2020.06.26 Friday
「クイズの饗宴」 1993年に在宅ワークだけで作った本
新型コロナウィルスの影響で在宅ワークをしている人もいるだろう。緊急事態宣言が解除されたので、出勤や出張している人もいると思う。
そもそも在宅ワークができるのはインターネット環境の充実がベースにあるからだ。仕事もパソコン主体で作業をしている人なら、今では居る場所を限定しないで労働できる。会議もまったく別の場所から参加できる。ただし小売業・飲食業・工場などはそこに居なければならない仕事も多いので、すべてが在宅になるのは難しい。
今から27年前の1993年、20世紀末に、在宅ワークだけで27人の仲間が集まって作った本がある。当時は在宅ワークなんて言葉はなかったはずだし、みんなが別々の職場や学校にいたので、在宅ワークがふさわしい単語かわからないが。
それは「クイズの饗宴(きょうえん)--FQUIZが贈るクイズフルコース--」で、自費出版だったので知っている人・持っている人は少ない幻の本だろう。
90年代はインターネットの前身であるパソコン通信(ネットワーク通信)Nifty-Serve(ニフティサーブ)のクイズ&パズルフォーラム(FQUIZ)で明け暮れていた。テレビのクイズ番組もまだあったけれど、テレビ局に頼らないで、どこにいても、好きな時にクイズが楽しめる環境を構築しつつあった。
1993年夏、FQUIZメンバーで亨有堂印刷所に勤めていた五十嵐実氏が、当時一般化しつつあった電算写植を利用した低価格文庫本制作システムを世に出す実験のために、FQUIZの有志でクイズの文庫本を作ることになった。
それぞれが得意分野のクイズを作り、掲載するのである。
全部で26のジャンルのクイズが集まったが、私はその総論とも言うべき、クイズの歴史やネットワークにおけるクイズの世界を伝えようと「プロローグ クイズは時空を越えて--テレビからネットワーク通信へ」を執筆し、巻頭に配置していただいた。
それをホームページで公開していたが、「TVクイズ大研究」「TVクイズまる金必勝マニュアル」「アメリカ横断ウルトラクイズ クイズ王の本」に引き続いてレスポンシブ化した。
パソコンで見たデザイン。途中を省略しています。クリックするとリンクします。
タブレットで見るデザイン。あまり変わりないですね。
スマホで見るデザイン。
この本の制作で集まって会議をしたことはない。
それぞれが作ったクイズ問題を、Nifty-Serveの会議室というシステムを使って検討したり訂正したりして作り上げ、原稿をメールで送るなどして電算写植で作り上げた本だ。
私を入れて27人のメンバーは首都圏に住んでいるとは限らないので、要は全員が在宅ワークでネットワーク通信を利用して作り上げた本だった。
紙の束の本が完成してからは、オフ会やネットを利用したそれこそ通信販売でそれぞれが売り、自費出版の負担を軽減した。
27年後の2020年は当時と比べ物にならないくらいネットワーク通信が発達している。当時は文字だけのやり取りが、今ではテレビ電話機能で顔や資料の見ながら打ち合わせできる。
電算写植も、写植(写真植字)そのものがなくなって、レイアウトを含めてデータ入稿になった。
在宅ワークが華やか?なこのごろ、「クイズの饗宴--FQUIZが贈るクイズフルコース--」は、27年前でも出版の仕事ができたよ、という証(あかし)である。
そもそも在宅ワークができるのはインターネット環境の充実がベースにあるからだ。仕事もパソコン主体で作業をしている人なら、今では居る場所を限定しないで労働できる。会議もまったく別の場所から参加できる。ただし小売業・飲食業・工場などはそこに居なければならない仕事も多いので、すべてが在宅になるのは難しい。
今から27年前の1993年、20世紀末に、在宅ワークだけで27人の仲間が集まって作った本がある。当時は在宅ワークなんて言葉はなかったはずだし、みんなが別々の職場や学校にいたので、在宅ワークがふさわしい単語かわからないが。
それは「クイズの饗宴(きょうえん)--FQUIZが贈るクイズフルコース--」で、自費出版だったので知っている人・持っている人は少ない幻の本だろう。
90年代はインターネットの前身であるパソコン通信(ネットワーク通信)Nifty-Serve(ニフティサーブ)のクイズ&パズルフォーラム(FQUIZ)で明け暮れていた。テレビのクイズ番組もまだあったけれど、テレビ局に頼らないで、どこにいても、好きな時にクイズが楽しめる環境を構築しつつあった。
1993年夏、FQUIZメンバーで亨有堂印刷所に勤めていた五十嵐実氏が、当時一般化しつつあった電算写植を利用した低価格文庫本制作システムを世に出す実験のために、FQUIZの有志でクイズの文庫本を作ることになった。
それぞれが得意分野のクイズを作り、掲載するのである。
全部で26のジャンルのクイズが集まったが、私はその総論とも言うべき、クイズの歴史やネットワークにおけるクイズの世界を伝えようと「プロローグ クイズは時空を越えて--テレビからネットワーク通信へ」を執筆し、巻頭に配置していただいた。
それをホームページで公開していたが、「TVクイズ大研究」「TVクイズまる金必勝マニュアル」「アメリカ横断ウルトラクイズ クイズ王の本」に引き続いてレスポンシブ化した。
パソコンで見たデザイン。途中を省略しています。クリックするとリンクします。
タブレットで見るデザイン。あまり変わりないですね。
スマホで見るデザイン。
この本の制作で集まって会議をしたことはない。
それぞれが作ったクイズ問題を、Nifty-Serveの会議室というシステムを使って検討したり訂正したりして作り上げ、原稿をメールで送るなどして電算写植で作り上げた本だ。
私を入れて27人のメンバーは首都圏に住んでいるとは限らないので、要は全員が在宅ワークでネットワーク通信を利用して作り上げた本だった。
紙の束の本が完成してからは、オフ会やネットを利用したそれこそ通信販売でそれぞれが売り、自費出版の負担を軽減した。
27年後の2020年は当時と比べ物にならないくらいネットワーク通信が発達している。当時は文字だけのやり取りが、今ではテレビ電話機能で顔や資料の見ながら打ち合わせできる。
電算写植も、写植(写真植字)そのものがなくなって、レイアウトを含めてデータ入稿になった。
在宅ワークが華やか?なこのごろ、「クイズの饗宴--FQUIZが贈るクイズフルコース--」は、27年前でも出版の仕事ができたよ、という証(あかし)である。