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公共の宿に泊まろう2018
安くて気軽な公共の宿」というサイトを運営しているが、この数年は放置状態だった。
公共の宿>とは国民宿舎や休暇村に代表される、公的機関が設立し運営している宿泊施設だ。私は学生時代から家族旅行に至るまで、公共の宿に大変お世話になった。それらをまとめたサイトが欲しいと考え、自ら作ったのだが、この10年余りの変化は激しく、データの更改もままならず、今回フルリニューアルを考えてまずはデータの整備をしているのだが、毎日リンクのクリックばかりでたいへんである。リンク切れが多いのだ。それほど変化が激しい。

ところで、今から10年前の2008年、JTBパブリッシングの雑誌「ノジュール」から依頼されて公共の宿評論家として「公共の宿総論」とも言うべき記事を寄稿したことがある。その原稿が出てきたので、平成の終りの状況に合わせて一部をリライトしてお目にかけます。

038-039_公共の宿総論q-1.jpg

公共の宿に泊まろう2018

 この10年で、公共の宿の大きな転換期が一段落した。端的に言うと市町村合併による統廃合や高度経済成長期に建てられた建築物としての寿命、民間の安いホテルチェーンの台頭などの出来事で、勝ち組と負け組の二極分化をした。リニューアルして高い客室稼働率を誇る宿もあれば、改築もままならず客離れが起きて廃業する宿もある。相次いだ災害も拍車をかけた。今こそ上手に選んで安くて快適な旅をしよう。

公共の宿とは
 そもそも公共の宿とは、国、地方自治体、公共団体の組合などが運営する、特別な資格がなくても誰もが泊まれる宿泊施設。国民宿舎、休暇村、KKR(国家公務員共済組合の宿)、ユースホステル、市町村営の宿などがおなじみの施設だ。中には、企業の保養所など特定の人でないと泊まれない宿との比較で、誰もが泊まれる民間が運営する宿も“公共“の宿と誤解している人もいるようだが、建物や運営に公的事業体が関与している宿を一般に公共の宿と呼んでいる。
 公共の宿の特徴は、公営であるがための低価格が第一の魅力で、同レベルの民間の宿よりも2〜3割方安い。また、地域振興のためにも建てられているものも多いので、民間が進出しないような地方部(ド田舎)にある宿も。つまり国や自治体の広い意味での福利厚生施設であり、国民の健全なレクリエーションと健康増進、そして地域振興のために存在している宿なのである。

転換期を終えた公共の宿
 公共の宿も勝ち組・負け組がはっきりとして、残るべき宿が残った。かつての公共の宿の多くは、役所の窓口的な対応、ずらりと蛇口が並んだ共同洗面所、プンと臭いがして木製サンダルに履き替える共同便所、6畳の狭い客室、エレベーターなし、時間指定される食事、そして門限を始めとする細かい制約などがあった。そうして高度経済成長期の大勢の働く人々につかの間の安らぎを与えていたし、競合も少なく経営していけた。確かに、古い施設ではいまだにこのようなところもある。だが平成も終わろうとしている今、古いイメージのままの公共の宿は経営が成り立たなくなり、次々と閉鎖や民間への売却が進んだ。背景には老朽化・陳腐化のほかにも、郵政をはじめとする民営化、行政の財政難、市町村合併、補助金の減少、社会的批判、民間の安価な宿泊施設の台頭、少子化や顧客の贅沢化などが挙げられる。それらの市場環境はわかっているのだが、資金難で改築もできず閉鎖に追い込まれているのだ。一方で施設を建て直したりリニューアルしたり、運営などのソフト面を民間企業に委託したりする、満足度の高い公共の宿も各地に登場している。
 勝ち組は、好感の持てる接客、バリアフリーの建物、バス・シャワートイレつきの広い部屋、地の物を活かした丁寧でおいしい料理、ジャグジーなどもある温泉大浴場、豊富な体験プログラムなどなど、民間の宿泊施設と遜色のないサービスを1万円前後の低廉な価格で提供している。そのため、旅費を安くあげたいけれど民宿やペンションはちょっと…、という方にぴったりだ。また、個人旅行でレアな土地に出かける旅なれた人にもお勧めする。では、どうすれば安くて気軽な公共の宿を見つけられるのだろうか。

038-039_公共の宿総論q-2.jpg

狙い目はリニューアルした公共の宿
 お勧めは新設か、この何年かにリニューアルされた公共の宿だ。
経営体別ではリゾート地は休暇村のレベルが高い。多くは国立・国定公園内という絶好の立地に、広々としたロビーやフロント、そして景観のいい客室や露天風呂も備えた温泉、さらには何度もおかわりをしてしまうほどのおいしい料理が待っているはずだ。都市部ではKKR公立学校共済私学共済の宿が立派で、ちょっとしたシティホテル並。四季に応じたメニューのレストランはもちろん、多くは結婚式場も完備されており、一般の人でも利用可能だ。
 このほかに快適な公共の宿を見極めるコツとして、ホームページのクオリティに注目する方法がある。よい公共の宿は営業やイメージアップにも熱心なため、要(かなめ)となるホームページにも力を入れている。つまり、
‘伴ドメイン、
▲廛蹐離妊競ぅ鵑妊好沺璽肇侫ンにも対応、
ブログなどによる最新情報の提供、
い襪襪屮肇薀戰襦楽天トラベルなど外部の予約サイトと契約している
などの公共の宿は、泊まってもおしなべて期待はずれは少ない。逆に、プロバイダの長々としたURLの無料HPスペースにホームページビルダーで作った手作りの稚拙なHPを公開していたり、市役所の観光案内ページに他の宿といっしょに名前だけ出ているようでは推して知るべしである。むろん例外もあるが。
そして宿泊するなら、人気の公共の宿は多客期にはすぐに満室になってしまうから、
〜瓩瓩坊弉茲鯲てる、
⇒縮鶻始日があればその日に予約を入れる、
E敍や盆暮れをはずす、
い垢任頬室ならあきらめずにこまめに電話や予約サイトで空室を確認することなどだろう。

最後に、安いだけの宿泊施設は民間経営でいくらでもある時代。今後の公共の宿は地域の広告塔として、地域と旅人との接点として、地域をより深く知り楽しめる施設としての姿が求められていると思う。また、そういう公共の宿に泊まってこそ、旅の楽しさが広がると思うのだ。

| 日記・つぶやき | 21:14 | comments(0) | - |


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