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日本国紀 百田尚樹著 を読了 素晴らしい日本人とそれを貶める日本人
人気作家の百田尚樹氏によるわが国の通史である「日本国紀」を読んだ。

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私は理系だったが受験科目に「社会」があり、地理・世界史・日本史の中から日本史を選んでそれなりに勉強をした。ほとんど忘れたが。
私たちは何者なのか」というコピーがついているが、むしろ、これまでの日本通史は誰が何のために教えてきたのか、を改めて考えさせられる一冊だった。

この本を書くきっかけは、アメリカの弁護士であるケント・ギルバード氏から「アメリカの子供たちはアメリカの歴史を学ぶとアメリカが好きになる」という話を聞かされ、今の日本はまったく逆だけれど、本質的に日本人はすばらしいのだから、だったら自分で歴史書を書こうと思ったからだそうだ。

発売前からツイッターなどで話題になっており、今でもAmazonで「本」の中のベストセラー1位を獲得している。あの、愛国心の強い百田氏だからこれまでの日本史では語られてこなかったことまで語られているなと思ったが、まさしくそうだった。

彼が、こんにちの日本史教育、ひいては日本の社会構造を決定付ける要因を二つ揚げている。
それは「言霊(ことだま)主義」と「WGIP(War Guilt Infomation Program=戦後の占領軍がおこなった戦争への罪悪感を日本人に植えつける施策)」であるという。
それがため、日本人は日本や日本人を悪く思うのだと。

こんにちのわが国の歴史観や特に外交的な施策は、「事なかれ主義」「中韓におもねる」「馬鹿な善人」であると私は思っている。
まず言霊主義とは「(悪いことが)起こらなければいいと、それを口にしない、考えない」ことである。「(悪いことを言えば・思えば)たたられる」という表現があるがまさにそれである。
たとえば「戦争には負けない」「原発は事故を起こさない」との前提で、空母が沈められたり戦争に負けたり、原発事故が起きたりの最悪のケースを想定してこなかった。そのため、その最悪のケースがおきると何もできなかった。
映画「シン・ゴジラ」の中でも悪いことを避けてきた軍部の比喩が出てくる。

WGIPは日本人が二度とアメリカに楯突かないように、「いかに自分たち日本人はおろかで悪事ばかりしてきたのか」という罪悪感を植えつける施策である。最大のものは極東軍事裁判で、罪刑法定主義なのにもかかわらず、戦争当時になかった罪を作り上げて戦犯たちを処分した。一般庶民に対しては、戦後間もないころのラジオ番組「真相はかうだ」で、日本政府が戦時中にしてきたことをときに捏造まで含めて広報活動をしたり、戦時中は反日分子として日の目の当たらなかった共産主義者を起用して、東大をはじめとする学界に君臨させた。
さまざまな面でGHQにさからうと大変なことになると思い知らせ、さからえないようにした。

といういようなことは習ってこなかったし、そもそもの教師側が日教組で共産党だから、反日教育を盛んにしたわけだ。反日教育の洗礼を浴びた団塊世代が60年代から70年代の学生運動を起こし、団塊ジュニアたちは朝日新聞の反日報道を利用し始めた中国や韓国に対して罪悪感を持つようになったし、団塊孫たちもそれに倣っているのだろう。

しかし、百田先生はアジアの中韓以外の国は日本を尊敬しているし(私も現地に行ってそう思う)、いにしえから礼儀正しく勤勉で、奇跡のような復興を何度も遂げてきたのだから、占領軍の自虐的歴史観を捨てるべきだろうと訴える。
百田先生が本当に書きたかったのは明治維新後、あるいは大東亜戦争後の部分ではないかとさえ思う。むろん、南京大虐殺や朝鮮人従軍慰安婦はなかったし、どちらも朝日新聞のプロパガンダを中韓が対日政策として利用しているのだ。

ともあれ、これまで教えてもらえなかった日本史を知れるし、多くの人に読んで欲しい書だ。

  
| 読書 | 18:10 | comments(0) | - |


札幌の正解 BRUTUS
マガジンハウスのブルータス(BRUTUS)の今発売している881号は「札幌の正解」特集。

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一言で言えば最新の札幌ガイドだ。どちらかと言えば男性誌が札幌の特集をするのは珍しいのではないか。

この雑誌を読んで愕然としたのは、紹介されている店が、私の知っている店がほとんどなくて様変わりしていること。確かに札幌は1年以上行っていないのだが、こうも変わってしまったか。おそらく新店ラッシュなのだろう。

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ラーメンのみならずカレーやちょいと高めのデートに使える店など、豊富に紹介されている。

施設も、いわゆるコテコテの観光施設ではなく市民が日常的に使っている店やばかり。それでいて市民のための雑誌作りではなく、あくまで訪問者のためのつくりになっているのがすごい。

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北海道大学も、建物そのものにフォーカスした紹介になっている。総合博物館だけでも内部の展示施設なら数ページ割けると思うが、ここでは大規模RC造建築と、さらりと紹介されているに留まる。

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うれしいニュースとしてはぎょうざカレーの「みよしの」が東京進出を考えていると言うこと。これは楽しみだ。
そしてここに紹介されている店や施設の一つ二つにでも、早々に訪れたい。

  

| 読書 | 17:59 | comments(2) | - |


イザベラ・バードを鉄道でゆく 新にっぽん奥地紀行 芦原伸
元「旅と鉄道」の統括編集長で、今も精力的に紀行を続ける芦原伸氏が「旅と鉄道」に連載していた<イザベラ・バードを鉄道でゆく 新にっぽん奥地紀行>が単行本になったので、連載中から愛読していたため購入した。

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まずイザベラ・バードについてだが、日本がやっと開国した明治11年(1878年)に日本を訪れ、東京から北海道までを旅して「日本奥地紀行」を書いてベストセラーとなったイギリス人女流紀行作家である。ちなみに彼女は李朝朝鮮も旅をしている。

私は北海道が好きだし、旅も好きなので、開国間もない明治のニッポンがどのような姿だったのか、そこに一人で旅行をした外国人女性はどういう人だったのか、興味があったからずいぶん前に「日本奥地紀行」を買って読んだ。

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なにしろ道路はあるだけいいほうで当然、未舗装。宿は雑魚寝で蚤シラミ馬が小便を垂らすような環境。幸いにも通訳兼ガイド兼下男のような伊藤鶴吉クンを雇い、荷台に荷物を載せて馬で曳いて旅をした。バードの紀行文はまさにタイムカプセルを開けたような140年前の日本に旅立たせてくれ、たいへん興味深かったが、芦原氏はバードの足跡を主に鉄道を使って旅をして、現代と過去を行き来したのだ。
いろいろな旅があるけれども、大昔の紀行文をなぞって当時はなかった鉄道で旅をするのは何とも粋だと思った。

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芦原氏は鉄道のみならず歴史への造詣も深く、バードの抽象的な文章以上に往時の状況をわかりやすく説明してくれている。これが種村直樹氏だったらそもそもこんな旅をしないだろうし、しても結局鉄道主体の文になるだろう。

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それにしても、イザベラ・バードの資金源はなんだったのだろう、そして極東の僻地のさらに僻地を目指した情熱はなんだったのだろうと思う。それだけにバードの紀行は今となっては大変貴重だし、だからこそそれをなぞらえる現代の旅があってもよいと思うのだ。

  
| 読書 | 19:09 | comments(0) | - |


大家さんと僕 カラテカ矢部太郎著 手塚治虫文化賞短編賞受賞
ガリガリで冴えない芸人の矢部太郎(カラテカ)が、住んでいる家の大家さんとの交流を描いたマンガ「大家さんと僕」で手塚治虫文化賞短編賞受賞を受賞した。これは芥川賞の又吉直樹みたいに年末の紅白歌合戦のゲスト審査員に選ばれるかもしれない。

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週刊新潮に連載されているマンガで、矢部太郎が漫画を描くのは初めてとの由。絵はいわゆるヘタウマだが、ストーリーの間の取り方が絶妙だ。ここはさすがに漫才師だと思う。

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あまり売れていない、いじられ役の矢部太郎は、一軒家の外階段で上がる二階に引っ越してくる。大家さんに挨拶をすると「ごきげんよう」と返事が返ってくる上品な老婦人だった。もちろん矢部のことは知らないが、不動産屋からテレビに出ている人と聞かされており、俳優と勝手に勘違いしてくれている。

大家さんは何かと矢部に気を遣い、お茶に誘ったりしてくれて、そのうち親しくなり、一緒に九州まで旅行をしてしまう仲だ。

ストーリーはほぼ実話で構成されていると思う。
「終戦の年に17歳」という大家さんは昭和3年(1928)生まれで今年90歳になるはずだ。「マッカーサーがタイプだった」「入院先の病室で患者の老婆同士が軍歌を歌う」などと、なにかと昔の話が出てきて、それが矢部とのギャップになり、そこに笑いとペーソスが生まれる。もう先がないという会話ばかりで矢部はどう答えてよいかわからないが、大家さんは頭ははっきりとしており、昔のことはよく覚えている。今のことは何も知らない。

大家さんは短い間結婚していたことがあるらしいが、子供はおらず二階に住んでいた兄は他界して、今はときどき親戚やヘルパーさんが見える程度。だから兄の部屋だった二階に住んでいる矢部がもっぱらの話し相手だ。

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ほのぼのとした大家さんの性格に、これまたほのぼのとした矢部の性格が入り混じって、ほかでは得られない人と人との情が生まれている。

昔はこういう間借り人と大家との交流も多かったと思うが、今ではすっかりビジネスライクなアパート経営になってしまった。
矢部太郎と大家さんの交流がいつまでも続くことを祈って止まない。

  
| 読書 | 20:50 | comments(0) | - |


小田急関係の本を自由価格で販売
地元の書店で鉄道関係の本が半額程度の自由価格で販売されていたのでここぞとばかり買ってきた。

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小田急線 沿線の1世紀」は2009年の発売で、かつて図書館で借りて必要なところをコピーしたことがあるほどの価値ある本だ。

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車両やきっぷ、各駅の様子を、大判の写真を豊富に使って、パラパラめくるだけでも楽しい。
2017年に新装復刻版が出たみたいで、それで前に印刷したものを安くさばいているようだ。

小田急今昔物語」は2014年の発行。著者の生方良雄さんは小田急の生き字引みたいな人で、「沿線の1世紀」の監修もしている。

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こちらはどちらかというと車両中心で、よくも長い年月にわたって記録し続けているものだと感心する。私も肉眼で変わりゆく車両を直接見ているのだが、撮り鉄じゃないのでいちいち撮影はしていない。身近なものでも長い歳月続けることが、とても大事だとわかる。誰にでもできるが、実際にできるものではない。
もちろん、今からでも遅くないけれども、今からじゃなぁとあきらめてしまう。

そして「鉄道廃線めぐり」。
これは小田急というわけではないが、一緒に並んでいた。
廃線本は多数あるけれども、この本は国鉄以外である。渡し船も対象になっている。

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今、廃止が決まっている三江線に乗り鉄が殺到して貴重な地元民が迷惑をしているようだが、廃止になるといかにむなしいかがわかる。

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中には半額以下の本もあって、このくらいだと求めやすいけれども、これじゃ商売にならないんだろうな。
ロングテールで発行後5年経ったら半額で売り出すみたいなことをしてくれるといいんだが。あるいは電子書籍化でもいいが、電子化する自体に金がかかる。
でも、捨てるのはもったいなさすぎる。本の価格形態は独特だけれど、Amazonマーケットプレイスなんかにやられてしまうよりは、リアルな書店で新品を安く売ったほうが互いのためになると思う。

  
| 読書 | 14:24 | comments(0) | - |


JTB時刻表がモデルチェンジ 索引地図を変更
時刻表を手元に置かなくなって久しい。
学生時代は適宜購入していたが、その後は山のように積み上げられていて無料でもらえる会社だったので、WEB全盛とかに関係なく購入する感覚がない。

10月25日発売の11月号から巻頭の索引地図が変わったらしいので、図書館でチェックしてきた。



巻頭索引地図は路線や駅名の脇にページ数が書いてあり、これを使うと目指す路線の時刻表が簡単に開ける。

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私鉄も全駅掲載となった。書体もユニバーサルデザインフォントだ。

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ほかに「周遊指定地」の緑色の部分は周遊券制度がなくなって「周遊おすすめ地」との表現になっていたが、「おもな観光地」になった。そもそも、周遊券は死語であろう。知っている人はどれだけいるのか。「周遊券の旅」とか「ミニ周遊券とお寺の宿」などの書籍もあったが…。

地図は見易さのほかに見慣れているかどうかもポイント。JR時刻表はなじみがないので観にくいけど、それと同じで今は目がなれていない。

けれども、北海道は函館付近の渡島半島部分に札幌市営地下鉄と路面電車を配したので、渡島半島が犬が片足をあげてションベンをしているような無様なカタチになった。いかがなものか。

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これが以前の北海道。

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そのうち北海道ページがなくなるかもしれんが。

喜ばしいのは、4月号からだったらしいが、国際線航空ダイヤが再掲載されたこと。昨年、ページ数が増えて国際航空時刻表部分が廃止になったが、やはりインバウンド・アウトバウンドが盛んなのだろう、復活した。

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そのかわり、JTB協定旅館ホテル連盟会員施設ページがなくなり、駅前のビジネスホテルのリストになった。
J旅連は長年の取引関係にあり、ある意味圧力団体でもあるし、地元の名士も大勢いるのでこれを削除するのは相当なやり取りや抵抗があったのではないか。それを推しての国際航空時刻表である。

今では時刻表はネット検索で済ます人がほとんどだろうが、たとえば東京から外房線で千葉の茂原に行くような、経路がいくつもあったり、行先がいくつかあるような路線では「表」になったもののほうがわかりやすい。

新幹線でも、あとから発車しても途中で追い抜く高速タイプもあり、やはり書籍の時刻表やネットでも表形式になっているほうがわかりやすい。

  
| 読書 | 20:37 | comments(0) | - |


ゴールデンカムイ 第11巻発売 野田サトル
明治期の北海道を舞台とした、日露戦争の生き残りとアイヌの少女の冒険を描いた、野田サトルのマンガ「ゴールデンカムイ」の第11巻が発売された。

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これまでの10巻はすべてAmazonKindleの電子書籍で読んでいるので、11巻もKindleで読む。ただし発売は1か月遅れの9月18日なので、ちょっとお預けだ。

この漫画が素晴らしいのは、明治期のアイヌの姿が活写されていることだ。たいていの場合、アイヌは不幸の象徴として描かれるが、それが一切ない画期的なマンガ(というか小説も含めたコンテンツとして)。そしてアイヌの暮らしである狩猟や撮った動物や木の実などを使ったアイヌ料理がとてもおいしく描かれている。食べてみたいが現代では食材の調達がかなり難しい。ラッコ料理なんてないだろ。

一方で、物語はアイヌが隠した金塊を多くの人々が追い続けるので、どうしても殺人が多くなる。さすがに当時も警察は力があったと思う。

ところが、とてもTV化は無理と思っていたが、アニメ化が決定した。おめでとうございます。放送局などはまだ公表されていないので、OVAとか昔のU局やCSかもしれない。

しかし、半分、アニメや実写では見たくないのが本音だ。どうしてもマンガの迫力やテイストが薄まる気がする。グロいシーンが放送コードで薄まるのではないか。



刺青の皮膚をはがしたり熊に食われたりするので。

そして物語はいつ、どう終わるのだろう。ストーリーは、主人公たちが網走監獄までたどり着き、金塊の秘密を知る謎の人物に会いに行く直前だと思うけれども、さらに新しい人物が登場したりで、金塊のありかに至るまで当分続きそうだし、その金塊も一筋縄ではいかない気がする。
となると、アニメで先にネタバレするか、あるいはアニメは結末までいかないで第1部終わりになるか、中途半端な気がするが、当然そこまで考えて作っていると思うので、楽しみに待つしかありません。

  

| 読書 | 21:19 | comments(0) | - |


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