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東京都世田谷区のインバウンド 世田谷くらしツーリズム
何でもかんでもインバウンド(訪日外国人観光客誘客)だ。
労働者も入管法改定で外国人に頼るようになっていく。AIか外国人か、日本人は選択を迫られているようだ。

東京は世界有数の観光地だけれども、広すぎて、たとえば23区の西側地区は観光熱が低かった。羽田空港のある大田区は素通りさせないで大田区内で外国人に消費させることを考えている。
だが世田谷区、杉並区、練馬区、板橋区はコレといった観光の目玉もなくて、おとなしかった。

しかし世田谷区は東京オリンピックの馬術会場である馬事公苑(工事中で入れない)があるし(1964年は駒沢も五輪会場になった)、アメリカチームが合宿を世田谷区でするので、多少なりとも予算が付いたとみえる。
馬事公苑はグーグルアースで観ると、すべての建物を壊して、全部作り直しているようです。好きだったひょうたん池もなくなっていた。

IMG_2642.jpg

TCVB(東京観光財団)を経由して、「世田谷くらしツーリズム〜商店街インバウンドツアー・イベント造成〜」事業実施委託の公示がでている。

仕様書によれば
事業実施スケジュール(予定)
1月〜3月頃観光コンテンツの調査・ワークショップ
3月〜4月頃インバウンド向け商店街ツアー・イベントの企画・調整
4月〜7月頃モニターツアー、イベントの実施
7月〜8月頃ツアー・イベント内容の修正・販売準備
8月〜9月頃報告書作成
とかなりの長丁場で、

委託内容は
下記 銑イ龍萋發鯀る私鉄沿線の5地域を対象とし、当該地域の商店街及びその周辺の観光資源を活用して、インバウンド向けモニターツアー及びイベントを実施する。
千歳烏山駅周辺(京王線)
 ⇒早くから顧客管理システムが導入されている進んだ商店街。
下北沢駅周辺(京王井の頭線・小田急線)
 ⇒サブカルチャーの拠点だったが、小田急の地下化で様子が変わっている。
千歳船橋駅周辺(小田急線)
 ⇒ドラクエよりも入り組んだ道路のラビリンス。
三軒茶屋駅周辺(田園都市線・世田谷線)
 ⇒三角地帯に飲食店がひしめき、最近は治安の悪さも指摘されている。
等々力駅・尾山台駅周辺(大井町線)
 ⇒ちょっとハイソで、よそよそしい。
の、私鉄駅前の商店街でのイベントや調査が委託される。総額550万円と安い。

そして区内には大学が多数あるので、学生や留学生の活用も求められている。

いずれも私鉄駅前の狭隘な商店街が舞台となるが、インバウンドはおろか、地元民の利用や通路になっていて、およそツーリズムという言葉からかけ離れている。

千歳船橋駅周辺は特に道路が狭く、新車で走りたくない。

IMG_8139.jpg

小田急線は昭和2年(1927年)に開業したから、それなりの老舗の店舗があるけれども、商圏は周囲500mがいいところだろう。

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飲食店もグルメサイトに紹介される店もいくつかあるにはあるけれど、外国人や外国語への対応など、微塵も考えていない。

IMG_8142.jpg

商店街のイベントや地元神社の祭りはあるが、あくまで地元のためのもので、今回の委託事業でイベントをやり、留学生などをちらほら集めたところでどうにかなるものでもない。

IMG_8147.jpg

ただし、人生世田谷区民のみの私として悲観的になっているわけではない。世田谷区に観光の魅力はインバウンドを含めて十分にある。
今回は背後に世田谷産業振興公社がついているから商店街が取り上げられているのだし、商店街の活性化はどこの自治体でも考えなければならない課題である。しかしインバウンド⇒商店街という構図は早急ではないか。ある程度、インバウンド施策が整っている地域で、地元商店街との連携のほうが手ごたえがあると思う。

世田谷区には砧公園、世田谷美術館、馬事公苑、駒沢公園、大蔵運動場、豪徳寺、松蔭神社、等々力渓谷などの施設や、年に2回だけれどボロ市(江戸時代から続くリサイクルマーケット)がある。そしておしゃれなレストラン、おいしい飲食店は無数にあるし、大型商業施設は二子玉川ライズや玉川高島屋(SC含め)がある。
教育機関は東京農業大学、昭和女子大学、駒澤大学、東京都市大学、国士舘大学、日本大学、日本体育大学、成城大学、産業能率大学、多摩美術大学などがある。

商店街の振興は重要だし、いい商店街も多いが、インバウンド全体として考えれば、もう少しわかりやすいところから入ったほうがいいと思った。
この事業は難易度が高く、実現させるにはかなり面倒で難しいと思う。しかも安い。


それから、これまで世田谷区には観光協会がなかったけれども、世田谷産業振興公社が背後になって、世田谷まちなか観光交流協会が平成28年(2016年)12月に発足し、観光ホームページ「エンジョイ!SETAGAYA」を作っていた。



4社コンペで受託したこのホームページの欠点は、外国語の翻訳が機械による自動翻訳なので、外国語による海外からの検索にヒットしないことだ。せめて各言語のトップページくらいは外国語で記述したほうがいい。次年度の課題だろう。
それにしても、スマホ対応は当然として、音声読み上げやお気に入りマイボックスなど、役所らしいヘンな機能がてんこ盛りだ。現実的にはほとんど役立たず無意味どころかストレスの元になる。

どれも今後に期待するとしか言いようがないけれども、外国人による観光公害だけは避けたいと思っている。
| 経営・マーケティング | 21:14 | comments(0) | - |


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