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梅ちゃん先生(堀北真希)のライバル蒲田第一病院の秘密
やっと来週で終わるNHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」。困難にうち当たってもなんとかなってきた梅子(堀北真希)だが、今回の困難は近くに総合病院の蒲田第一病院ができること。建物は完成し、7月に開業だ。

梅子は義母の安岡和子(大島蓉子)が持ってきた大田区月報でそれを知った。

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んなことないだろ。だいたいそんなことは蒲田医師会を通じて建てる前の計画段階から知っているはずだ。梅子は医師会から仲間はずれ村八分にされているのか。可能性としてはあり得るかもしれないが。

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その蒲田第一病院は
「(安岡医院から)表通りに出てすぐ」
とのことだ。

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表通りに出てすぐなら、大規模な工事なのだから駅や買い物に行く途中に何ができるか、一般区民でもわかるだろうが。建物が出来上がってから知って慌てるのは、ドラマといえども安易すぎる展開だ。

電柱看板には
大田区役所前
と書いてある。

DSC02739.jpg

ここでまた矛盾が生じる。
今の大田区役所は蒲田駅東口すぐで、これはバブル末期のいわくつきの建物を利用している。
この区役所であれば安岡医院の本蒲田6丁目(実際は5丁目まで)に近い。

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しかし梅子の当時の大田区役所は大森寄りの今の大田文化の森にあった。当時の住所は新井宿。今の大田区中央だ。



三連休でバイクに乗ってわざわざ視察してきた。

狭い路地にある医院を発見。安岡医院のモデルか?
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大田区民の誇り、心のオアシス「大田文化の森」。ここが旧大田区役所の場所だ。
ここなら想定の安岡医院からおよそ2.5km。歩いて30分かかる。

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その前の、病院があったと思われる場所には下駄ばきアパート(1階部分が店舗で2階以上が住居)が建っていた。

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ただし、目の前ではないが通りを隔てたすぐ脇に大森赤十字病院がある。近代的な建物だが、こちらが蒲田第一病院のモデルか?
HPの「沿革」を見ると、昭和21年に前身ができ、昭和32年に鉄筋コンクリート造3階の建物になったという。

DSC02626.jpg

まず、安岡医院は大田区本蒲田六丁目三番地。これは架空の住所で当時の本蒲田は5丁目までであったが、国鉄蒲田駅東口の南に位置していると思える。今はこんな感じ。



ところが蒲田第一病院が「(現実の)区役所の前」ならば安岡医院からはかなりの距離で慌てふためくほどではない。
昭和の地図で本蒲田は5丁目まで。そのすぐ南には環状8号線ができたので、下村家・安岡医院は環八によって移転したということにしようか。



大田区は昭和22年(1947年)3月15日に、当時の「大森区」と「蒲田区」が一緒になって誕生した。その際、両方の一字ずつを取って命名された。だから今でも大田区には大森医師会蒲田医師会の2つが存在する。
当時の大田区役所は旧大森区役所を利用していたのだ。

これは舞台となっている大田区民には周知の事実だ。いろいろプロモーションに協力してもらっている(NHKは宣伝してやっているつもりだろうけど)大田区民や蒲田住民に、多少なりとも失礼と思う。

大森と蒲田の違いをNHKのスタッフが知らないで蒲田を舞台にしたドラマを作っているわけがなかろう。つまり当時なら大田区役所前なら蒲田ではなく大森第一病院のはずなのだ。

一方で、蒲田第一病院の事務長の名刺は「本蒲田7丁目」とある。6丁目の安岡医院とはすぐ近くになる。

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明らかに架空の地名。これは構わないがであるなら電柱看板の「大田区役所前」はいかがなものか。「蒲田駅南」くらいの表示が妥当だったと思う。

次に問題なのは病院の記事がある大田区月報である。これは小田原市月報をほぼそのままパクって作ったものである。なぜなら、記事に出てくる病院は小田原市立病院なのだ。
それがわかるのは記事本文の中ごろだ。記事の冒頭こそ「区民や当地方住民から大きな期待を寄せられていた…」とあるが、中ごろは「国をはじめ各方面の協力を得て…」「昨年四月同市久野四六番地に着工以来…」と、まったく直していない。

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そこで久野と言う地名のある市を探したら小田原市であり、小田原市久野四六番地に何があるか探したら、ピンポイントで小田原市立病院があった。



なにかひな形を参考に小道具を作るのはいいけれど、あまりにずさんでいいかげん。
ハイビジョン、ブルーレイレコーダー、ブログ、ツイッター、フェイスブック、2ちゃんねる、Yahoo!みんなの感想の時代に、これはないだろ。

ずさんな小道具、竹夫の定期券の秘密>>>

せめて「国をはじめ各方面の協力を得て…」「同区久原四六番地」くらいに修正したらどうか。大田区には久が原(くがはら)という地名があるから久原はそれをもじった架空の地名。

この小道具の月報をまじまじと見ている堀北真希や松坂桃李は「市」「県」と矛盾が記載されているのを気づかないのか。アップのシーンだけでも修正した月報に差し替えればいいのに。

こんな誤植?だらけの印刷物を作っていたら、刷り直しどころか出入り禁止になるぞ。

そして物語は、梅子が医師になるきっかけとなった戦災孤児の中谷広志が成人し、ヒポクラテス製薬のプロパーとして梅子の前に現れる。下村(建造)先生に助けてもらった命だから、命にかかわる仕事をしたいと小さな製薬会社に就職したのだ。
しかしおせっかいやトラブルメーカーは梅子以上。紹介してもらった松岡医師に新薬の治験をそそのかしたり、梅子に医院を畳んで蒲田第一病院の医師として勤めるよう画策したり…。
広志は復讐にとりつかれたように梅子を困惑させる…。
屈折した人生の広志は、自分は何もしないのに何もかも周りのおぜん立てでうまくコトが運んで医者になった梅子へのあてつけだったのだ…。


  
| 梅ちゃん先生(NHK) | 22:25 | comments(4) | - |


コメント
“すぐそこ”なのに大病院が完成するまで知らなかったなんて…ありえませんよね。梅子の自宅や医院が表通りで大病院が奥まった僻地と言うならまだしも、表通りで建築工事をやっていたら絶対に気付きます。梅子の生活圏は自宅と実家と医院だけ?
たとえ梅子が医師会から村八分にされていたとしても(笑)、近所の人達との会話でこのネタが出て来ないはずがありません。地域医療を目指しているのに、こんな大きな情報も把握していない梅子…今週もあきれることばかりでしたね。
| noir | 2012/09/22 7:25 PM |
noirさま
いかに作り話としても、その設定はもう少し現実味ある、整合性のとれるものでないと、ドラマのテーマが希薄になります。
「梅ちゃん先生」のリリースには「同作は、人々がたくましく助け合い復興へ向かっていった時代の東京・蒲田が舞台。優秀な姉兄を持ち、松竹梅の梅というコンプレックスを抱く梅子が、医師になり成長を遂げていく物語だ。」とあるのが呆れるばかりです。
| Admin | 2012/09/22 7:41 PM |
この時代の人達は少々の病気や怪我で医者にかかっていたのでしょうか? 特に大きな総合病院なんて滅多な事では行かないと思うのですが。
最終週でも相変わらずな「梅」ワールド。今週で終わると思うとホッとします。過去記事も拝見しましたが、ズバッと斬って下さっていてすっきりしました。もしお時間が有れば総括記事などを書いて頂けないでしょうか?
| noir | 2012/09/25 10:00 PM |
noirさま
健康保険制度が普及していませんでしたから、一般市民が病院にかかることはよほどの状態です。
今日放送のような子供が転んで医者にかけこむなどありえません。赤チンをぬって終りです。
| Admin | 2012/09/25 10:53 PM |
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