2012.04.30 Monday
平凡パンチ’70 the nude 高橋惠子 ひし美ゆり子 東てる美
評価:
--- マガジンハウス ¥ 2,625 (2012-04-26) |
「永久保存版写真集 平凡パンチ’70 The Nude 高橋惠子 ひし美ゆり子 東てる美」は70年代を風靡した3人の女優、高橋恵子(関根恵子)、ひし美ゆり子(菱見百合子)、東てる美のヌード写真集だ。もちろん写真は70年代に撮影されたもので、当時の高校生、大学生、あんちゃんたちをにっこりもっこりさせた、懐かしの写真ばかりです。
70年代のアイドル女優の写真集に今興味があると言う人は、現在50代60代のおっさんのはずであり、老妻に隠れてこの本を見るのだろうか。
高橋恵子さんは1955年1月22日生まれ。学年でタメである。1970年8月封切の映画『高校生ブルース』で主演デビューしたから、当時15歳の鮮烈デビューだった。その後の映画「おさな妻」は流行語にもなったほどだ。
美しく均整のとれた身体で、女性が見てもきれいで憧れると思う。
高橋伴明監督と結婚された頃はうちの近所にお住まいで、まだ幼い秋山佑奈ちゃんをベビーバギーに乗せて3人で歩いている姿をなんどかお見かけしたことがある。それはそれはきれいで女優オーラが出まくっていた。
今でも年齢からするとスタイルも肌もきれいで、暮れのダウンタウンの「笑ってはいけない空港」ではボンテージも披露していたくらいだ。
あ〜、おれが高校生のころ尻を追いかけていたあの子はこんな年齢になってしまって、女優よりは数段落ちるおばあさんになっているのだなと思うと、怖くて同窓会なんかには行けない。
ひし美ゆり子さんは1947年6月10日生まれ。まさに胸キュンのおねいさんだ。
ウルトラセブンの友里アンヌ隊員で実質デビューした女優で、ウルトラセブンはリアルタイムではまった世代であり、素敵なおねいさんのアンヌ隊員には心底憧れていた。
その後、映画「同棲時代」などでヌードを披露した。いくつもの映画やドラマに出演されているが、今でもウルトラシリーズのオマージュ作品に引退したアンヌ隊員として出演されているのがなんともうれしく、DVDを借りてよく見ている。
ツイッターでもしきりにつぶやいており、くったくのない明るい人で、女優らしくないところがまた、いい。
東てる美さんは、1956年8月12日生まれ。この3人の中で一番若い。
とは言うものの、最近はいじわるなおばさん役が多いと思うが、もともとはポルノ女優で、きりっとした目鼻立ちと美しく妖艶な肢体で人気を博した。
この、今では熟女の3女優の写真集を出した意図が今一つはかり兼ねるが、リンク先のAmazonで一部の写真を見れば、単純に美しく、今のグラビアアイドルとは違ったなんとも言えない<味>を醸し出しているのがわかり、編集者はまさにそれを時空を超えた<美>として伝えたかったのかと思う。
そして、そういえば今では平凡パンチや週刊プレイボーイのような若者文化を支えている雑誌が無くて(プレイボーイはあるけど)今の若いやつらは何をみてコーフンしているんだろ。ネットがあるからこの手の雑誌も不要なのか。
1970年代の雑誌『平凡パンチ』の誌面を飾った伝説のヌード写真をデジタル・リ・マスターし、再編集した永久保存版の写真集。
登場するのは、高橋(関根)惠子、ひし美ゆり子、東てる美の3人。
高橋惠子はオールヌードが当時話題となった映画『朝やけの詩』を撮影中のカットを中心に。平凡パンチ掲載は1973年9月17日号。
ひし美ゆり子は南仏コート・ダジュールで撮ったオールヌードを中心に。平凡パンチ掲載は1973年4月6日号、8月6日号。
東てる美はロマンポルノ女優だった当時のヌード。温泉旅館で撮ったヌードは今見ても新鮮。平凡パンチ掲載は1976年5月30日号。
当時掲載されたカットに、未使用のアザカットまで加えたマニア垂涎の写真集である。