2007.06.30 Saturday
鉄道番組、花盛り
空前の鉄道ブームらしい。
かつて、SL廃止間近のころ、20年前の国鉄民営化などいくつかの波があり、鉄道マニアを主体としてのブームだったが、今回の波は一般のフツーの人を巻き込んでのブームだと思う。
これまでヲタク、変態と蔑まれ、その風貌はチェックのシャツの裾をはみ出させて異様に短いズボンをはく、リュックをしょっためがね男と揶揄されていたが、今ではアイドルまで登場する有様。先人の労苦の上にこんにちが成り立っているのは、すべからく同じである。
■関口知宏の中国鉄道大紀行(NHK)
ついに中国の鉄道を一筆書きして旅するという大企画。それも毎週ハイビジョンで生中継。春編が終わり、秋編は9月2日から。
番組HP
■特急田中3号(TBS)
KAT-TUNの田中聖が主役の青春ラブコメディ。普通は学園モノだろうが、これは鉄道マニアの世界観で描いたもの。女性の鉄道マニアを登場させたのも画期的。しかもドラマ書下ろしの脚本で原作はない。惜しまれつつ?終了。
番組HP
■鉄子の旅(ファミリー劇場)
菊池直恵と横見浩彦の人気のマンガがアニメに。単に鉄道に乗るだけと言うヨコミの旅に驚愕したキクチだが、だんだんとその世界にはまる。
小学館のマンガ雑誌の連載だったが、単行本はあれよあれよと増えていき遂にアニメに。実写ドラマでもよかったと思うが、予算の都合かマンガのティストを活かしたかったのか。
CSなのでケーブルやスカパーに加入しないと見られません。6月24日が初回放送。
番組HP
■新幹線ガール(NTV)
7月4日放送。
東海道新幹線のパーサー徳渕真利子さんの同名のエッセイのドラマ化。主演はベッキー。新幹線が大好きで、400人のパーサーの中で売り上げトップになった彼女の活躍を描く。
JR東海パッセンジャーズHP
■点と線(テレビ朝日=秋の特番)
松本清張原作の社会派ミステリーの元祖。テレ朝は米倉涼子による清張シリーズを終え、これまでドラマ化されなかった「点と線」を取り上げた。日本交通公社の雑誌「旅」に連載され、高峰三枝子主演で一度映画化されたものの、ドラマ化は始めて。鳥飼刑事をビートたけしが演じるのも話題。
しかしながら博多行きの寝台特急あさかぜは今はなく、飛行機で北海道や福岡に行くのが当たり前になっている今、時刻表トリックの妙味をどこまで出せるか。
日刊スポーツ記事
■天国と地獄(テレビ朝日=秋の特番)
黒澤明監督の名作のオマージュ。舞台を横浜から小樽に移し、「使用人の子供を誘拐して身代金をその金持ちに要求する」という、重いテーマを描く。映画で三船敏郎が演じた製靴会社重役を佐藤浩市が、仲代達矢が演じた刑事を阿部寛が演じる。時代は現代に。
ま、これは鉄道モノとはいいがたいのですが、特急こだまの便所から身代金の入った鞄を投げ捨てさせるシーンがおなじみ。刑事たちはこだまの運転席で8ミリカメラを回す。映画で唯一カラーフィルムを使った赤い煙が煙突から上がるシーンや、セリフもそのまま活かすと言う。JR北海道全面協力ですな。旧張碓駅あたりで鞄を投げ捨てられては回収できないと思うが。
私が「天国と地獄」で一番好きなのは、無一文になった権藤が靴屋のショーウィンドーに見入って再起を誓うシーン。それを犯人山崎務が見てたばこの火を借りる。
犯人役はまだ公表されていないみたいだが、極めて重要な役柄だ。
日刊スポーツ記事
かつて、SL廃止間近のころ、20年前の国鉄民営化などいくつかの波があり、鉄道マニアを主体としてのブームだったが、今回の波は一般のフツーの人を巻き込んでのブームだと思う。
これまでヲタク、変態と蔑まれ、その風貌はチェックのシャツの裾をはみ出させて異様に短いズボンをはく、リュックをしょっためがね男と揶揄されていたが、今ではアイドルまで登場する有様。先人の労苦の上にこんにちが成り立っているのは、すべからく同じである。
■関口知宏の中国鉄道大紀行(NHK)
ついに中国の鉄道を一筆書きして旅するという大企画。それも毎週ハイビジョンで生中継。春編が終わり、秋編は9月2日から。
番組HP
■特急田中3号(TBS)
KAT-TUNの田中聖が主役の青春ラブコメディ。普通は学園モノだろうが、これは鉄道マニアの世界観で描いたもの。女性の鉄道マニアを登場させたのも画期的。しかもドラマ書下ろしの脚本で原作はない。惜しまれつつ?終了。
番組HP
■鉄子の旅(ファミリー劇場)
菊池直恵と横見浩彦の人気のマンガがアニメに。単に鉄道に乗るだけと言うヨコミの旅に驚愕したキクチだが、だんだんとその世界にはまる。
小学館のマンガ雑誌の連載だったが、単行本はあれよあれよと増えていき遂にアニメに。実写ドラマでもよかったと思うが、予算の都合かマンガのティストを活かしたかったのか。
CSなのでケーブルやスカパーに加入しないと見られません。6月24日が初回放送。
番組HP
■新幹線ガール(NTV)
7月4日放送。
東海道新幹線のパーサー徳渕真利子さんの同名のエッセイのドラマ化。主演はベッキー。新幹線が大好きで、400人のパーサーの中で売り上げトップになった彼女の活躍を描く。
JR東海パッセンジャーズHP
■点と線(テレビ朝日=秋の特番)
松本清張原作の社会派ミステリーの元祖。テレ朝は米倉涼子による清張シリーズを終え、これまでドラマ化されなかった「点と線」を取り上げた。日本交通公社の雑誌「旅」に連載され、高峰三枝子主演で一度映画化されたものの、ドラマ化は始めて。鳥飼刑事をビートたけしが演じるのも話題。
しかしながら博多行きの寝台特急あさかぜは今はなく、飛行機で北海道や福岡に行くのが当たり前になっている今、時刻表トリックの妙味をどこまで出せるか。
日刊スポーツ記事
■天国と地獄(テレビ朝日=秋の特番)
黒澤明監督の名作のオマージュ。舞台を横浜から小樽に移し、「使用人の子供を誘拐して身代金をその金持ちに要求する」という、重いテーマを描く。映画で三船敏郎が演じた製靴会社重役を佐藤浩市が、仲代達矢が演じた刑事を阿部寛が演じる。時代は現代に。
ま、これは鉄道モノとはいいがたいのですが、特急こだまの便所から身代金の入った鞄を投げ捨てさせるシーンがおなじみ。刑事たちはこだまの運転席で8ミリカメラを回す。映画で唯一カラーフィルムを使った赤い煙が煙突から上がるシーンや、セリフもそのまま活かすと言う。JR北海道全面協力ですな。旧張碓駅あたりで鞄を投げ捨てられては回収できないと思うが。
私が「天国と地獄」で一番好きなのは、無一文になった権藤が靴屋のショーウィンドーに見入って再起を誓うシーン。それを犯人山崎務が見てたばこの火を借りる。
犯人役はまだ公表されていないみたいだが、極めて重要な役柄だ。
日刊スポーツ記事