2012.02.29 Wednesday
カーネーション 昭和45年にキックボードと自動閉鎖式引戸
今週のカーネーションは昭和45年(1970年)4月、次女直子(川崎亜沙美)の結婚式でスタートした。ヒロイン小原糸子(尾野真千子)は大正2年(1913年)生まれだから57歳だ。3月14日に開幕した大阪万博はまったくスルー。
28日放送の第123回は元愛人の周防(綾野剛)の妻の死。それを知らせると言って知らせられなかった北村(ほっしゃん。)と、知らすことができなかった北村の苦悩がわからずに三浦(近藤正臣)から呆れられる糸子。
※北村は糸子に惚れているがそれを言いだせない。糸子は気づいていない。それどころか、周防との道ならぬ恋を北村に噂だてられ、商売の邪魔になったので北村を快く思っていない。
そして夏。
幼いころから親しんだ髪結いの安岡玉枝(濱田マリ)の死期が近づいていることを嫁の八重子(田丸麻紀)から知らされる。
病室の玉枝は、戦地に行っておかしくなった次男の勘助(尾上寛之)は、戦争で酷い目に遭わされたのではなく、やったほうだと気づき、その告白はかつて勘助のことできつく叱ったお詫びだったのかと、糸子は涙する。
今回も非常に奥が深い流れだが、オーパーツがあるので突っ込んで欲しいとのコメントをいただいたので突っ込みます。
玉枝が病気であと半年しか持たないと、八重子から家の裏で教えられるシーン。糸子の脇にはキックボードが。しかしキックボードは平成11年(1999年)に発表されたので1970年には存在しない。
Wikipedia キックボード
当時はスケーターと呼ばれるおもちゃはあったが、形はもっとシンプルだ。こちらのホームページの画像>>>。
さらに、玉枝の病室は自動閉鎖装置付引戸だが、これは特許電子図書館で検索すると昭和55年(1980年)に特許を取っている(特開昭55-98584号、ただしほかにも同様の特許はある)。私自身は平成になってからこの引戸の存在を行きつけの病院で知ったくらいで、少なくとも昭和45年にはこの引戸はなかったはずだ。
玉枝の病室は個室で、さぞ金がかかるだろうと思うが、これはほかの病人がいるとドラマの進行が面倒になるので、いいこととします。
また、他人の糸子が見舞っている時に、嫁の八重子や孫の太郎一家らが付き添っていないのもヘンだけれど、これもいいことにします。
玉枝の病名はドラマでは出てこないが(余命半年告知なのでおそらくガン)、病人食でなくて糸子が持ち込んだカボチャや玉子焼きを食べていいのかとも思うけれども、これもいいことにします。
もう一つ、玉枝の病室には東京の優子(新山千春)と直子から見舞いの大きな花束が届けられているが、花キューピッドのシステム(近くの花屋から依頼と同等の花を届ける)はやはり当時はなかった。
ただし、花そのものを小包で送ることは不可能ではなかったろうから、これはよいことにします。
28日放送の第123回は元愛人の周防(綾野剛)の妻の死。それを知らせると言って知らせられなかった北村(ほっしゃん。)と、知らすことができなかった北村の苦悩がわからずに三浦(近藤正臣)から呆れられる糸子。
※北村は糸子に惚れているがそれを言いだせない。糸子は気づいていない。それどころか、周防との道ならぬ恋を北村に噂だてられ、商売の邪魔になったので北村を快く思っていない。
そして夏。
幼いころから親しんだ髪結いの安岡玉枝(濱田マリ)の死期が近づいていることを嫁の八重子(田丸麻紀)から知らされる。
病室の玉枝は、戦地に行っておかしくなった次男の勘助(尾上寛之)は、戦争で酷い目に遭わされたのではなく、やったほうだと気づき、その告白はかつて勘助のことできつく叱ったお詫びだったのかと、糸子は涙する。
今回も非常に奥が深い流れだが、オーパーツがあるので突っ込んで欲しいとのコメントをいただいたので突っ込みます。
玉枝が病気であと半年しか持たないと、八重子から家の裏で教えられるシーン。糸子の脇にはキックボードが。しかしキックボードは平成11年(1999年)に発表されたので1970年には存在しない。
Wikipedia キックボード
当時はスケーターと呼ばれるおもちゃはあったが、形はもっとシンプルだ。こちらのホームページの画像>>>。
さらに、玉枝の病室は自動閉鎖装置付引戸だが、これは特許電子図書館で検索すると昭和55年(1980年)に特許を取っている(特開昭55-98584号、ただしほかにも同様の特許はある)。私自身は平成になってからこの引戸の存在を行きつけの病院で知ったくらいで、少なくとも昭和45年にはこの引戸はなかったはずだ。
玉枝の病室は個室で、さぞ金がかかるだろうと思うが、これはほかの病人がいるとドラマの進行が面倒になるので、いいこととします。
また、他人の糸子が見舞っている時に、嫁の八重子や孫の太郎一家らが付き添っていないのもヘンだけれど、これもいいことにします。
玉枝の病名はドラマでは出てこないが(余命半年告知なのでおそらくガン)、病人食でなくて糸子が持ち込んだカボチャや玉子焼きを食べていいのかとも思うけれども、これもいいことにします。
もう一つ、玉枝の病室には東京の優子(新山千春)と直子から見舞いの大きな花束が届けられているが、花キューピッドのシステム(近くの花屋から依頼と同等の花を届ける)はやはり当時はなかった。
ただし、花そのものを小包で送ることは不可能ではなかったろうから、これはよいことにします。