考えなければならない。
事務局は、対象国のアカウントを取るのが一番だが、在外支店でもないと難しい。また、会社のアカウントでないと、知らない人に個人アカウントからギフト券を贈っても怪しまれるのではないか。

このデジタルギフト券業者は手数料をどのくらい取るのだろう。海外でも通用するサービスを提供しているのだろうか。
| 日記・つぶやき | 17:42 | comments(0) | - |


ANAマイルをANAスカイコインに交換する
溜めに貯めて、時にはファーストクラスでヨーロッパに行ったこともあるANAマイル。しかしコロナ禍でマイルを使う機会が失せ、ANAもJALもマイルの有効期限を延長してくれた。ANAは3年、JALはGGで5年の有効期限だが、コロナ禍は延長してくれていた。

だが行動制限がなくなり、2024年3月31日で有効期限が切れるマイルは使わなければ失効することになってしまった。特典マイル航空券でどこかに行くのが一番だが、そういう機会も逸して、3月31日まで飛行機に乗る機会はない。

JALはまだ有効期限が残っているが、ANAの溜まったマイルを特典航空券以外に使う方法は、ANAモールというANAの通販サイトで買い物に使うか、ANAスカイコインという航空券購入などに使える、マイルではないポイントのようなものがあるので、それにするしかない。

こういう状況をANAも理解しており、スカイコインに替えると+0.2ポイントお得になるようにキャンペーンをしてくれている。



つまり、通常は1マイル=1コインのところ、1マイル=1.2コインにしてくれているのだ。さらに、10000マイル以上の交換は14000コインとレートが良くなる。



ところで、羽田札幌便で計算すると、正規のフレックス運賃は片道43840円、往復87680円。そんな正規運賃をいまどき払うわけがないので、スーパーバリュー往復だと片道16700円、往復で33400円となる。



一方で、羽田札幌の特典航空券は、5月中旬だとレギュラーシーズンで往復15000マイル。



フレックスで計算すれば、87680÷15000=5.845円、スーパーバリューだと33400÷15000=2.226円となり、けっこうおとくな感じがする。これがスカイコインの今回のキャンペーンは10000マイルで14000コインで、これは14000円となるので、実はスーパーバリューの片道分も買えないのだ。

だが、まったくゼロになるよりはよい。というか、泣く泣くだけれど、スカイコインに交換することにした。

ANAサイトはなにか申し込みをするときは二重認証になり、メールでワンタイムパスワードが来て、その絵文字と数字を答えなければログインできなくなった。最近は4桁の数字すら5秒と覚えられなくなった。



ANAスカイコインに交換するんだけど、コロナ禍前に使ったから今や3万マイルしか持ってません。



そこでドーンと1万マイルを交換します。14000マイルになるので、普段よりお得はお得。



マイルの残額は2万マイルちょっとになった。
そして、このマイルも有効期限が次々と襲い掛かり、2024年9月から使わないと減っていく。



しかも、スカイコインには利用対象外があり、実際の利用シーンはどれほどあるのか。

対象外になるもの
特典航空券のお申し込み
団体運賃、ビジネスきっぷ、いっしょにマイル割
特別旅客料金、ストレッチャー料金、重量超過手荷物料金、従価手荷物料金、ペット料金、快速宅空便のお支払い


つまり、特典航空券の燃油サーチャージや空港使用料には使えないのだ。

私の場合、9月の次の有効期限が来る前に特典航空券でどこかに行き、2025年3月のスカイコインの有効期限前に、14001コインを消費すべく、どこかに飛ぶか、ANAモールで買い物をするかしないと、無効になってしまうのだ。

救いは、
マイル積算について
「ANA SKY コイン」のご利用でご搭乗の場合も、所定のフライトマイル・プレミアムポイントを積算いたします。


とのことで、往復14001円以下のところに飛んで帰るミニ旅が良いのかな。泊まるとホテル代はインバウンド価格だろうから、日帰りか。
それって、どこ?
| 日記・つぶやき | 19:25 | comments(0) | - |


国立近現代建築資料館 アイヌの建築と工芸の世界
湯島をGoogleマップで見ていたら、旧岩崎邸庭園の中というか脇と言うか、文化庁国立近現代建築資料館があり、どんな施設かHPを見たら今まさに「アイヌの建築と工芸の世界−チセ、マキリ、アットゥシ−」を開催していた。24日まで。無料。



近現代建築資料館ってのがあるのをはじめて知った。建築にもアイヌにも興味があるから行ってみた。
だが、この資料館にたどり着くのは至難の業。湯島駅を降りて天神下交差点から南下し、湯島四郵便局の先の湯島合同地方庁舎の看板があるので、守衛さんに挨拶してその中に入る。



合同庁舎の建物の裏側になり、道案内が出ているが、かなり歩いた。岩崎邸庭園から行けないことはないが、遠まわり。
これが岩崎邸です。



守衛さんから「視力検査ですね、バッヂをどうぞ。あとでここで返してください」と言われた。
視力検査ぁ? 東大病院は岩崎邸の塀の向こうだし、なんで視力検査か。
よくよく考えたら「資料館ですね」と言ったのではないか。しかし確かに視力検査と聞こえた。いよいよ聴力にも障害が出ているかもしれない。



やっと建物にたどり着いたらその二階が会場だった。



会場はさほど広くないが、けっこうな見物客がいる。平日なのにご苦労なことだ。



この展示は、思った通り、北海道白老町の民族共生空間ウポポイ(国立アイヌ民族博物館)が主催で、そこの資料も活用している。ほかにも共催団体があります。



アットゥシ(樹皮衣)の服は何着か展示されていた。





チセ(建物)の作り方のビデオは大勢が座って観ていた。



チセは中央に模型の展示があり、



3Dプリンタで作ったのか手作業なのかわからないが、チセの構造が分かる模型があって、自由にさわれた。



ウポポイには現代の建築基準法で建てられた再現チセがある。

チセ

ほかにもゴザとか、


マキリ(小刀)とか、


サパンペ(儀礼用冠)とか、


イタ(アイヌ彫りのお盆)とか、


イナウ(供物)とかがが展示されていた。


予想以上に混んでいて、驚いた。



次回はどんな企画展示があるのか、楽しみだ。
普段は坂倉準三らの有名建築家の図面などが資料として保存されているらしい。

残念なのは建築資料館と言えども建築そのものは写真や図面や模型でしか見せられないこと。現物の建物は万博会場なんかに行くしかないのかなぁ。
| 日記・つぶやき | 18:15 | comments(0) | - |


35年前のドアクローザー 152SPT を交換する
35年前に建てた玄関のドアクローザーから油が漏れるようになった。油圧で制御しているから、経年劣化で漏れてきたのだろう。このようになるとは知らなかった。油が漏れたドアクローザーをはじめてみた。玄関の床が油で汚れていた。
交換するしかないが、業者に頼むか自分でやるか…。



品番は152SPT NHNと読める。



これを検索したらすぐにヒットして、むしろ驚いた。



最近、愛用しているYahoo!ショッピングだ。日曜日は「買う買うサンデー」でポイントなどが優遇されるから、17日の日曜日を待って注文したら、10日の日曜日は買う買うサンデーだったのに、17日は違った。
いつまでも待てないので、PayPayに1万円をチャージして、そのポイントも有効に使って気持ちだけでも安くして、



注文しました。



NHN ダイハツディーゼルNHN株式会社 152SPT 交換用 ドアクローザーで、このメーカーは2009年に解散してしまったらしいが、札幌のDr.クローザーという会社がネジの寸法も寸分違わない商品を提供しているらしい。ありがたいことだ。



ちょうど春分の日なので息子の手も借りて取り付けた。最初は業者に頼むしかないのかと思っていたが、自分でできそうなことは自分でしないと。



色も、今まで使っていたドアクローザーと同じアンバー色があってよかった。



まずは今あるドアクローザーを、油が垂れないように気を付けて取り外す。ドアクローザーはてこの原理を使っており、作用点に当たる部分なのでかなりきつくネジが止められていた。



油まみれのドアクローザーを取り外す。



ネジは製品に付属していたけれども、前の製品のネジがそのまま使えた。



取り付け説明書があって、それを見ながら順番に取り付けていく。かなり重たいので、ネジはしっかり締める。本体に4か所あるけれど、一度に力いっぱい締めるのでなく、上から順番に仮止めしていき、最後に対角線に締める。こういうのは親方に付いて教われないと誰も教えてくれないだろう。高校の技術家庭でも、ネジの締め方の順番なんて教えないと思う。私は父に教わったので息子にも教えているが、わかってるのかな。一人になってできるのかな。



調整アームはネジ式で長さが調整できるようになっていた。この状態から、ドアと平行になるようにアームを調整して、締める由。



最後にキャップをペコッと取り付ける。



ドアを開いた状態で開いたまま止まり、締めようとすると、あとは油圧でスーッと閉まっていくように調整するのが難しかった。



ちなみに、この調整のスパナだけは付属していたが、取り付けるプラス・マイナスのドライバーや8mmのスパナなどが必要で、いずれもうちにあるのは素晴らしい。ちなみに電動ドライバーを使おうと思ったが、電極部分に緑青がわいて動かなくなっていた。電動ドライバーは便利だけれど、今後どれだけ使うのかわからない。買うか買わないか、迷う。電気工事士の免状が来たら記念に買ってしまおうか。



壁があるから90度までしか開かないが、この状態でとまり、ちょっと締めようとするとあとはスーッと閉まっていくように調整したけれど、まだちょっとぎこちないです。



雨戸の戸車も自分で取り換えたし、網戸も自分で貼り換えたし、こういうことはできるんです。
今度は部屋の壁の電気スイッチとコンセントを交換する予定で、電気工事士の免状が来たら、合法的にやります。
| 日記・つぶやき | 15:16 | comments(0) | - |


TポイントがVポイントに統合するけど
一世を風靡したTSUTAYA(CCCMK)のTポイントが2024年4月22日から三井住友銀行系のVポイントと統合される。Vポイントは三井住友VISAのVらしく、VISAカードは別途所有しているが、三井住友のではないので、Vポイントとは無縁のようだ。



Tポイントは会社横断型のポイント制度の先駆として、TSUTAYAでDVDなどをレンタルするには会員証としても使われており、さらにドラッグストア、ガソリンスタンドやコイン駐車場にまで広がっていた。

TポイントとVポイントの統合の目的は、特定の経済圏に縛られることなく自由にポイントを貯めたり使ったりできるポイントサービスの実現で、Tポイントの会員数は1億2,600万人、Vポイントの会員数は2,000万人。
2つのポイントが統合されることで、会員数は1億4,000万人となり、楽天ポイントやPontaポイントを上回る最大規模のポイントサービスになる。
会員数のはるかに少ないVポイント側がTポイントを取り込む形なのは何を物語っているのだろう。

これを機に、3月31日でTポイントからPayPayポイントへの交換ができなくなるし、いくつかの変化が生じる。

・これまで溜まっていたTポイントはそのままVポイントとして使える(1ポイント=1円)。
・これまでのTポイントカードはVポイントカードとして使えてVポイントがたまる。すでにTポイントがいくつか溜まっているならそれに加算される。
・4月22日からは、すき家・なか卯・はま寿司・COCO'Sなども加盟店になる。つまり加盟店が増える。
・さらに、世界中のVisa加盟店でもポイントが貯まるようになるため、これまでよりポイントが貯まりやすくなるが、あのTポイントカードを海外の店で見せても???だろうから、VISAカードで貯めるしかないだろう。

・これまでTカードとVポイントをそれぞれ利用していた方は、Vポイント側のアプリから連携手続きができる。
自動で連携されることはないため、ポイントをまとめたい場合は必ず連携手続きを行うこと。連携手続きの方法は、4月頃に案内される予定。
・統合後のポイントの有効期限は、Tポイントの有効期限に統一される。Tポイントを利用していた方は、これまで通り「ポイントの最終変動日から1年間」の認識でOK。

・ポイント交換はPayPayのようにできなくなるところもあるので、必要なら3月中に済ませること。

私は三井住友銀行は利用しているけれども、三井住友カードではないため、Vポイントについてはまったく認識がない。
また、Tポイントを意識して溜めてはいない。いちおう、お店でTポイントが使えるところを見ると、私が行きそうなのはこんなところだ。



TSUTAYA⇒レンタルがなくなっていく機会はほとんどない。
ファミリーマート⇒R(楽天)ポイントが使えるのでそれでよい。
エネオス⇒R
ウェルシア⇒行かない。
マルエツ⇒行かない。
ガスト⇒Rやdポイントが使えるのでそれでよい。
吉野家⇒R

ということで、実害はほとんどない。

今Tポイントが7783ポイントほど溜まっており、これをそのままVポイントとして使い続けるか、ANAのマイルに交換するか、考え時だ。



そのANAマイルは3月末からどんどん失効していき、今月中に特典マイル航空券で出かけることはないので、ANAスカイコインに1万マイルほど交換すれば、今なら0.2加算されるから12000円分のスカイコインになる。夏頃の旅行で使うしかない。
ANAはVポイントになってもTポイント同様に交換できるみたいなので、交換するならちょっとあとでもいいか。少なくともスカイコインへの交換が先だ。
あるいは、ファミマでもVポイントとして使えるのだろうから、慌てて交換したり無駄な消費をしないほうが良いと思う。



それと、気になるのはTポイントカードはアプラスのJCBカードでもあるのだが、ただの一度もクレジットカードとして使っていない。



先日、利用明細書を郵送で受け取る手数料を値上げするとメールが来た。
セゾンカードは利用が0円なのに、0円という明細書を郵送してきて手数料を取ったので頭に来た。アプラスはどうなのかとFAQやチャットをしてみたが、これがあまりにバカなチャットで、話がかみ合わない。電話連絡もつながらない・つなげない。
できればクレジットカード部分だけを解約してTポイントカードとしては使い続けたいのだが、どうやらダメらしい。

であるなら、これを契機に溜まっているTポイントをすべて交換するなどして、Tポイント自体を辞めてしまう、あるいはTポイントカード(Vポイントカード)だけのクレジット機能のないカードを持とうか、とも考えている(たぶんスマホアプリになってプラスティックカードはないのでは?)。
今のところ、アプラスから0円の利用明細書(手数料132円)は来ていないのだが、気になる。
| 日記・つぶやき | 10:09 | comments(0) | - |


世田谷美術館 美術家たちの沿線物語 小田急線・京王線
世田谷区に文化人はいくらでもいるが、世田谷美術館が区内を走っている3つの民鉄、東急、小田急、京王の、それぞれ沿線に住んでいる美術家たちの交流と作品を紹介するとても面白い切り口の美術展を開催している。
東急はすでに終わり、現在は小田急線篇と京王線篇だ。4月7日まで。



世田谷美術館は私が「世田谷区のメトロポリタン美術館」と呼んでおり、場所は「世田谷区のセントラルパーク」の砧公園にある。すでに早咲きの桜が咲いており、これは蜂須賀桜という品種らしい。



東急の時も行けばよかった。田園都市線・世田谷線篇が2020年冬から、大井町線・目黒線・東横線篇が2022年春から初夏に開催されていた。
それぞれの沿線に住んでいた芸術家を紹介していた由。



入口のロビーには世田谷区とそこを走る鉄道の地図があった。



シニア料金400円。通路を通っていくが、その通路の両側に、内部でも展示されていたかつての鳥瞰図が拡大されて貼り出されていた。これを見ただけでもう十分お腹いっぱい。

玉川電鉄、今の東急世田谷線。


東京急行電鉄、今の東急。


小田原急行電鉄、今の小田急電鉄。


京王帝都電鉄、今の京王電鉄。


私鉄経営のセオリー通り、大都会と郊外の観光地を結んでいる。

中の展示は撮影禁止だったが、「成城学園前駅から喜多見駅あたり」と、路線の駅を区切って、そこに住んでいた美術家の作品や、仲間たちとの交流が展示されていた。

平塚らいてうは美術家ではないが、作家として砧(成城付近)に住んでいたらしい。小田急線は昭和2年(1927)に開通したが、それ以前は歩いて京王線(大正2年1913年開通)の烏山駅まで歩いて都心に出ていたらしい。小田急開通後も見渡す限りの荒野であった。

沿線の作家の絵や彫刻、本(装丁)などが展示されており、入り口で図録ではないが本展示の小冊子をいただいた。



これは展示の中で使われていた説明書きを抜萃したもので、展示の時にメモをしたくなったほど、沿線の開発当時や芸術家たちの物語が書かれていたものだ。これはちゃんと読まないと。



地図の裏面は酒井忠康館長のお言葉。



それにしても、世田谷になぜこんなに多くの美術家たちが住み、そして密接な交流を行うことになったのか、その歴史的な経緯については、ここでは詳しく論じることができませんが、要約していえば、関東大震災の後の復興とともに東京の郊外へと鉄道が伸びていき、同時に宅地の開発が進んだこともその一因にあったということではないかと思います。

いずれにせよ、この「美術家たちの沿線物語」展というのは、いかにも世田谷美術館に相応しく、また将来の美術館愛好者たちのコアとなる大切な役割を担っている企画と称してもいいのではないかと 私は思っています。

と同感するけれど、この鉄道沿線で切った切り口は、酒井館長は鉄っちゃんではないかと推察します。

とてもいい展示で、駐車時間オーバーで鑑賞してしまいました。ありがとうございました。
| 日記・つぶやき | 20:19 | comments(0) | - |


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