2006.08.31 Thursday
団塊世代の起業支援ビジネス
「80対20の法則を覆す ロングテールの法則」で知られる菅谷 義博氏の講演を聴講してきた。
80対20の法則は2:8の法則(にはちのほうそく)とも言われる。主に小売業において売り上げの8割をわずか2割の顧客が維持しているという、アレ。パレートの法則とも言われ、実際に小売業の業績を分析すると、まさしくそのとおりになって驚かされる(状況によって例外もあるが)。
で、ロングテールとは、長い尻尾の如く8割を占める2割の売り上げにしか貢献していない顧客に、コストをかけずに顧客維持を図るならば、結果的に売り上げに貢献するという手法。それには比較的低コストであるITを有効に活用し、検索連動型広告やブログなどをプロモーションの軸としていくという。
いくつかのタメになるキーワードがあったのだが、中でも惹かれたのは「団塊世代の起業」である。2007年問題は各産業が退職金と年金を回収しようと躍起になっているけれど、そのビジネスに大きな欠陥があるとすれば、ひとつは十数年で顧客が消滅してしまう事実(次に来る世代は潤沢な退職金や年金を持ち得ない)と、結局は彼らの退職金と年金が枯渇すればそれ以前に顧客を逸失するという点である。つまり生産力のない顧客にアプローチしているのである。
しかしながらまだまだ元気でノウハウの塊である団塊世代に起業させれば、彼ら自身が産業を創出する効果と、彼ら自身が新たな収入の糧を得るという点が、ぼったくり団塊向けビジネスとはまったく違うのだ。
そしてその前提として「団塊世代向け起業支援ビジネス」が発生する。会社法改正で1円から株式会社が作れる時代。彼らの経験や趣味を活かしたビジネスへの参入の手助けを、専門的見地からアドバイスするビジネスが存在したのだ。
税理士、経営コンサルタント、弁護士などで包括的セミナーを行い、その後、個別の起業の話しを聞いてコンサルタントを適正な価格で行えば、彼らのためにもなる。
何かやろうかしら。
80対20の法則は2:8の法則(にはちのほうそく)とも言われる。主に小売業において売り上げの8割をわずか2割の顧客が維持しているという、アレ。パレートの法則とも言われ、実際に小売業の業績を分析すると、まさしくそのとおりになって驚かされる(状況によって例外もあるが)。
で、ロングテールとは、長い尻尾の如く8割を占める2割の売り上げにしか貢献していない顧客に、コストをかけずに顧客維持を図るならば、結果的に売り上げに貢献するという手法。それには比較的低コストであるITを有効に活用し、検索連動型広告やブログなどをプロモーションの軸としていくという。
いくつかのタメになるキーワードがあったのだが、中でも惹かれたのは「団塊世代の起業」である。2007年問題は各産業が退職金と年金を回収しようと躍起になっているけれど、そのビジネスに大きな欠陥があるとすれば、ひとつは十数年で顧客が消滅してしまう事実(次に来る世代は潤沢な退職金や年金を持ち得ない)と、結局は彼らの退職金と年金が枯渇すればそれ以前に顧客を逸失するという点である。つまり生産力のない顧客にアプローチしているのである。
しかしながらまだまだ元気でノウハウの塊である団塊世代に起業させれば、彼ら自身が産業を創出する効果と、彼ら自身が新たな収入の糧を得るという点が、ぼったくり団塊向けビジネスとはまったく違うのだ。
そしてその前提として「団塊世代向け起業支援ビジネス」が発生する。会社法改正で1円から株式会社が作れる時代。彼らの経験や趣味を活かしたビジネスへの参入の手助けを、専門的見地からアドバイスするビジネスが存在したのだ。
税理士、経営コンサルタント、弁護士などで包括的セミナーを行い、その後、個別の起業の話しを聞いてコンサルタントを適正な価格で行えば、彼らのためにもなる。
何かやろうかしら。