2018.06.08 Friday
広尾の豪邸 3億5000万円? 売れる
渋谷区広尾は高級住宅街で知られる。
そのなかでもひときわ豪華な邸宅があった。マンションと思うような4階建ての造りだが一軒家だった。
実はこの家のあるじを知っている。都内の地下街の少なくとも2つにネクタイ屋を出すご主人だったが、政治家とも通じ、むしろネクタイ屋は隠れ蓑ではないかと言われていた。ネクタイを売るだけでこれだけの豪邸は建てられまい。
2015年7月10日、この家の前を通ったらなんと売りに出ていた。その額3億5千万円。
バブルがはじけたあとの中古物件とは言え、高額には変わりない。
おそらくは主が亡くなり、遺族もこの家に住めなくなって手放したのだろう。
音楽スタジオやアトリエまであり、お嬢さんが利用していたのか。
そして1年後の2016年8月9日、前を通ったら不動産屋の看板はあるものの金額を書いた立札はなくなっており、ガレージのシャッターは曲がり、表札にはガムテープが貼って隠されていた。
1年間、売れなかったのだ。
だが、2017年11月7日、前を通ったらガレージ部分に白い壁ができていた。中で工事をしているのだろうか。あるいは上層階の内装工事の資材置き場なのか。
主の表札はそのままだったが(モザイク処理をしています)、インターフォンが外されていた。
買い手が付いたのだろうか。
そして2018年6月、新しい表札が出ていた(モザイク処理)。個人名のようでもあり、会社名のようでもあり。
前の表札にかぶせるような表札だ。
白い壁で隠されていたガレージには小型の外車と、門前には自転車が二台止まっている。
まさか3億5000万円ではないと思うが、買い手がついたのだ。
周囲は表札も出していない豪邸が軒を連ねている。この屋敷の新しい主はどのような人でどのような夢を見るのだろうか。屋敷にふさわしい幸せな人生を歩んでほしいと、紀州のドン・ファンと呼ばれた資産家の行く末が報じられている昨今、そう願うのである。
そのなかでもひときわ豪華な邸宅があった。マンションと思うような4階建ての造りだが一軒家だった。
実はこの家のあるじを知っている。都内の地下街の少なくとも2つにネクタイ屋を出すご主人だったが、政治家とも通じ、むしろネクタイ屋は隠れ蓑ではないかと言われていた。ネクタイを売るだけでこれだけの豪邸は建てられまい。
2015年7月10日、この家の前を通ったらなんと売りに出ていた。その額3億5千万円。
バブルがはじけたあとの中古物件とは言え、高額には変わりない。
おそらくは主が亡くなり、遺族もこの家に住めなくなって手放したのだろう。
音楽スタジオやアトリエまであり、お嬢さんが利用していたのか。
そして1年後の2016年8月9日、前を通ったら不動産屋の看板はあるものの金額を書いた立札はなくなっており、ガレージのシャッターは曲がり、表札にはガムテープが貼って隠されていた。
1年間、売れなかったのだ。
だが、2017年11月7日、前を通ったらガレージ部分に白い壁ができていた。中で工事をしているのだろうか。あるいは上層階の内装工事の資材置き場なのか。
主の表札はそのままだったが(モザイク処理をしています)、インターフォンが外されていた。
買い手が付いたのだろうか。
そして2018年6月、新しい表札が出ていた(モザイク処理)。個人名のようでもあり、会社名のようでもあり。
前の表札にかぶせるような表札だ。
白い壁で隠されていたガレージには小型の外車と、門前には自転車が二台止まっている。
まさか3億5000万円ではないと思うが、買い手がついたのだ。
周囲は表札も出していない豪邸が軒を連ねている。この屋敷の新しい主はどのような人でどのような夢を見るのだろうか。屋敷にふさわしい幸せな人生を歩んでほしいと、紀州のドン・ファンと呼ばれた資産家の行く末が報じられている昨今、そう願うのである。