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安くて気軽な公共の宿のアクセスが復活
公共の宿の予約ポータルサイトと自負している「安くて気軽な公共の宿」だったが、昨年10月21日にYahoo!の検索結果が突然2ページ目に落ちてしまった。それまで1日1万PVあったのに、半分の5000前後を推移した。

安くて気軽な公共の宿

落ちた理由はよくわからない。Yahoo!は以前も順位が激ダウンしたことがある。定期的なメンテナンスかなにかで、入れ替わることがあるのだろうか。

以後、TOPページを小まめに更新したり、中味のコンテンツの修正を頻繁にやったが、正月1月1日の最安値はやむをえないにしても、低迷していた。
特に最近は市町村合併や公共⇒民間へのシフトなどで、公共の宿の世界も激変しており、メンテナンスには苦労した。

ところが、それら更新の努力が実ったのか、年明けに軒並み雑誌「週刊女性」「JTB安くていい宿評判の宿」に紹介されたからか、1月30日からアクセスが増えて1日1万PVが復活した楽しい

今検索してみたら、「公共の宿」で検索するとYahoo!は3位、Googleは2位だ。

仕事でSEO(検索エンジン最適化)に携わることがあるけれど、やっとこれで面目を保った。そして、検索結果の順位がサイト運営に大きな影響を与えるのが身に染みてわかった。

とても便利なサイトなのでぜひご利用ください。

安くて気軽な公共の宿

●全国の公共の宿2000軒を網羅
●民間の同等の宿泊施設よりも2〜3割安い
●旅程を作るのに便利なように、地域から検索できる
●宿の内容や概算料金もわかる
●大部分の施設は写真入り
●予約サイトに直結しており、しかも予約サイトを横断的に比較できる
●だからJTBが満室でもじゃらんでは空いているときもあり、予約しやすい
●じゃらんや楽天トラベルはポイントがつく
●自分で欲しかったサイトを自分で作ったんです

| パソコン・インターネット | 23:30 | comments(0) | - |


激安航空会社の出現とダイナミックパッケージ
かつて飛行機は特権階級の乗り物で、松本清張の小説「点と線」でもトリックネタに使われているが、刑事たちはなかなか飛行機の利用に気づかないくらいだった。
今でも飛行機に乗ると異様にえらくなったように勘違いするバカはいるし、飛行機会社のマイルに応じた顧客対応策にも問題がないとはいえない。
が、ま、それはいい。

しかし今では飛行機は身近な乗り物となり、かなり気軽に乗れるようになったのは喜ばしいこと。
特に、旅割とか超割とか呼ばれる半額以下のキャンペーン料金はうれしいし、スカイマークなどのさらに割安な運賃は単身赴任族の帰省にも大いに利用されているようだ。

ところが外国ではLCC(ローコストキャリア)と呼ばれる激安航空会社が台頭し始めている。国際線で数千円、国内線では数百円という運賃も珍しくない。
日本にもオーストラリアのLCCであるジェットスター航空が乗り入れており、関空とシドニーなどを結んでいる。が、片道8万円程度は、なんとなく高い気がする。

それというのも、国土交通省が値引きは正規運賃の7割引までと規制しているからだが、4月からはガイアツに負けたのかこれを撤廃することになり、大手航空会社もより安い運賃を出さざるを得なくなった。
4月からのJAL悟空(正規割安運賃)は東京〜グアム往復39000円という8割引の運賃を提示しており(燃油サーチャージは別)、これは東京〜那覇37500円の正規運賃に匹敵する。グアム政府観光局がグアムツアーを安売りされて嘆くわけである。

もうひとつ、航空券+ホテルというパッケージを、お仕着せではなく、飛行機の便やホテルをユーザーの好きなように選べるダイナミックパッケージを各旅行会社が力を入れ始めている。
個人旅行の自由さにパッケージツアーの割安感を兼ね備えているのがダイナミックパッケージであり、欧米では主流の旅行形態だ。

JTBダイナミックパッケージはJAL、JRと組んでいる。

じゃらん組み合わせ自由なツアー(ダイナミックパッケージ)もJALと組んでいる。

楽天トラベルはANA楽パックとして、ANAと組んでいる。

当のANAは系列の旅行会社から旅作というダイナミックパッケージを出している。

私はANA楽パックで北海道を旅行したが、とにかく安くて旅程も自分の都合に合わせて設定できたのでとても満足度が高かった。
しかも単純な往復ではなく、行きは東京〜釧路、帰りは新千歳〜東京とルートを変えられたし、ホテルも釧路、札幌のほかに旭川も予約できて、かなり自由度の高い旅行が楽しめた。

ただし、すべてインターネットでの操作で店頭では申し込めない。また、操作方法はサイトによって異なるから、説明をよく読みながら申し込み操作をすること。同じ旅程でも日によって代金が異なる場合が多い。ホテルも部屋や食事の有無などを選べるが、それを未確認してしまうと、予想と違う旅行になってしまう、などの注意が必要だ

今後はシステムの高度化により複雑な旅程が組めるようになったり、個人旅行を喚起するようなプロモーションが出てくると思う。
2008年の旅行動向は新しい動きが期待できそうだ。

【ANA SKY WEB TOUR】国内旅作・お買い得情報

| 旅行・鉄道 | 23:45 | comments(0) | - |


目黒のランチ:シリアルビスケット 東急ストア
正月太りも改善されず、地球儀を半分にしたような腹のままではいくらなんでもマズイと、再び昼食を粗食に切り替えてダイエットすることにした。

夏場過ごしたように、シリアルビスケットをボソボソと食べることにした。

東急ストアにいったら、新製品が出てたので、味違いのもう1箱を求めた。飲み物は野菜1日これ1本。3本で288円と、自販機より安いのでまとめ買い。

シリアルビスケット

1回の量は↑こんなもんです。
果たして効果は出るのだろうか。


 オールブラン シリアル・ビスケット アップル&ハニー 30gX4袋入


 玄米フレーク シリアル・ビスケット つぶつぶ苺 30gX4袋入
| グルメ | 12:53 | comments(1) | - |


燃費改善の機械らしいです
石油価格やガソリン代が高騰して一般生活にも支障が出ている。
石油には暫定税率がかけられており、ガソリン1リットルあたり25円だそう。日本のガソリンなんて税金の塊である。
その暫定税が今年度でたまたま切れることから、野党は暫定税率を廃止して、ガソリンの実勢価格を下げるように訴えだした。
一方でその税金で道路を作っているのだと、与党の道路族や道路の恩恵に授かりたい地方都市などは暫定税のさらなる延長にやっきになっている。議員立法で暫定税の5月末までの延長が決まりそうで、参議院で民主党が審議を放棄したとしても60日を過ぎれば衆議院の議決に従う取り決めのため、ガソリン価格には今後10年間は暫定税率がかけられることになりそうだ。

地方、主に北海道の道路を走っていて、「こんなところにトンネルかよ」「なにもここまで舗装しなくても」などなど思うことしきり。地元の人に果たしてどれだけ念願の道路なのだろうか。スタッドレスタイヤで登れる程度の峠もトンネルである。
こうして公共事業を永続的に行い、さまざまな恩恵を得ようとしているのだ。

そんななか、エコグッズとしてクルマのシガーバッテリーに差し込んでおくだけで燃費が2割程度向上するという商品がある。


ネオソケットハイグレード 2250円

ネオソケットハイグレード
燃費向上(10〜30%)簡単取り付け
2000cc以上 12V車用


1.燃費向上(10-30%)
2.エンジンのパワーアップ
3.エンジン始動性の向上
4.バッテリーの寿命アップ
5.ライト、オーディオなど電気系統の性能アップ
6.排ガスのクリーン化 7.静電気のバチバチも軽減

●取付けは簡単!  
シガーライターソケットに差し込むだけ!  
(市販の2マタ・3マタにも対応しています)

●ガソリン車・ディーゼル車どちらにも対応!

燃費の原理
秘密は、本体内蔵の小型蓄電体「電解コンデンサー」。バッテリーが不足している電流をこのコンデンサーが補い、電流を点火・電気系統の部分に効率よくスムーズに充分な電気の供給を行い、完全燃焼に近い状態を作り出します。


こんな機械で燃費が向上するなら、最初から自動車メーカーが取り付ければいいようなものを。

| 日記・つぶやき | 22:41 | comments(0) | - |


目黒のランチ:みつ竹 和食
一時はダイエットで少々やせたのだが、このところまた戻ってしまった。
かつてはコーンフレークの朝食にシリアルビスケットの昼食という質素な食事をし、恵比寿から目黒まで一駅歩いて運動していたのだが、冬場になって寒いためそんなことはしなくなった。コーンフレークにミルクをかけると、冬場は寒いのである。

おかげで腹回りは地球儀を半分に切ったようになってしまった。
これはまずいと、今日はみつ竹で和食。

刺身にしようと思ったが、先週博多で刺身を食べたので誘惑に負けてカレイの唐揚げ定食 850円。

みつ竹
みつ竹

けれど、博多ではイカの唐揚げを食べていたのであった。こんなカロリーの高い食事をするなんて…。
しかもみつ竹にしてはカレイの身が少なく、タレも塩辛かった。

大いに反省し、明日からは粗食でダイエットすることにした。
世間ではキャベツダイエットがはやっているらしいが、会社に行ってればできないな。

| グルメ | 22:02 | comments(0) | - |


小倉の松本清張記念館を訪ねる
香椎を後にしてJRで小倉に向かった。車中爆睡。
博多〜門司間は列車は頻発しており、時刻表を見なくても駅に行けばよい。

小倉は清張の出身地であり、没後10周年の2002年に、北九州市立松本清張記念館が建てられた。そこに行くのである。

小倉には2度ほど来ている気がするが、いずれも駅前を散策した程度で来てないにも等しい。

JR小倉駅

駅前右手からアーケードの商店街があり、香椎ともどもアーケードはとてもおもしろい。1個100円のケーキ屋には人が群がっていた。
旦過(たんが)市場は、清張が子供の頃からある商店街。ここも安くていいものがいっぱいありそう。

旦過市場

大通りに出て右(西)へとどんどん進み、小倉城が見えてきた。
バックにある近代的な建物はリバーウォーク北九州という複合商業施設。

小倉城

城の先に松本清張記念館があった。徒歩15分くらいか。
あとで地図を貰って知ったが西小倉駅のほうが近かった。小倉の1駅手前で降りればよかったか。

松本清張記念館

地上2階地下1階の建物で、清張の年譜と遺品で構成されている。圧巻は浜田山の自宅の書斎・応接間・書庫を、亡くなったそのときそのままに移築した「思索と創作の城」だ。


大きな地図で見る


私は常々、プロの作品というものは三者のせめぎ合いの中で生まれる商業商品だと思っている。三者とは作者、編集者、読者である。作家が自分の思うものだけを書いていては、それは商業的に成功するかわからない。製造業が自分で作りやすい工場の都合だけで作った商品を世に出しているようなものだ。きっと誰も買わないだろう。
やはり読者と言う消費者に対応した、消費者が満足する商品を提供して初めて成功するのだ。
その間を取り持つのが流通業ともいえる編集者で、読者のニーズ、作家の意思をうまく調整し、時に資料集めに奔走し、世に成功する商品である作品、つまり文学であったりエッセイであったりを提供するのだ。

清張ほどの大作家でも、編集者は原稿の疑問点を容赦なく指摘し、赤の入った原稿に清張がさらに赤を入れ(遺品の赤鉛筆も展示されている)、完成品として世に出たのである。
そして読者の存在も大きい。読者は編集者以上に容赦なく清張に感想をぶつけたことだろう。作家や編集者は読者によっても育てられ、読者もまた作品に感化されて育って来たのだ。

清張にも編集者との共同作業があったのだと知り、その作品の人気と品質の高さを認識した。

清張は晩年緑内障を患い、最終的にはほぼ右目しか見えない状態だったらしい。入退院も繰り返した。それでも2つの作品を並行して手がけていたが、昭和の終わりを見届けて、平成4年(1992年)に亡くなった。
清張作品でもモノによって良否はあるのだが、極端に悪いものはない。やはり編集者の存在が大きいと思う。駄作を出してしまう作家は、そのまま出してしまう編集者にも責任があると思っている。大先生の原稿だからいじれないのではなく、大先生を維持するために原稿をいじることも編集者の仕事なのだ。

帰りは新北九州空港を利用した。小倉駅前バスセンターから40分だ。北九州市南部の苅田町の沖合いに作られており、周囲の荒涼とした殺風景な雰囲気は、ソウル郊外の仁川国際空港周辺に似ていた。最後に橋を渡るところなんか仁川(インチョン)だ。

空港ビルは新しく、みやげ屋で、清張が好んだ湖月堂の栗饅頭を買った。


湖月堂栗饅頭(10ヶ入り)

| 旅行・鉄道 | 23:40 | comments(0) | - |


点と線/松本清張の舞台、香椎へ
泊まったプラザホテル天神はビジネスホテルなんだろうが、黒を基調としたデザイナーズホテルらしい内装でなかなかよかった。

福岡県:福岡(ホテル) プラザホテル天神
〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名1-9-63

当ホテルは恵まれた環境下にあり、レジャー・ショッピング・ビジネスにと全てのアクセスに至便、シングルの部屋も広めで全室セミダブルベット導入。

PHOTO:Jalan

地図 
      
↑クリックすると予約サイトへリンクします↑

未明の4時半に目覚めてテレビをつけると能登半島が赤い地図を映している。NHKの地震速報のようだが、なんだかよくわからずまた寝てしまう。

悶々とわけのわからない夢を見ており、なぜかテニスをしている夢で、相手(めがねをかけた知らないおっさん)が打ち返した球が大ホームランでテニス場のフェンスを越えてしまった。これは球拾いをしなきゃ…とがっかりしたら携帯電話のメール着信音で目覚める。
沖縄に社員旅行に行っている別部署の同僚Bクンから愛のおはよーメールだった。8時半なので眠いけど起きることにする。

今日は各自自由行動で、私は松本清張の世界を訪ねる一人旅。基本は今日の午後便で帰京だが、ある者は長崎へ行き、ある者は九州新幹線で鹿児島に行くそうな。そういう人たちは延泊である。

まずは香椎(かしい)へ。博多駅からJRで3駅目の福岡市内。清張の芥川賞受賞後初の大ベストセラーとなった「点と線」の発端が、香椎海岸での男女の"情死体"である。点と線(昭和32年=1957年)で清張は文壇に不動の地位を築いた。私が読んだのは大学生になってからで、点と線で私は時刻表の魅力に引きずり込まれたのだ。

JR香椎駅はすでに高架になっており、往時の面影はないらしい。ちなみに1958年の映画は千葉県の佐倉駅を国鉄香椎駅に見立てたらしく、2006年のTVドラマでは横浜の空き地にオープンセットを組んだ。

JR香椎駅

小説では駅前に果物屋があり、ここの店主が海岸へ向かって歩く男女を目撃している。
果物屋の場所は実際はたばこ屋であった。
すぐ先に西鉄線の高架が見える。この通りは「ずいぶん寂しいところね」と女が言うのを通行人が耳にしたと刑事に証言するのだが、今では寂しい感じはなく、商店が並ぶ。

香椎

西鉄香椎駅まで200m程度だろうか。ごく近い。

西鉄香椎駅に沿って「香椎中央商店街」という昔ながらの市場が並んでいた。
まるでここだけ昭和30年である。まったくこのまま往時のロケに使える懐かしい商店街だ。

香椎

妻を連れてきたら喜んでいろいろ買い物をすると思う。
私は一人旅も多いが、そのときはいつも妻のことを考えている。ここは気に入ってくれるだろうな、ここはイヤがるだろう、今度はここに連れてきたいな、などなど。
総菜屋に八百屋。おばちゃんの服屋。魚屋では生きたフグまで売っていた。

で、これが西鉄香椎駅を海側(JRの反対側)から映したもの。

西鉄香椎駅

駅前に駅前ラーメンというまんまの名前のラーメン食堂があり、そこで昼食を食べながら聞いたら、桜の木は向かって左側にあったのを先週右側に移植したものとのこと。西鉄も2年前に高架になって、駅前の再開発をしているらしい。それまでは清張の小説に出てくる木造平屋の駅舎があったらしいが、取り壊された。清張の銅像が建つ話は聞いたことがないそうだ。
ちなみに映画では西武池袋線大泉学園駅を、テレビドラマでは銚子電鉄外川駅を西鉄香椎駅に見立てて撮影した。

さらに西へと海に向かって歩いてみる。大通りの先はおそらく昭和50年代に造った埋立地で、海岸の様子は激変しているはずだ。それこそ「寂しい=人通りの少ない」団地の間を抜けて海に出た。


大きな地図で見る


海岸は公園として整備されており、人工の砂浜が連なっていた。一部、岩場を作っていて、これが往時の姿に似せているのだろう。
死体を引きずっても足跡が残らない岩場だったのだ。映画もドラマもおそらく千葉の海岸の岩場で撮影したのだと思われる。

香椎海岸

点と線が世に出てから50年。時代は大きく変わっていた。


点と線
| 旅行・鉄道 | 22:46 | comments(0) | - |


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