2019.02.12 Tuesday
田町のディナー:鳥心 焼き鳥
久しぶりに田町である。
時間的に何か食べようと、選択肢はいろいろあるけれど焼き鳥になった。鳥心(とりしん)というオサレな焼き鳥屋があるらしい。

カウンターがコの字になっており、真ん中で焼き鳥を炭火で焼く。これは目黒の鳥しきの弟分の鳥かどに似ていた。鳥しきはもはや予約電話もつながらない店として有名になり、いいのか悪いのか、悪いのだろう。

厨房で焼いているのはどうみても外国人なので国籍を聞いたらネパール人だった。日本でネパール人と認識して会う人は二人目だ。それにしてもエライと思う。日本文化の焼き鳥を焼かせてもらっているのだから。

こまごました焼き鳥メニューがあるけれど、希少部位お任せコース5本を頼んだ。
まずはビールである。常陸野ネストビールペールエールという茨城県の地ビールだ。木内酒造という地元の老舗の酒蔵が作っているそうで、地ビールにありがちな苦いだけのビールとは違い、フルーティな香りのするおいしいビールだった。

お通しは漬物と梅おろし。これは焼き鳥の口直しにぴったりだ。

そして鶏スープ。しょっぱくなくてコクがあり、おいしいスープだった。もっと飲みたかったが、ガブガブ飲むものではなかろう。

そして頼んだおつまみは鶏皮ポン酢。
先日会った人が「鶏皮を食べると肌がツルツルになる」と言っていたので気になったがツルツルになったのだろうか。個人差があると思う。しかしおいしい鶏皮ポン酢だった。

希少部位の最初はせせり。これはほかの店でも食べたことがある。
しっかりとした食感でおいしかった。

ビールがなくなったので、先日洋酒メーカーでウィスキーのことを聞かれたから、サントリー角の水割りを頼んでみた。薄い水割りで別にどうってことなかった。もう少し濃いほうがウィスキーらしさがあると思うが、この程度の薄さでたしなむほうが身体にはいいだろう。

続いて、ハツ。心臓である。コリコリしていると思ったが、やわらかくて意外でおいしかった。さぞ心臓にもよいことだろう。

そして焼きミニトマト。
中まで火が通ってます、とネパール人が言うが、まさに絶妙の火加減で、見ているとコンロの吸気量や炭火の位置などをこまめに調節していて、さすがと思った。甘くてコクがあり、おいしかった。

純米酒にもチャレンジ。ウィスキーよりも日本酒のほうが飲む機会が多い。

ハツとレバーの間、つまり心臓と肝臓の間にある部位らしい。これもおいしいとしか言いようがない。

今度は手羽と胸肉の間。まさしく希少部位に違いない。たぶん普段も食べているのだろうが、ありがたく感じる。不覚にも写真を撮るのを忘れ、1個食べた後に気づいた。

ここまでがお任せコース5本である。
ここからはアラカルトでの注文で、まずはちょうちん。こちらのほうが希少部位と思う。卵管なのだ。

まだ産む前の卵で、確かに黄身の味がするが、コクよりもさわやかさのほうがある。見た目はちょっとグロだけれど、おいしくて珍しい部位である。
下仁田ネギ。群馬県に敬意を表した。太いネギは甘さもあって、焼き鳥のタレとうまく絡んでおいしく歯ごたえも楽しめた。

つくね。骨と一緒に砕いており、骨の量も多目みたいでカリカリしている。

手羽先。日本一の手羽先は神田の鳥勢の手羽先だと思うが、やはり今回も鳥勢を上回ることはなかった。

鶏皮の焼き鳥。焦げ目がついていないけれども、焦げ目があるようなカリカリ感があって、これまたさすがだ。はみ出した部分はよく焼けてしまい焦げ臭くなるからか、ハサミでチョキチョキ焼き鳥を切っており、そういうきめ細かさが食感にも通じている。

そして最後はサービスのぎんなん。季節感が違うのか、このぎんなんはさほどおいしいと思わなかった。

というわけで久しぶりの田町であった。
前向きな進歩的な話も出来て、とても有意義だったし、このところ世捨て人のようにひっそりと過ごしていたけれども、再起動しそうな雰囲気になってきた。
時間的に何か食べようと、選択肢はいろいろあるけれど焼き鳥になった。鳥心(とりしん)というオサレな焼き鳥屋があるらしい。

カウンターがコの字になっており、真ん中で焼き鳥を炭火で焼く。これは目黒の鳥しきの弟分の鳥かどに似ていた。鳥しきはもはや予約電話もつながらない店として有名になり、いいのか悪いのか、悪いのだろう。

厨房で焼いているのはどうみても外国人なので国籍を聞いたらネパール人だった。日本でネパール人と認識して会う人は二人目だ。それにしてもエライと思う。日本文化の焼き鳥を焼かせてもらっているのだから。

こまごました焼き鳥メニューがあるけれど、希少部位お任せコース5本を頼んだ。
まずはビールである。常陸野ネストビールペールエールという茨城県の地ビールだ。木内酒造という地元の老舗の酒蔵が作っているそうで、地ビールにありがちな苦いだけのビールとは違い、フルーティな香りのするおいしいビールだった。

お通しは漬物と梅おろし。これは焼き鳥の口直しにぴったりだ。

そして鶏スープ。しょっぱくなくてコクがあり、おいしいスープだった。もっと飲みたかったが、ガブガブ飲むものではなかろう。

そして頼んだおつまみは鶏皮ポン酢。
先日会った人が「鶏皮を食べると肌がツルツルになる」と言っていたので気になったがツルツルになったのだろうか。個人差があると思う。しかしおいしい鶏皮ポン酢だった。

希少部位の最初はせせり。これはほかの店でも食べたことがある。
しっかりとした食感でおいしかった。

ビールがなくなったので、先日洋酒メーカーでウィスキーのことを聞かれたから、サントリー角の水割りを頼んでみた。薄い水割りで別にどうってことなかった。もう少し濃いほうがウィスキーらしさがあると思うが、この程度の薄さでたしなむほうが身体にはいいだろう。

続いて、ハツ。心臓である。コリコリしていると思ったが、やわらかくて意外でおいしかった。さぞ心臓にもよいことだろう。

そして焼きミニトマト。
中まで火が通ってます、とネパール人が言うが、まさに絶妙の火加減で、見ているとコンロの吸気量や炭火の位置などをこまめに調節していて、さすがと思った。甘くてコクがあり、おいしかった。

純米酒にもチャレンジ。ウィスキーよりも日本酒のほうが飲む機会が多い。

ハツとレバーの間、つまり心臓と肝臓の間にある部位らしい。これもおいしいとしか言いようがない。

今度は手羽と胸肉の間。まさしく希少部位に違いない。たぶん普段も食べているのだろうが、ありがたく感じる。不覚にも写真を撮るのを忘れ、1個食べた後に気づいた。

ここまでがお任せコース5本である。
ここからはアラカルトでの注文で、まずはちょうちん。こちらのほうが希少部位と思う。卵管なのだ。

まだ産む前の卵で、確かに黄身の味がするが、コクよりもさわやかさのほうがある。見た目はちょっとグロだけれど、おいしくて珍しい部位である。
下仁田ネギ。群馬県に敬意を表した。太いネギは甘さもあって、焼き鳥のタレとうまく絡んでおいしく歯ごたえも楽しめた。

つくね。骨と一緒に砕いており、骨の量も多目みたいでカリカリしている。

手羽先。日本一の手羽先は神田の鳥勢の手羽先だと思うが、やはり今回も鳥勢を上回ることはなかった。

鶏皮の焼き鳥。焦げ目がついていないけれども、焦げ目があるようなカリカリ感があって、これまたさすがだ。はみ出した部分はよく焼けてしまい焦げ臭くなるからか、ハサミでチョキチョキ焼き鳥を切っており、そういうきめ細かさが食感にも通じている。

そして最後はサービスのぎんなん。季節感が違うのか、このぎんなんはさほどおいしいと思わなかった。

というわけで久しぶりの田町であった。
前向きな進歩的な話も出来て、とても有意義だったし、このところ世捨て人のようにひっそりと過ごしていたけれども、再起動しそうな雰囲気になってきた。