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#沈黙の艦隊 東京湾大海戦をアマプラで見る
昨年の10月、映画館で「沈黙の艦隊」を鑑賞してきたのだが、話が尻切れトンボでまだまったく結論がでていないじゃん、ミッションインポッシブルみたいに続編があるのか、と思っていたら、違った。
Amazonプライムで劇場版の"詳細版"と続きの「シーズン1 東京湾大海戦」全8話が配信されるのであった。つまり映画館で金を出して2時間の“予告編”を見させられた気分。
ちなみに「ゴールデンカムイ」もWOWOWが続きを配信するらしい。そういう映画の作り方になってきた。



折しも、今年の2月でAmazonプライムの期限が切れて、解約しようかと思っていたのだが、そのまま続けた。

ちなみに、Amazonプライムを解約するぞと言うニセメールはよく来ます。



解約時期が近づいて、本物の解約予告メールはどうなんだと思っていたら来ませんでした。メールが欲しい人はその設定をしなければならないのです。



恐るべきAmazonというか、ニセメールと言うか、メールが来るのがニセです。いちおう、今度はメールを受け取る設定をしたので来年のお楽しみ。



アメリカの原子力潜水艦シーバットを日本の海上自衛隊が極秘に運営する計画は、シーバットの艦長に任命された海江田四郎(大沢たかお)がシーバットを乗っ取り、独立国「やまと」を宣言する。「東京湾大海戦」は日米間の緊張が高まり、首脳会談が開かれるが平行線に終わる。



アメリカはシーバットを沈める作戦に出るが、逆に第3艦隊の空母「エイブラハム・リンカーン」がやまとの魚雷攻撃で沈没してしまう。



アメリカは怒り心頭で「やまと」およびそれと同盟を結ぶ日本(海自)に対して戦闘をしかける。果たして勝敗の行方は?

で、北朝鮮がいい例だけれど「核を持っている」こと自体が戦争の抑止力、特に攻撃からの抑止力になると言うことだ。日本も考えたほうがいい。

続編シーズン2の制作・配信が発表になり、原作で行くと「やまと」はニューヨークに行くのだが、映画ならではの変更もあるだろうし、いずれにしても楽しみです。
| 映画・テレビ | 09:40 | comments(0) | - |


#ちむどんどんロケ地 通学路とバス停に行く
2022年上期のNHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」は、整合性がなく偶然のご都合主義の積み重ねで、#ちむどんどん反省会 のハッシュタグが公式を上回り、多くの視聴者からサイテーの評価を受けた。「本土復帰からの歩みを描く笑って泣ける朗らかな、50年の物語」とのことで、50年前に高校生だった暢子たちは、最終回では70代になり、白髪のヅラをかぶってオールメンバーが出てきた。

さらに、中の人のヒロイン暢子の黒島結菜と、その相手の青柳和彦役の宮沢氷魚が同棲して子供までできたのに籍を入れないことも、子供がかわいそうと炎上した。



さて、先週沖縄に9年ぶりに行って、行ったついでにちむどんどんロケ地を巡った。
おまえ、サイテーと言ってる割にはこだわっているな。怖いもの見たさです。

とにかく雨で思うように動けず、景色もきれいに見えなかったのが残念。

ある観光施設にはNHKのちむどんどん本が置いてあったから、沖縄では絶大な人気なのだろう。



まずはタイトルバックの備瀬のフクギ並木




暗くてじめじめしてイヤな雰囲気だったが、全部雨のせい。

場所はこちら。名護市の北部の本部町にある。



続いて、暢子たちの通学路になっている沈下橋。名護市の天仁屋にある。



アングルがよくないですが、ここです。



地図はこちら。ものすごい辺鄙なところで、道路から路地を川に向かってぐんぐん下っていく。



ちむどんどんの暢子たちの最寄りバス停。天仁屋のサトウキビ畑の中にある。ここは広い道路の曲がり角に案内の看板が立っていた。



このバス停です。もちろんセットで、バスは来ません。



あらかじめマップコードを調べているので、この看板がなくても行けますが、畑の中です。



時刻表はなく、「西山原 琉球南北バス」の丸いバス停。



撮影時はフェンスがなかったが、フェンスができた。というか、復帰前後の雰囲気を出すために一時的にフェンスを外していたのかもしれない。



ここは通常は車の往来がないので、農耕車を止めればこの手の撮影は問題ない。

暢子と母優子の写真がコカ・コーラのベンチに貼ってあったが、撮影はコカ・コーラでやるわけにいかず、青いボロいベンチです。



地図はこちら。ググストにバス停が映ってます。



最後に場所は全然違ってさいたま市のレストラン ジャルダン・ド・ヨノ。これは那覇のレストランとして登場した。



食事をしたけど、普通の味でした。

ヨノ

場所はこちら。



このほか、放送で印象的だったシークワーサーの木や学校、共同売店なんかがどこかにあります。
行ってみたいか、みたくないか。
| 映画・テレビ | 18:01 | comments(0) | - |


RBC琉球放送 琉球歴史ドラマ「阿麻和利(あまわり)」
RBC琉球放送が70周年を迎え、沖縄セルラーの提供で琉球歴史ドラマ「阿麻和利(あまわり)」を放送している。全3話。



阿麻和利は沖縄県民であっても、移住者は知らないのではないか。15世紀の琉球のダークヒーローだ。こう書くと異論があるかもしれない。かつては悪の印象が強かったが、最後のヒーローとも呼ばれ、賞賛されることもある。

15世紀の沖縄。北山、中山、南山の3つに分かれており、それぞれ按司(あじ)と呼ばれる豪族が治める三国時代が続いてたが、1429年に中山が統一して琉球王国が誕生した。1458年に勝連城を拠点とする按司の阿麻和利が乱を起こしたが鎮圧され、中央集権国家としての体制が整った。反乱者であるため、後世の歴史では「悪」とされているが、革新的な野望を持ったヒーローとも称される。

現在は勝連城跡として世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」になっている。よく世界遺産になったものだ。



場所はこちら。



うるま市にあって、世界遺産になってかなり整備されて、あまわりパークという展示施設を核とする文化施設群を造る計画がある。



この施設はかなり力が入っていて、かつての勝連城の模型や、



阿麻和利についての展示もあるけれど、いかんせん、知名度は低いのが残念で、今後の広報を期待する。



RBC琉球放送は1954年10月に沖縄の民間初の民間放送として誕生して、それを記念して琉球歴史ドラマ「阿麻和利」が放送されている。2月7日が第1話で、14日2話、21日第三話でおしまい。



東京でどうやって見るか、さすが21世紀はTVerで見られる。で、見てみました。



沖縄が舞台のNHK大河ドラマは1993年に「琉球の風 DRAGON SPIRIT」があったけれど、16世紀からの阿麻和利のあとの秀吉の時代で、だんだんと島津藩に組み込まれていく苦難の歴史を描いていた。地政学的に、沖縄はいつも苦難の歴史だ。

CGで再現された勝連城。建物は本土の天守閣のようなものはない。



実際に城跡でも撮影されている。



番組の終わりに研究者が説明をする。大河ドラマのゆかりの土地を訪ねるようなものか。




阿麻和利の研究自体が未成熟のため、ドラマはかなり脚色されているはず。中身がタルかったので第2話以降はもう見ないと思う。
しかし勝連城跡は高台にあって海を臨むいいところなので、沖縄観光をするなら一度は訪れるのをお勧めします。



沖縄の地上波テレビはNHK2波のほか、民放は3局なんですね。
カーラジオをずっと聞いていたけど、ウチナーグチ(沖縄方言)が多くて楽しめた。ラジコで聞きますか。
| 映画・テレビ | 12:52 | comments(0) | - |


映画「ゴールデンカムイ」を鑑賞する
漫画本が絶賛された「ゴールデンカムイ」が実写映画化され、鑑賞してきた。



舞台は気高き北の大地・北海道、時代は、激動の明治末期―。

日露戦争においてもっとも過酷な戦場となった二〇三高地をはじめ、その鬼神のごとき戦いぶりに「不死身の杉元」と異名を付けられた元軍人・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく、北海道で砂金採りに明け暮れていた。 そこで杉元は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男「のっぺら坊」は、捕まる直前に金塊をとある場所に隠し、そのありかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させた。

囚人の刺青は全員で一つの暗号になるという。

そんな折、野生のヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。「アシㇼパ」という名の少女は、金塊を奪った男に父親を殺されていた。金塊を追う杉元と、父の仇を討ちたいアシㇼパは、行動を共にすることに。

同じく金塊を狙うのは、大日本帝国陸軍「第七師団」の鶴見篤四郎中尉。日露戦争で命を懸けて戦いながらも報われなかった師団員のため、北海道征服を目論んでおり、金塊をその軍資金代わりに必要としていた。

そして、もう一人、戊辰戦争で戦死したとされていた新撰組の「鬼の副長」こと土方歳三が脱獄囚の中におり、かつての盟友・永倉新八と合流し、自らの野望実現のため、金塊を追い求めていた。

杉元&アシㇼパVS.第七師団VS.土方歳三。
気高き北の大地を舞台に、
三つ巴の埋蔵金争奪!サバイバル・バトルが今、始まる―――!!




私は原作すべてを電子本で読んでいる。
スケールが大きいので実写映画化はどうかと思ったが、見事に、いや、原作以上に原作の素晴らしさを引き継いで、映像化された。まさに見るべき映画だ。
なお、アニメはTVで放送されており、第三シリーズが終わり、最終の第四シリーズがまもなく始まる。

まず配役が素晴らしい。まるで漫画から抜き出してきたようなキャラクター造詣だ。



主人公杉元佐一役の山崎賢人。鋭い眼光の原作とは違うが、杉元だ。



アシパ役の山田杏奈が実にぴったりくる。特に下馬評ではアシパ役は10歳くらいの子供の設定のため、小柄な橋本環奈が演じるのかと言われていたが、山田杏奈で正解だ。なお、子ども時代のアシパも出て来る。
最後のオソマ(ウンコの意味だが、実は味噌のこと)を食べる表情は、まさに漫画のソレ。



怪演は鶴見中尉役の玉木宏。特殊メイクに演技が加わり、鶴見の変態性が良く出ていた。



土方歳三役の舘ひろしも漫画から抜け出たよう。



ストーリーは原作の初期の部分で、主に小樽が舞台。といってもどこかに雪の降る前にアイヌコタンのオープンセットを建てて雪が積もるのを待ち、その後撮影したわけだから、多くは1年前に撮り終えていたのだと思う。明治末期の街並みは札幌市郊外の「開拓の村」で撮影された。

物語は実にテンポよく進み、無駄も冗長もない。原作を読んでいる者にとっても満足度の高い作品になっている。
全体のグレーディング(カラー調整)が絶妙で、雰囲気を醸し出す技術力もすごい。

佐一がなぜ金塊を求めるのか、漫画は最初に出てくるのだが、映画は最後に明かされる。そして「不死身の杉元」の謂れとなった二百三高地の戦いは、原作は短いのだが冒頭にかなり長い尺で紹介される。そのため杉元の凶暴性の原体験や友人寅次との友情、金塊を求める意味が、深まった。

ほとんどが雪の中での撮影で、馬橇上の格闘はCGも冴えており、見事だ。
そして、雪の中での羆と狼のレタラとの闘いもCGだろうが、そう思えない毛並みの素晴らしさだ。この作品では動物を傷つけていないと、最後に字幕が出ます。
アイヌ料理も調理方法を含めていろいろ出て来る。アイヌ料理の食レポ。



ストーリーは金塊が見つかるまでは描かれていない。むしろ、ラストにまだ出ていない原作の登場人物らしきそっくりのキャラクターが何人かでてくるから、うがった見方をすれば続編も一部同時に撮影していたのではないかと思ってしまう。バック・トゥ・ザ・フューチャーの2と3がそうだった。

なので、続編も楽しみだ。漫画通りなら4回くらいに分けて映画化されるのではないかと思うが、一部のサイドストーリーを割愛して、続編で金塊が見つかり終わりにしたほうが、総印象はよいと思う。
まだ、楽しみはあります。お預け。
| 映画・テレビ | 09:30 | comments(0) | - |


#ブギウギ スズ子とりつ子の昭和20年の地方公演の旅を推理する
正月明けで放送が再開されたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」。時代はまさに戦時。しかも昭和20年8月である。

笠置シズ子がモデルの福来スズ子(趣里)たちは富山県高岡市に公演に行く。泊まった旅館は藤子屋。高岡市出身の漫画家、藤子不二雄先生から取った名前に間違いない。



しかも新聞には広島に新型爆弾が落とされた記事が出ている。広島に原爆が投下されたのは8月6日だが、新聞などで報道されたのは8日になってからだ。



さてここで、恒例の昔の時刻表でスズ子の高岡行きがどのようになされたか推理する。使うのは、毎度おなじみの日本交通公社(当時は東亜交通公社)の時刻表復刻版だ。
なんと、昭和20年7月号は両面印刷のペラペラの紙で、北陸本線は載っていない。



そこで、いささか便法すぎるが、昭和19年11月発行号を見てみる。



東京から高岡に行くには、上野駅から信越線経由で行く。そのまま直江津から北陸本線を通り、米原や大阪に行く列車があった。昔は本当に便利で楽しい汽車旅ができたと、少なくとも時刻表鉄はそう思う。



この写真では小さくて読めないけれども、上野発21時の米原行き501列車がある。これに乗ると高岡駅には翌日10時8分に着く。1本後の上野発22時50分に大阪行き603列車がある。これなら高岡着12時38分で、どちらかの列車に乗ったと考えられる(これらが昭和20年8月に運転されていれば)。

そして駅から歩いて藤子屋に早めに着いたのだろう。
質素な夕食ののち、翌日の新聞で広島の新型爆弾の記事を読むので、上野駅を出たのは8月6日、高岡に着いたのは7日、神社で公演をしたのは8日と逆算される。



公演後の夕食時のマネージャーの山下達夫の話では、高岡のあと福井と岐阜で公演をして帰京すると言う。金沢には軍隊があるが、戦況が悪くて取りやめになったという。まさに令和6年の今と被る。金沢公演を予定していたミュージシャンたちは、能登半島地震で交通が不便のため、公演中止も多いらしい。

いっぽうで、淡谷のり子がモデルの茨田りつ子(菊地凛子)は鹿児島の海軍基地で慰問公演がある。
二人の公演は交互に紹介されるから、ほぼ同日の同時並行で行われたと思われる。



海軍士官から軍歌を歌って特攻隊員たちの士気を高めてほしいと言うが、茨田りつ子は軍歌は歌えない、歌わない。



やむなく、隊員たちが歌ってほしいリクエストを受け付け、りつ子は「別れのブルース」を歌う。恋の別れが命との別れにオーバーラップする、すごい演出である。



りつ子は7人のバンドを携え、さらに画面には映らないがマネージャーや付き人もいる、10人ほどのグループで移動しているのではないか。ピアノは移動できないが海軍基地の講堂にあるとはすごいことである。



窓の外にはゼロ戦が並んでいる。若干露出オーバー気味で、実際に外にあるように見えるCG合成だ(たぶんグリーンバックで合成)。



隊員たちは「別れのブルース」に感動し、心置きなく死ねると口々に言う。りつ子はこらえきれず、舞台袖で泣くのであった。



さて、気を取り直して、りつ子たちの鹿児島行きを時刻表で調べる。
鹿児島で特攻隊ということは、おそらく知覧に行ったのだと思う。だが当時の時刻表には鹿児島駅までしか出ていないので、とりあえず鹿児島までの行程を推理する。
※知覧は陸軍基地とコメントをいただいたが、いずれにせよ時刻表に主要駅・主要列車しか出ていないので、鹿児島駅までの旅程を探る。

ペラペラの昭和20年7月号は東海道本線、山陽本線、鹿児島本線の主要駅と主要列車の時刻が出ていた。



列車を推定するのに念頭に置かなければならないのは、8月6日の午前8時15分に広島市に原爆が落ちたので、それ以前にりつ子たちは広島を通っている。ほかの公演があったのかもしれないが、東京からいきなり鹿児島に行ったわけではないと思う。
だが、それ以上の推察は無理なので、時刻表に従ってみていく。最初は東海道本線。仮に鹿児島まで直行したとなると、東京駅を8月4日以前に出発したことになる。14時10分に発車する博多行き33列車がある。ほかにも途中で乗り継いで行ける列車もあるけれども、鹿児島まで直行するならこの列車が便利だ。10人分のきっぷが取れるのか、今でも気になるが軍の慰問という大義名分があるから、取れたのだろう。バンド員は別便で行ったとも考えられる。



この列車は岩国あたりで24時間が経ち、博多駅に翌日深夜の23時41分に着く。もうどっぷり疲れているが、これが普通、というよりも当時の世間一般からすればむしろ恵まれた旅である。

博多駅待合室で仮眠を取り、翌朝の7時34分発鹿児島着17時50分の109列車に乗る。



さすがに鹿児島では一度宿に泊まったのだと思う。仮に8月4日に東京駅を出たのなら、鹿児島着は6日の夜で、この日の朝、広島に特殊爆弾が落ちたのは、当時の一般人はまだ知らされていない。

りつ子の慰問先は海軍基地としか出てこないが、特攻隊というから鹿屋・国分・指宿などを思い浮かべる。今でも公共交通機関では行きにくい不便な場所にある。



知覧特攻平和会館(2012年4月24日
知覧特攻平和会館

おそらく、軍の慰問のため、鹿児島駅まで軍のトラックが迎えに行ったのではないか。楽器を抱えたバンド一行がトラックに乗って慰問は、戦後も行われていた。
1988年に入った会社の大先輩から、戦後間もないころ、ペギー葉山らをトラックの荷台に乗せて進駐軍の慰問に行ったという話を聞いて、とても興味深かったのを覚えている。

なお、知覧なら鹿児島駅の手前の国鉄伊集院駅で、当時走っていた南薩鉄道(鹿児島交通南薩線)と知覧線を乗り継いで知覧まで行った可能性もある、とコメントをいただいた。そうかもしれない。そういう想像を広げるのが楽しい。



戦中戦後にかけて、アーティストたちは自分たちの生活のために、時には命を懸けて慰問と言う名の公演活動を行った。地方公演(俗にドサまわり)はどのくらいの収入になったのか、バンド員たちはどの程度のギャラだったのか、ちゃんとした資料があるのかどうか、気になるところだ。
| 映画・テレビ | 11:04 | comments(2) | - |


第74回NHK紅白歌合戦を地上波・BS4K・8Kで見る
12月31日の第74回NHK紅白歌合戦は、旧ジャニーズが一人も出ないで、K-POPのグループがかなり増えた。
時々、Amazonミュージックで最近の曲を聞いていたつもりなのだが、まったく聞いたことのない曲も多く、なんでこれ等の曲が選ばれているのか、毎年不思議に思っているのは私だけでないはず。
今年のテーマは「ボーダーレス」。紅白歌合戦の出場要件に「NHKへの貢献」があるが、他局の番組でのヒット曲も遠慮なく歌唱された。

いきなりステージ上の歌手として初出場の大泉洋が、司会を始めたのはお約束。



司会は、有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波高瀬耕造アナが加わった四人体制。



なんだかんだで大みそか、今年の一年も終わったとの感慨がある。



最初に「新しい学校のリーダーズ」でこいつらは嫌いなのでいきなりチャンネルを変えた。



しばらくして戻ると、アニメ呪術廻戦の主題歌が。キタニタツヤさんはまったく知らない。呪術廻戦も全く見ていない。配信で見るかなぁ。



anoはプッツンキャラでバラエティやCMにひっぱりだこだったので存在は知っている。紅白に出るレベルだったのか。



歳末の街角風景は、このあとの「ゆく年くる年」で中継車を出している場所を活用している。受信料を払うようにとのお願いもあった。



鬼滅の刃からは2曲。新しいシーズンは見ていないので、曲は聞いたような初めてなような。



すとぷり(知らない)は別スタジオでのリアルな演技をCGにして、会場に合成したようだ。有吉は「透明感がすごい」と言っていたが、会場では何が見えていたのだろう。



今回はゲスト審査員にWBC栗山監督や阪神岡田監督がまったくでなかったが(TBSがWBC特番をしたからか?)、阪神優勝は絡めたかったようで、道頓堀から天童よしみが歌った。応援の遠藤章造の「尻は叩かれない」、オール阪神・巨人師匠(有吉の師匠でもあった)が亡くなったアホの坂田師匠の「あ〜りが〜とさん」が盛り込められた。



アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」の「第ゼロ感」を10-FEETが歌い、アニメの主題歌がずいぶん歌われているのは、アニメが日本が世界に誇る文化コンテンツになった証しであり、喜ばしい。このアニメも観ていません。



なぜか水森かおりの「日向岬」にドミノ倒しを歌唱の演出に入れてきて、もはや意味不明。最初の駒を倒したのは、宮崎県出身の俳優堺雅人。TBSのVIVANTが大ヒットしたので、真田丸出演以来のゲスト審査員になった。



山内惠介の「恋する街角」ではとにかく明るい安村らが裸になったが、一人裸にならない芸人がいた。なれない理由があるのか。



ハマイクなんてまったく知らない。どこでこういうのが出て来るのか。



郷ひろみがブレイキンダンスを紹介したけれど、60を過ぎて歌を歌うだけでも重労働なのに、さらに片手逆立ちらしきものをするのは大変なエネルギーと思う。



Official髭男dismは全国の中学生歌唱コンクールの課題曲だったらしく、中学生の歌唱動画をCGで背景にしていた。各中学校から動画を応募したのだろうが、横位置で三脚を使って…と、撮影指導がキチンと入っていた。



ところで8時55分からのインターミッションは地上波はニュースです。


BS4Kは「もういちど日本」の番宣。


8Kは「体感!ようこそ8Kの世界へ」でした。


後半の問題点は三山ひろしのけん玉。10人目までの失敗はやり直せるとのルールだった。



一度、三人目のパンサー尾形が失敗して問題なくやり直し。ところが途中の16番が失敗したのだが、



後ろの17番が気づかないでそのまま続け、ギネスブックの審査員も見落として成功したことになってしまった。



あとで高瀬耕造アナが失敗を告知していたが、ギネス審査員の意味がないだろう。

YOSHIKIの出場はあとになってアナウンスされた。だからなんだというパフォーマンスだった。



ポケットビスケッツとブラックビスケッツの25年ぶりの出場らしく、ビビアン・スーも来日して、変わらぬ声を聴かせてくれた(年を取ると高音からでなくなる)。



テレビ放送71年 特別企画「テレビが届けた名曲たち」では黒柳徹子さんがザ・ベストテンのノリで曲紹介。



寺尾聰さんは黒柳徹子さんが泣いて喜んで同窓会状態。



ルビーの指環」を歌ったが、このあたりからおじさんは紅白にやっとついて来れる。



石川さゆりも何で出てるんだ、の一人。偶数年は「天城越え」、奇数年は「津軽海峡・冬景色」で、青函連絡船もないけれども、舞台は真っ白に。



藤井フミヤが「True Love」を歌ったあと、有吉弘行と「白い雲のように」を歌うのだが、有吉が超緊張しているのがわかる。まだかわいいところもあるんだ。



しかし次のシーンでは着替えが間に合わず、シャツとはだしで出てきてしまった。



ほぼトリ状態だったYOASOBIのアイドル。出場したアイドルたちが踊って、これはよかった。



そしてMISIAの大トリメドレー。龍の造形は北島三郎先生だよ。



誰も関心のない、紅白の勝敗は紅組が圧勝した。



ゲスト審査員、会場、視聴者(データ放送)でのどちらが多いかで判断するが、ゲスト審査員の力はすごい。国民栄誉賞やオリンピック、大河ドラマの主演クラスなので、特別に選ばれた人なのだ。

なんだか知らない人ばかりで、場違いな他校の同窓会に出るとこういう気分になるのか。全国民に共有される歌はもはや出てこないのであろう。

| 映画・テレビ | 11:37 | comments(0) | - |


第74回NHK紅白歌合戦 全曲順・ゲスト審査員・スペシャル企画
12月31日、大みそか恒例のNHK紅白歌合戦。そのすべての曲順とスペシャル企画、ゲスト審査員、にぎやかしの芸人など、およそわかる範囲での出場者です。Amazonへのリンク付き。



朝ドラ「ブギウギ」の趣里に、主題歌のハッピー・ブギとモデルとなった笠置シズ子のヒット曲東京ブギウギを踊り付きで紹介したかったと思うが「スケジュール調整が出来なかった」という理由で趣里は出ない。
この理由はウソで、ほかの理由、例えば母親の伊藤蘭と共演したくないなどの、表立って出せない理由で出ないのだと思う。というのは、趣里は朝ドラしかやっておらず、同じNHKの二大看板の朝ドラと紅白歌合戦のスケジュール調整ができないわけがないのである。大みそかの夜に朝ドラの撮影をしており、ほかの出演者の都合もあるならともかく、そういうことはないのであって、ほかの出演者ともども紅白の舞台に上がるのが当然だからだ。
であるなら、なんで伊藤蘭が出るのだ。キャンディーズ50周年の大義名分はあるけれど、周年を迎える歌手はいくらでもいる。たぶん高音が出ないと思う。
ほかにも、なんでこんなやつがと思う歌手はいくらでもいるけれど、それは毎年のことだ。
今年は今年で楽しみたい。

【司会】
有吉弘行
橋本環奈
浜辺美波
高瀬耕造アナウンサー

紅白歌合戦2023司会者

【グランドオープニング】
fox capture plan

●前半
【紅組】 新しい学校のリーダーズ 初 オトナブルー
【白組】 JO1 2 NEWSmile
【白組】 鈴木雅之 6 め組のひと
【白組】 Stray Kids 初 CASE 143 -Japanese ver.-
【紅組】 Perfume 16 FAKE IT
【白組】 すとぷり 初 スキスキ星人
【紅組】 天童よしみ 28 道頓堀人情
 応援の阪神ファン:オール阪神・巨人 遠藤章造(ココリコ)
【白組】 キタニタツヤ 初 青のすみか
【紅組】 緑黄色社会 2 キャラクター
【紅組】 櫻坂46 3 Start over!
【白組】 純烈 6 だってめぐり逢えたんだ〜NHKプラスver.〜
【紅組】 ano 初 ちゅ、多様性。
 応援:カネオくん 千鳥・ノブ
【白組】 BE:FIRST 2 Boom Boom Back
【紅組】 JUJU 2 時の流れに身をまかせ
【紅組】 NiziU 4 Make you happy
【紅組】 LE SSERAFIM 2 UNFORGIVEN(feat.Nile Rodgers)ーJapanese ver.-
【白組】 山内惠介 9 恋する街角
応援:アルコ&ピース とにかく明るい安村 吉村崇
【紅組】 乃木坂46 9 おひとりさま天国
【白組】 郷ひろみ 36 2億4千万の瞳〜ブレイキンSP〜
【紅組】 milet 4 コイコガレ
【白組】 MAN WITH A MISSION 初 絆ノ奇跡
【白組】 SEVENTEEN 初 舞い落ちる花びら(Fallin' Flower)
【紅組】 水森かおり 21 日向岬〜紅白ドミノチャレンジSP〜
【特別企画】 ハマいく ビートDEトーヒ
【白組】 大泉洋 初 あの空に立つ塔のように

●後半  
【白組】 Mrs. GREEN APPLE 初 ダンスホール
【紅組】 坂本冬美 35 夜桜お七
【紅組】 MISAMO 初 Do not touch
【白組】 10-FEET 初 第ゼロ感
 応援:バスケットボール男子日本代表 富樫勇樹 河村勇輝

【特別企画】「ディズニー100周年スペシャルメドレー」
橋本環奈・浜辺美波「いつか王子様が
大泉洋・大森元貴(Mr.GREEN APPLE) LE SSERAFIM「アンダー・ザ・シー
山寺宏一・櫻坂46・Stray Kids「フレンド・ライク・ミー
生田絵梨花「ウィッシュ〜この願い〜
紅白有志の皆さん「小さな世界

【白組】 Official髭男dism 4 Chessboard
【紅組】 椎名林檎 8 サ~さすがに諸行無常篇~
【白組】 ゆず 14 ビューティフル
【特別企画】 クイーン+アダム・ランバート ドント・ストップ・ミー・ナウ
【白組】 三山ひろし 9 どんこ坂〜<第7回 けん玉世界記録への道>〜
【白組】 星野源 9 生命体
【紅組】 Superfly 7 タマシイレボリューション
【紅組】 伊藤蘭 初 キャンディーズ50周年紅白SPメドレー

【テレビ放送71年 特別企画「テレビが届けた名曲たち」】 
黒柳徹子 
ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツ YELLOW YELLOW HAPPYTiming
薬師丸ひろ子 セーラー服と機関銃
寺尾聰 ルビーの指環

【紅組】 Ado 初 
【白組】 エレファントカシマシ 2 俺たちの明日
【紅組】 あいみょん 5 愛の花
 応援:神木隆之介
【白組】 さだまさし 22 秋桜
【紅組】 石川さゆり 46 津軽海峡・冬景色
【白組】 藤井フミヤ 6 TRUE LOVE
 有吉弘行+藤井フミヤ 白い雲のように
【紅組】 YOASOBI 3 アイドル
【白組】 福山雅治 16 「HELLO〜想望」 紅白スペシャルメドレー
【紅組】 MISIA 8 紅白スペシャル2023 with:Rockon Social Club

【スペシャル】
YOSHIKIとお友達
NewJeans
  
【ウラトーク】  
パンサー
鈴木菜穂子アナウンサー  

【ラジオ司会】
渡辺健太アナウンサー
森田茉里恵アナウンサー
  
紅白ゲスト審査員2023

【ゲスト審査員】  
北口榛花(やり投げ金メダル:パリ五輪内定)
国枝慎吾(車いすテニス:国民栄誉賞)
堺雅人(俳優:TBSドラマ「VIVANT」が大ヒット)
俵万智(歌人・「舞いあがれ!」SNSで話題)
寺島しのぶ(俳優:「どうする家康」のナレーションと春日局)
寺田宜弘(バレエ:「世界が尊敬する日本人100」)
バカリズム(芸人:脚本で受賞)
吉高由里子(大河ドラマ「光る君へ」ヒロイン)

昨年出場して、今年の最初の段階で名前が挙がっていないのは、KinKi Kids、関ジャニ∞、King&Prince、Snow Man、SixTONES、なにわ男子の旧ジャニーズ勢と、King Gnu、Saucy Dog、Vaundy、三浦大知、IVE、ウタ、Aimer、工藤静香、篠原涼子、SEKAI NO OWARI、TWICE、日向坂46ら。

裏紅白歌合戦はこちら
2022年の第73回紅白歌合戦の出場者一覧はこちら
| 映画・テレビ | 15:48 | comments(0) | - |


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