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東芝HD DVD撤退 二択の勝者とは
今朝の各紙朝刊一面は東芝が次世代DVDのHD DVDから徹底すると伝えている。昨夜夕刊ではアメリカの流通最大手ウォルマートブルーレイディスク(BD)に一本化すると報じていたからHD DVDの去就が注目されていた。
それ以前、1月には米ワーナー・ホーム・ビデオがBlu-ray Discへの一本化を発表すると報じていたし、すぐあとに開催された世界最大級の家電の総合展示会「International CES(Consumer Electronics Show)」でも劣勢は明らかだった。
東芝は今週中にも結論を発表するというが、撤退による損失は数百億円になると言われ、月曜日の株価が気になるところだ。

HDはDVDの生産ラインを使えるのが最大のメリット。それによって生産コストを軽減できるのだが、録画時間は短く消費者にとってメリットは少なかった。BDは録画時間が長く、コストは大量生産による規模の経済性によって、いずれ軽減されるのは経済学の理であった。

かくいう私は当然ながらブルーレイ派。2年前に次世代DVDを買うときに、短期的にはHDDVDであっても長期的にはBDだろうとの予測からパナソニックのブルーレイディーガを買った。
開封したディスクでお恥ずかしいが、このとおり。

ブルーレイディスク

///
このような家電の規格争いはナンと言ってもビデオテープのVHSとβマックスが元祖というべきだろう。

1970年代、家庭用のビデオテープの規格は4種類くらいあったのだが、その中でビクター・松下連合のVHSと、ソニー・東芝などが推すβマックスが2強として激しいシェア争いを演じた。
発売はβが先行し、画質の美しさとカセットテープの小型さでリードしていた。後発のVHSは「基本設計2時間」をメインコピーに、1時間のβを追撃した。

私がビデオデッキを買ったのは1976年で、ビクターの第1号機HR-3300だった。そのため1977年の第1回アメリカ横断ウルトラクイズも自宅で直接録画したテープを持っている。
その後、家電のいくつかの分野で企画争いがあったが、私はことごとく究極の二択に勝っている

VHS⇔β
Blu-Ray⇔HD DVD

は前述した通り。左側が勝った規格と、私が買った規格。

レーザーディスク⇔VHD
絵の出るレコードと言われたLPレコードサイズの動画再生ディスク。今ではDVDに替わってしまったが、パイオニアの推すレーザーディスク(LD)を早い段階から購入していた。VHDはビクターが進めていた。VHDはケースに入っていて扱いが楽だったし、初期のLDは錆びるというウワサがあった。けれどもデジタル化やゲームへの応用など汎用性が高いのでLDを選んだ。
レーザーディスクは何回か買い換えたが、最後に買ったのはCDとの共用機である。CD共用もレーザーディスクのメリットだった。
なお、上に置いてあるのは、ソニー製のVHSビデオデッキで、8ミリビデオとの共用機である。

レーザーディスク

8ミリビデオ⇔VHS-C
小型ビデオカメラはソニーの推す8ミリビデオと、ビクターのVHSデッキでも再生できるVHS-Cが争った。
もともと、戦後の家庭用の小型映画は8ミリ幅のフィルムを使う8ミリ映画が普及していた(それ以前は9.5ミリ幅のベビーパティ)。プロは16ミリ幅のフィルムを使ってニュース映画やテレビ映画を撮影していたが、その幅を半分にして撮影する8ミリが普及していたのだ。当初は16ミリフィルムを途中でさかさまにして往復させて撮影するタイプだったが、その後8ミリ幅に切った専用のフィルムロールが発売された。けれどもフィルム交換時に感光させてしまうアクシデントが多発していたため、フジフィルムはシングルエイトという、フィルムをカセットに入れて交換が簡単なタイプを出し、この人が使えるなら誰でも使えるだろうという女優(扇千景)を起用して「私にも写せます」と言わせて大ヒットした。

話を戻して、VHSやβが普及しだしていたため、当初はVHSカセットまたはβカセットをそのまま使う家庭用のビデオカメラが発売されていたが、なにぶん大型で1貫(3.75kg)を切るのが目標という、とても大きくて気合の入ったマニアでないと買わない代物だった。ま、それも買ったんですけどね。



↓↓右側が据え置きのVHSデッキ、モニターの下にあるのがビデオカメラを接続して屋外で撮影できる小型VHSデッキ。電池がすぐなくなった。
VHS

普及させるには小型化が不可欠ということで、ソニーは小型映画ファンを引き込もうとビデオテープの幅を8ミリにした親しみやすい小型の新規格を作り、ビクターは世界中に普及しているVHSと同じ幅で録画時間を20分と短くした小型のカセットを作り、VHSサイズのアダプタに入れれば家庭用のVHSデッキで再生できるVHS-Cを作った。田舎のおじいちゃんに孫が映ったVHS-Cを送っても、アダプタさえあれば再生できるわけ。

ところが、8ミリビデオテープはそれだけで2時間撮れたし、VHS-Cも3倍モードで1時間録れる様にしたけれど勝負は明らかだった。その後ソニーは8ミリの据え置きデッキも作って、テレビ放送の録画ライブラリもコンパクトに済むようにした。ソニーはβ末期にはVHSビデオデッキも作り出し、さらに8ミリとの共用機を作って私が買ったのであった。
なお、小型ビデオカメラはデジタル化されミニDVカセットになり、それもDVDやHDD、メモリーカードに移行してさらに小型化している。

8ミリビデオとミニDV

MO⇔ZIP
パソコンのデータを記録する大容量ディスクである。100MBのZIPに比べ640MBのMOの勝利だったが、国際的にはCD-Rに記録〜保存するのが主流で、今ではDVD-Rでさらに大容量化されている。
私はMOを買った。今でもたまに使う。ZIPはこんなもんでした>>>

MD⇔DCC
音楽録音メディアとしてカセットテープが世界的に普及していた。ソニーはオープンリールのテープをカセット化して高音質化したやや大型のエルカセットを出したけれど、いまさらカセットの牙城は崩せず、カセット自体も小型高音質化が図られ撤退した。

デジタル録音の波がやってきて登場したのがDATとMD、DCCである。DATは専用の小型カセットで、今でもプロは屋外録音などで使っている。家庭用としてMDとDCCが世に出たが、DCCはカセットテープも再生できるのがウリだった。MDはフロッピィより小型のディスクで74〜80分程度の録音ができた(その後延長)。
私は薄くて扱いやすいMDを選んだ。そしてDCCはいずれ姿を消した。

SDカード、メモリースティック⇔コンパクトフラッシュ、CFカード
小型の記録媒体。実はこの4種類は全部買った。

メモリーカード

一番最初のエプソンのデジカメはコンパクトフラッシュを使った(写真左上)。大きく厚いためHDDも組み込めるので、今でも高級デジタル一眼レフには使われている。東芝やフジフィルムのデジカメにはスマートメディアという薄いカードを使っていた(写真右上)。
ソニーのメモリースティックはソニー製のデジタルビデオカメラやPSPに今でも使っている。そしてパナソニックなどが採用したSDカード。うちのテレビやHDDビデオがパナソニック製のため、それらの互換のため、デジカメやパソコンもSDカードが扱える機種にした。携帯電話もmicroSDを使っており、我が家ではSDカードを標準のメモリーカードにしている。

ファミコン、スーパーファミコン、ニンテンドー64、ゲームキューブ、Wii、ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDS、ニンテンドーDS Lite、プレイステーション、プレイステーション2、プレイステーション3、PSP

PCエンジン、メガドライブ、ネオジオ、3DOリアル、スワン、ワンダースワン、ピピンアットマーク、ドリームキャスト、セガサターン、Xbox、Xbox360、MSX、MSX2


最後にゲーム機について書こう。左側(先)に書いたのが我が家で買ったゲーム機。右側(下)は買わなかったけれど、それぞれの時代に出ていたゲーム機のいくつか。これ以外にもたくさんでてます。>>>

今でも初代ファミコンカセットが使える、シャープのツインファミコン。ファミコンディスクシステムも使えるのだ。これはあまり普及しなかったな。写真左側はMDデッキ。MDウォークマンも持っている。
ツインファミコン

スーパーファミコン(右)とソニーのプレイステーション2。
ゲーム機

初代プレイステーションは天井裏に保管中、PS3はもっぱらBDの再生機で私の書斎に置いてある。

こうして見ると、規格争いに勝つのは旧来の技術を応用したりヘタに互換を持たせたりするものではなく、1から開発されたものであること(古い技術を英断で切る)。
次に、消費者にとってメリットのある特性を持っていること。
そして流通を制する営業戦略であることだ。


今後も家電分野、IT分野、あるいは自動車分野などなどでさまざまな規格が現れるだろうが、歴史の証明はこれにある。
| 家電・AV | 11:54 | comments(1) | - |


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