大人の休日倶楽部会員パスが発売されているので、東北新幹線・北海道新幹線・スーパー北斗を乗り継いで北海道・札幌までやってきた。
もともとこの旅行は2016年11月に行う予定だった。留萌本線の
増毛支線が12月5日で廃止されるので、お別れ乗車にまつど観光大使の馬場浩士君と行く計画を立てていた。ちょうど大人の休日倶楽部会員パスが発売される時期でもあった。
しかし、度重なる中国出張の無理がたたり腰痛になり断念した。すでに切符やホテルは予約してあり、みなキャンセルした。
馬場君には一人で行ってもらう羽目になり申し訳なかった。しかも12月21日に馬場君は急死したので、馬場君とのお別れ乗車もできず、残念の三乗くらいになった。
次は今年4月だ。こちらも大人の休日倶楽部会員パスやホテル、帰りの飛行機の予約を済ませていた。しかしクイズの収録が入ってしまい、ほかの人の都合もあってクイズ王がそれをキャンセルするわけにはいかなくなり、北海道旅行をキャンセルした。クイズに優勝したのがせめてもの救いだ。帰りの飛行機はキャンセル料が1万円になり、やむなく
1泊だけ札幌にスカイマークで行って帰りの航空券を無駄にしないで済んだが、どっちが無駄だったのか。
そして今回の発売だ。香港出張と仙台出張が連続したそのあとだったが、決行した。来週はさらなる出張予定があったが、そっちを断った。こうして
半年ぶりに実現した北海道旅行となった。
ちなみにお題は「
北海道廃線候補お別れ乗車の旅」だ。留萌本線や一部の駅が廃止になり、さらなる廃止候補がリストアップされている。一方の私も体力金力の限界を迎え、昔のようにきままに乗りつぶしができない状態だ。
双方のニーズが合致したようなもので、単なる乗りつぶしは今回が最後になると思う。
朝8時20分の<はやぶさ21号>は最速列車のため、発売日の15時に高性能券売機で予約したが窓側はすでに全部売り切れていた。10時の発売開始に大人の休日のじじいどもが買い占めたのだろう。しかたない。
朝食代わりの仙台牛タン麦ごはん。
朝なので軽い食事で十分で、こぶりなこの弁当にしたが正解。麦ごはんで牛タンをサンドしたもので、おいしかった。
はやぶさは全車指定で満席だが、デッキに座り込む人たちがいた。切符が取れず、それでも行かなければならない人たちなのだろう。車掌はどういう切符を売りつけるのだろう。自由席がないのだから、自由席特急券を売るわけにもいかないし、立席特急券になるのだろう。
関東から東北はどんより曇っていたが、青函トンネルを抜けると青空が広がった。
さわやかな良い天気だ。
新函館北斗駅に着いて在来線に乗り換えるが、いつも混雑。いつもって、北海道新幹線の開業日と今日の2回ですが。
昔の渡島大野駅だから、ホームも狭い。列車に乗り遅れるかと思った。
なんとか乗り込み、新函館北斗駅のラッチ内キヨスクで買った
北海道産和牛べこ辯を食べる。すきやき風とそぼろのミックスで、これもおいしい。しかしごはんがサンドみたいに硬くなっていた。どこか、ほかの駅弁にもこのパターンがあったが思い出せない。
大沼と駒ケ岳が見えて、北海道に来た実感がする。しかし新幹線との比較だが、在来線特急は狭いですね。これで4時間座りっぱなしなのだから、よろしくない。
旅のお供にバニラアイスとアーモンドチョコも買い求めた。東海道新幹線のスジャータみたいにカチカチでなくてすぐに食べられた。
そしてJR北海道の客室乗務員はニコニコして余裕をもって対応しており、JR東日本(NE=日本食堂エンタープライズ)のそっけない対応よりもはるかにいいです。JR北海道があんな状態だけれど、自信と誇りを持って車販をしています。客数が違ってゆとりがあると言えばそれまでだけど、プロ意識が違うと思いました。
廃駅となった
美々駅あとを通過。11月は降りる予定だったのだが。
かっこいい女性ライダーが脇の道路を走ってたが、バイクで北海道はもはや体力的に無理だと悟った。
今日は東京から札幌までの移動だけで乗りっぱなしだったけれども、明日からも乗り乗りです。