2月末の強風でテレビのアンテナが倒れ、この期に及んで地上アナログアンテナを新調するハメになった。
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しかし、どういうわけか
地上デジタル放送のフジテレビの映りが悪くなり、欲求不満な状態が続いていたので、意を決して
6mのはしごを購入し、2階の屋根に登って自らアンテナを直すことにした。
電気屋はなぜか地上アナログアンテナは
東京タワーに向けたが、地上デジタルアンテナは、
すみだタワーに向けたのだ。気が早いって。
まずははしごの購入である。2年半前に地上デジタルアンテナを自分で取り付けたときは、建材リース屋から6mのはしごをレンタルして屋根に登ったが、クルマにスキーのキャリアをつけて30分かけて取りに行き、ボロボロのはしごを5000円で借りて、作業後再び返しに行ったのでレンタルは面倒。
楽天市場やヤフオクで探すと、楽天で6m16800円のがあったので、購入。自宅までの配送費も込みである。
PICA 【 二連はしご 】 コスモス CSM-67
たたむと3.9mで、うちのガレージにちょうど収納できる。
工具を持ってはしごを登る。電柱と電線があるのでギリギリだが、はしごの上は揺れるので、電柱をつかまって登るとゆれが軽減されるので、便利なのである。
ちなみに電気屋ははしごを立てず、電柱をスルスルと登って屋根に飛び移るのだが、とてもマネできましぇん。
運動神経は0というよりマイナスなので、はしごから屋根に乗り移るだけで一苦労。しかも身体が固くて足が上がらない。
屋根の斜面も相当なもので、這ってアンテナへ向かう。ご覧のように、地上アナログアンテナ(上)は東京タワー方面、地上デジタルアンテナ(下)はすみだタワー方面に向いているのである。フジテレビの映りが悪いのはアンテナの向きだと思っていた。
手を伸ばして身長ギリギリの高さだった地上デジタルアンテナのネジをペンチで弛めて、東京タワー方向に向ける。妻にテレビの映りを確認してもらい、コードレス内線電話でやり取りしたが、やはりフジテレビは映らないという。アンテナのせいではないらしい。
つまり、アンテナを20度向きを替えるためだけに、それも、くだらない番組の多いフジテレビだけのために、しかもケーブルテレビで正常に視聴できるといえばできるのに、16800円のはしごを買ってしまい、たぶん4年間使わずにガレージで埃まみれにする、というわけ。納得いかないか。
屋根の斜面を這うようにはしごに向かい、よろよろになって降りる。地面に足が付いたときは心底ほっとした。
2011年にはすみだタワーに向けなくてはならないが、4年後に屋根に登る自信はない。
それにしても、フジテレビだけ映らないのはどういうわけだろう。テレビの調整の問題なのか。テレビのチャンネル取得は自動なんだよな。もちろんはしごを買う前に何度も確認したのだが。
はしご代と苦労代を含め、無駄に終わった休日だった。
身体中が痛い
。