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オリエント急行殺人事件 三谷幸喜のこだわりと別バージョン
先週、1月11・12日に二夜連続で放送されたフジテレビ開局55周年特別企画ドラマ「オリエント急行殺人事件」をいまごろ視聴した。

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原作はアガサ・クリスティーが1934年(昭和9年)に発表した世界的にあまりに有名な推理小説。それを同じ時代の日本に置き換えて、第一夜は原作通り忠実に、第二夜はこれまで誰も発表していなかった犯人側に立っての要因や計画、そして実行についてを描いた。

もちろん原作は読んでいるし1974年の映画も観ているのでとてもおもしろく視聴できた。

名探偵エルキュール・ポワロは勝呂武尊(すぐろ・たける)で野村萬斎が演じている。実に癖のある演技でしゃべりは喪黒福蔵だ。

舞台となるイスタンブール〜カレー間を走る豪華寝台列車オリエント急行を、下関〜東京を走る特別急行東洋(架空)に置き換え、寝台車は映画の巨大スタジオに実寸大のセットを作った。

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そして蒸気機関車はJR東日本が釜石線で走らすSL銀河(C53239)を使った。

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物語のスタートである下関港は熊本県の三角港で撮影した。実際は向こう側に橋が架かっているのだがCGで消して模型の船をCG合成して航海させている。

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勝呂や被害者、犯人が乗り込む下関駅は出雲市の旧大社駅が使われた。

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(出雲市観光協会HPより)

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実際の大社駅は国鉄大社線の終着駅で1990年に廃線廃駅になった。出雲大社へはここからバスになる。
大社駅の破風や屋根などが違っているのはCGでいろいろいじったのだろう。

私が1973年に撮影した大社駅。

国鉄大社駅

内部でも撮影された。

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国鉄大社駅

このほか、おなじみの明治村も撮影に使われている。

三谷さんのこだわりは登場人物の名前にもおよび、事件の真因の被害者である剛力大佐(石丸寛二)は原作はアームストロング大佐。腕強大佐にはさすがにしないで剛力にしたようだ。
乗客の呉田その子(くれた=八木亜希子)は原作ではグレタ・オルソン、
安藤伯爵夫妻(玉木宏・杏)はアンドレニ伯爵夫妻、
秘書の幕内平太(二宮和也)はヘクター・マックイーン
剛力大佐の友人の能登大佐(沢村一樹)はアーバスノット大佐、
侯爵夫人のメイド、昼出川澄子(青木さやか)はヒルデガルド・シュミット、
羽鳥夫人(富司純子)はハバード夫人、
万年筆セールスマンの羽佐間才助(はざま=池松壮亮)はサイラス・ハードマン、
鉄道省役人の莫(ばく=高橋克美)はブック(ワゴンリ社の重役)、
外科医の須田(笹野高史)はコンスタンティン博士、などなどのしゃれっ気がある。

なお、冒頭の特急東洋が出発するシーンも、映画をなぞっている。

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また、勝呂武尊が「いろは殺人事件」を解決したというが、もちろん「ABC殺人事件」の日本版。もしかしたら来年は「いろは殺人事件」をドラマ化するかな。
どうでもいい「」の殺人は地名も人名も難しいと思うが。

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しかしNHKが2005年に「名探偵赤冨士鷹(あかふじ・たかし) 第一夜 ABC殺人事件」を、同時代の日本におきかえて放送している。

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NHKは「いろは殺人事件にしないでABC殺人事件のとおりにした」と、こだわりを語っていた。ポアロ役の赤冨士鷹は、伊藤四朗が演じた。これもおもしろかったからまた続編をしないかな。

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よくもまぁ、こんな昔のビデオがあること。

なお、クリスティ作品でもっとも人気が高いのは「そして誰もいなくなった」。登場人物全員が死亡する。では誰が犯人?? これは西洋では何度も映像化・舞台化されている。全員死亡なのでポアロは登場しません。

オリエント急行と並んで意外な犯人で有名な作品の「アクロイド殺人事件」もドラマ化されたが、映像的にはおもしろい作品とは言えないです。

  
| 映画・テレビ | 13:28 | comments(0) | - |


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