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目黒のランチ:ホップワン 昔ながらの洋食屋さん 閉店
ながらく目黒の路地で町の洋食屋さんとしておいしい料理を届けてくれていたホップワンが今日で閉店となった。

「具合でも悪いんですか?」と聞いたら、「いいえ、ぜんぜん。余力があるうちに引退しようと思って」と、非常にまっとうな答えが返ってきて感動した。
ボロボロになって人に迷惑をかけてもなんとか仕事を…と結局は顰蹙を残す人が多い昨今だが、まことにいさぎよく鮮やかだ。
元気でおいしい料理を作れるうちに引退して、いい思い出を残す。なかなかできるようでできないことで、学びたい。

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主にフライものが多かったが、ハンバーグをスパゲッティの上にドンと載せたり、ステーキがガンとあったり、まさしく昔ながらの洋食屋さんとして楽しませてくれた。

貼り紙によれば35年の歴史があったそうだ。

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さて、最後の一皿は何を食べようか。結局、ステーキには手がでなかった。迷った挙句、豚肉しょうが焼と海老フライとカニコロッケにした。海老フライがとにかく食べたかったし、こういう盛り合わせこそホップワンの真価と思うからだ。

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ほどなくして鉄板に載ってきた。そしてお皿に盛られたライスとカップスープ。
カップスープとは聞こえがいいが、中はワカメのみそ汁だ。そう、みそ汁をカップに入れて提供するところこそ、町の洋食屋さんたる由縁である。

豚肉は二枚で揚げものの下にはミックスベジタブル、ペンネ、さやいんげん、ベイクドポテトがわずかに顔を出してるのがわかりますか。

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野菜類が異常にしょっぱかったのはご愛敬。そのためと、名残惜しかったためとで、ライスをお代わりしてしまった。
海老フライはホクホクでプリプリ。なんとも言えない後味がしてこれぞ町の洋食屋の海老フライだ。

店内にはいくつもの表彰状や感謝状が飾られていたが、差出人は大平正芳、竹下登、鈴木俊一ら。それだけ長年にわたって飲食業界に貢献してきたということだ。
いや、飾られてはいないけれど、お客さんの一人ひとりが感謝状を心の中に描いて、食べているに違いない。

ホップワンさん、どうもごちそうさまでした。そしてありがとう。
この店に続く歴史ある名店は目黒に生まれるだろうか。そのためには客側の意識も必要なのだと思う。

| グルメ | 13:47 | comments(6) | - |


目黒のランチ:目黒 大人のハンバーグ
JR目黒駅西口から権之助坂を下って、歩道橋のところにあったエスニック料理SPICEのあとに入った店。野方ホープ軒の上。
目黒 大人のハンバーグと、地名が先に来る。
田町が本店らしくFC展開もしているらしい。

開店以来、とにかく混んでいるのでBクンと早めに訪れることにする。
什器を運べるのかと思うほどの狭い階段を上がり、12時前だがほぼ満席でなんとか座れたがそのあとから行列になった。だが12時半には空席もできたので、ムラがあると思う。行くタイミング次第と言ってしまえばそれまでか。

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黒毛和牛100%を溶岩石プレートで焼く凝りよう。そのため10分ほど待つと言うが、待ちます。
ランチメニューはハンバーグかステーキかで、このあたりは五反田のミート矢澤と似ている。が、この店はミート矢澤とは関係ありません。

まずは小皿とスープが出てきた。メインのハンバーグが出てくるまで時間がかかるから、その間に食べて飲んでしまう人が多いだろう。

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スープはさほどしょっぱくなく、ほどよい味加減だった。

ハンバーグもステーキも肉の量(重さ)で値段のランクがあり、大人のハンバーグランチセットは150g1200円、200g1500円、250g1800円、300g2100円で、200g以上はライス大盛り無料だ。
この「大人の」とつけば目玉焼きとチーズが載っているが、単なるハンバーグランチセットではそれらはオプションとなる。ちなみに150gで980円。
また、特選ステーキランチセットは150g1980円、200g2480円といいお値段だ。

ほどなくして溶岩石プレートの上でジュージュー音をたてている200gの大人のハンバーグがやってきた。

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う〜む、なかなかのボリューム。上からも写真を撮る。3Dで撮りたいくらいの立体感だ。

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ハンバーグは中まで火が通っている。ミート矢澤はまだ赤くて鉄板に押しつけて焼きながら食べるが、このあたりも別の店である証拠。
不思議なことに、溶岩石の上で焼き過ぎるということはなかった。

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肉はふんわりと柔らかく、肉の香りはしない。スパイスなどの刺激的な味もあまり感じずとても素直な味付けだ。
だが、ソースがフツーではなくこのソースにスパイスなどの味付けがされている。

なお、ソースをハンバーグにかけると溶岩プレートではねてしまうのでそれはしないで肉をソースにつけて食べるように言われた。Bクンはジャーとかけていたが。

ご飯の大盛はてんこ盛り。ただしベチャっとしていて炊き方にはもっと配慮して欲しい。

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総じておいしいハンバーグで人気なのはわかった。しかも肉をあまりこねくり回しておらず素直な味付けだった。ここらへんは通常のハンバーグと比較して好き好きはあると思う。

上品な一品。それが大人のハンバーグたる由縁なのだろう。

店の真ん中の柱の脇には口直しのガムとポイントカードが置かれていた。
あの柱、前の店から邪魔に存在していたが、どうすることもできないんだな。

食べ終わりにテーブルを見たらかなり油がはねていた。紙エプロンはあるけどいちおう気をつけたほうがいいだろう。

| グルメ | 13:21 | comments(2) | - |


梅ちゃん先生 父親が面接官の愚脚本 堀北真希
NHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」。
連休中の、再試験を途中放棄して戦争未亡人の色恋沙汰に余計なおせっかいを焼いた小娘梅子(堀北真希)に愛想が尽きて、しかも友人たちが懇願してドイツ語教師は再再試験を認めてしまう、教育上極めてよろしくない展開にあきれ果て、ブログでしばらく取りあげないでいた。
NHKにはリーガルチェック(法的整合性確認、ひいては常識や倫理観としての整合性)という概念がないのか。

その後もくだらないありえない展開ばかりで呆れていた。
たとえば兄竹夫(小出恵介)が密かに慕うキャバレー歌手が、叔父陽造も手が出ない有力者の妾になるのを阻止しようと、仕事場のキャバレーに押し掛けて支配人に歌手と合わせろとしつこく懇願する。兄と婚約でもしているならともかく、手も握ったことがない女に、それも帝都大学病院医学部教授の長男がキャバレー歌手と結婚なんて時代的にありえないのに、兄とくっつけようとする。

ダンスパーティにロミオとジュリエットの劇の<ほのかな恋>を絡めて、時代は一気に昭和26年2月になって梅子も医専を卒業する時期となった。

さて、いい加減に我慢ができないので苦言を呈する

友人の弥生(徳永えり)が帝都大学医学部のインターンになると聞いて、梅子も帝都大学のインターンになろうとする。それは父建造(高橋克実)が勤めているからであり、父にもっと指導して欲しいと言う気持ちからだった。

それはよい。父を尊敬し、その指導を仰ぎたい気持ちはわかる。

しかしその面接試験に、父建造が面接官として連なっていたことは許せない。
しかも父が娘に質問をする設定とはどういうつもりだろう。

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自分の身内、それも娘が受験するのに父親が面接官など、権威ある帝都大学でありえるのだろうか。
通常、身内が受験する場合は試験担当から外れるのが普通である。そうでなければ、特に面接と言う主観が作用する評価の場合は情実で合格させるケースが容易に想像できるから、いい学校ほど厳格に試験運用規則で決めている。

しかも父建造は厳格な性格で通しているのだから、娘が受験するなら試験官に推挙されていたとしても辞退するはずだ。建造は、ヤミ米を取り締まる立場の山口判事がヤミ米を口にしないで餓死した事件(実話)を知って、自らもヤミ米を食べずに断食状態だったほどの清廉潔白・頑固頑迷な人物像に描かれているのに、娘の受験には自分が試験官になって通してしまうのだ。これをNHKはどう説明するのか。いかにドラマとしても父への想いはほかに描きようがあるはずだ。
李下に冠を糺さずという言葉を知らないとみえる。

そもそもコネではないか。梅子は成績が悪く、友達の手助けや親のコネで医師の道を歩み続けている姿を全国に見せている。
なぜ、NHKや脚本の尾崎将也はこのような話を通してしまうのか。こんな女を医者にしていいのか。

たしかにドラマはヒロイン主体で話が回るから弥生の面接は割愛しても梅子の面接はキチンと描くのは当然だ。父の戦災孤児を助けた姿に感銘して医師をめざすのもわかる。そのエピソードをドラマの展開で再び出すのもわかる。
だがそれ以上に、親が面接官は息子専務の中小企業レベル以下の違和感がある。

梅ちゃん先生は朝ドラだから現実世界のような整合性は求めない。ドラマだから許せる設定は多々ある。それがtotoBIGに5回当たるような確率で起きたとしても、それはドラマであるなら許せると思う。
いい例がタイムスリップで現実にはありえない。しかし私はその設定が好きであり、そのありえない世界での展開を楽しめる。

だが、NHKがこれまで築いてきた建造の厳格像を崩してまで、また情実が忌み嫌われるにもかかわらず、リーガルチェックもスルーしてなんでこういうありえない設定を繰り返すのだろうか。

父と孤児のエピソードは違うシチュエーションでも表現できる。
このような低級なドラマが視聴率20%を超えているのだから、日本国民はよほどのバカか我慢強いお人好しなのだろう。

秋田県人は貧乏人で帰省もできず、町工場は朝鮮戦争が始まっても貧乏人で油まみれというステレオタイプもいい加減にしろと言いたい。

  

| 梅ちゃん先生(NHK) | 23:02 | comments(11) | - |


JAL国際線機内でインターネット
飛行機内では携帯電話、スマートフォンなどの電源を切らなければならず、機内ではネット環境から取り残される。
一時、コネクションバイボーイングという機内でインターネットができるシステムがあったが、儲からないため2006年に撤退した

2006年にANA国際線でニューヨークに行ったときは、座席脇のLAN端子にケーブルでノートパソコンと接続し、便利に使っていたのだが。
ANAのLAN口

しかし、iPadやスマートフォンの普及でノートパソコンを持ちこまずとも誰もがインターネットに接続できる状況になったし、ツイッターのような常時ネットを利用する環境にもなったため、飛行機内でのネット環境整備は極めて必要なサービス課題だった。
なにしろヒマだから暇つぶし観点からも必要。

そして徐々にではあるが、飛行機内でインターネットができるシステムが一部の航空会社から導入され始めている。
Panasonic Avionicsが開発したeXConnectというシステムである。

すでにルフトハンザではFlyNetというサービス名で導入されており、デルタ航空アラスカ航空カンタス航空USエアウェイなどもIn-Flight WiFiとして提供している(一部の路線で。また一部地域上空は利用不可の場合も。すべてがパナのシステムを利用しているのかは不明)。

そして夏からJAL国際線でも提供が始まる。

JAL 日本航空



ルフトハンザの例だと、24時間19.95ユーロ、約2000円での使用料(クレジットカード決済)だから妥当な額だろう。
しかも無線LANでの接続が可能だから、iPad、スマートフォンでの利用も可能ということだ。

しかし私がよく利用するANAにはインターネット接続サービスはないのか?。

機内インターネット利用可能航空会社リスト>>>

機内ネット接続関連記事一覧>>>
| ニュース | 09:01 | comments(0) | - |


JR利用術 とことん知っ得!!
JR利用術―とことん知っ得!!が自由国民社から発行された。

これはJRを利用した楽しい鉄道旅行、安くてお得な鉄道旅行のノウハウを伝えるハウツー本で、かつての種村直樹著「鉄道旅行術」を彷彿させる。
構成も見開き2ページ1項目で、余った部分に写真や図版を使っており、巻頭には口絵カラー写真があるところも鉄道旅行術そっくりだ。
しかし鉄道旅行術や種村直樹氏への言葉は見つからない。

国鉄が6つの旅客鉄道会社に分割民営化して、一部の規則は会社によって異なるようになり、鉄道旅行は高速バスや格安航空券で押され、その鉄道は路線がどんどん縮小され、ローカル線は本数が減って鉄道旅行そのものがしにくくなった。

そういう環境下での「JR利用術」である。むしろ上手な利用方法がますます必要ということだ。
クラッセの富田 康裕氏が編著となり、そのほかの著者は松原 廣明、鈴木 弘毅、山崎 友也、川島 令三、野田 隆、松本 典久、小野澤 正彦、田中 正恭、川辺 謙一、林田 芳雄、栗原 景各氏がいくつかの項目ごとに分担して執筆している。

内容は、きっぷの便利な買い方・使い方、リニア中央新幹線・都市圏新線の最新事情、ユニーク「駅そば」、リゾート列車…。運賃・料金などの制度に関することからさまざまな鉄道趣味まで、読んで得する「JRのウラ技」を83の項目で掲載している。

鉄道旅行術は著者種村直樹氏の実体験がベースで、それがまた読者を惹きつけることになったのだが、この本はおそらく客観的に書かれているはずで、インターネット全盛の時代にどう有効に作用するか、楽しみである。

実はあのことが実現していないのは、ああそうなのかと思った。

| 読書 | 00:23 | comments(2) | - |


FacebookになれなかったNifty-Serve
プロバイダの@niftyがその前身のNifty-Serve(ニフティサーブ)から25周年を記念して、フェイスブックを利用した特設サイトを開設している。
あたかも、当時のニフティが体験できるサイトだ。

@nifty

利用するには@niftyに招待状を申請するか、フェイスブック友達ですでにこの特設サイトに登録した人からの招待状が必要だ。

招待状申請はこちらから>>>

ニフティサーブは、1987年から始まったパソコン通信の大手サービス。
まず、パソコン通信とはインターネットが始まる前の時代、パソコン(通信ソフトのあるワープロも可)を使ってモデム経由で電話線とつなぎ、今で言うところのインターネットやフェイスブックのような交流ができたサービスだ。
文字だけで画像はなく、その文字も電光掲示板のように遅々としてパソコン画面に現れるものだったが、多くの人々を魅了した。

最大の特徴と言うか、インターネットとの違いは、登録した会社のサービスしか利用・閲覧できなかったこと。
インターネットはIP(インターネットプロトコル)でプロバイダがどの会社であっても基本的にすべてのホームページ閲覧やサービス利用ができるが、当時は、ニフティならニフティのみ、PC-VAN(NEC系の今のbiglobe)はPC-VANのみというように、会員をどれだけ確保するかがサービスの質につながっていた。

その後、インターネットが普及するに伴ってブラウザやパソコン用の専用ソフトでも利用できるようになったが、利用者は漸減していき、2006年にパソコン通信サービスの幕を閉じて、@niftyはプロバイダになりさがった。

私は会社では1989年から、個人では1991年から@niftyを利用していたため、今でもプロバイダは@niftyだ。

何と言ってもエポックは@niftyのフォーラム(リアルな世界でのサークル活動と思ってください。mixiのコミュに相当)に趣味のクイズ&パズルフォーラムを作ったこと。
当時はテレビのクイズ番組が全盛で、「テレビ局に頼らず、全国レベルで毎日いつでもだれとでもクイズが楽しめる場」を持ちたくて、ニフティで実現した。

クイズ&パズルフォーラム開設の物語はこちら>>>

ニフティのサービスはメール(ニフティの会員同士でないとやりとりできなかった)、掲示版や何と言ってもフォーラムが充実していた。
フォーラムは100以上あって、パソコンやワープロの機種ごと、鉄道や釣り、スキーなどの趣味、経済や建築など趣味と仕事を兼ねたものなどで非常に充実していた。
オフ会で会って結婚したカップルも多数いた。なにしろ、趣味は一致するしネットの世界では毎日のように「会って」いたのだから気心はしれていた。

私はかねがね、@niftyが先見の明を持ってあのままサービスを発展させていれば、mixifacebookに対抗できるだけのサービスに発展していたと思っている。

ニフティサーブこそSNSの元祖だったのだ。

@nifty側から話を聞いたわけではないが、@niftyはフォーラムがお荷物になっていた気がする。古くからの会員がシスオペ(システムオペレーター)として運営に携わっていたが、発言も増して一種の圧力団体に感じていたのではないか。その管理が面倒になって、インターネットに押されていたことも手伝い、2006年にサービスを終了したのだ、と。
しかしそのころアメリカでは学生を対象としたThe FaceBookというサービスが人気を集め出していた。
フォーラムこそニフティの最大の財産で宝だったはずだが、それをお荷物と思って捨ててしまった。

@niftyは富士通が母体だけれども、ああいう会社はイノベーターは出現できないのではないか。とんでもない才能のある外部の人がフェイスブックのようなアイデアを持ってきたとしても、その芽を摘んでしまうのではないか。そういう気がする。

ニフティサーブ25周年とは、初期のニフティーサーブのサービスが始まった後に生まれて入社した@nifty社員もいるわけで、ツイッターやフェイスブックに続く新たな会員サービスを彼らが創出してくれることを願ってやまない。
上司は、その芽を育てて欲しい。
そういう会社が日本にはなさすぎる。

その@niftyが25周年記念サイトをFacebook上で展開しているのは、なんとも皮肉で愚かしさすら感じるのだ。

●参考 コンテンツとコスト(熊式。)>>>


  


| パソコン・インターネット | 09:07 | comments(0) | - |


NHK技研公開 2012 スーパーハイビジョン
世田谷区砧のNHK放送技術研究所=技研で研究成果が公開されているので行ってきた。世に言う技研公開である。27日まで。

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世界的に観てもNHKの放送通信技術はトップクラスであり、その影響は放送業界のみならず家電業界や通信やインターネット、そして国民の暮らしに直結している。特に「人にやさしい放送技術」は、ITの力を応用して、弱者救済や弱者にも楽しめる放送をめざしていて、高齢化社会・過疎化社会の生活補間にもなってくると思っている。

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いかにも技術者風のおっさんや、理系の大学生みたいなヤングが多数詰め掛けて熱心にメモを取っていた。
私が情報通信系の学生で放送業界に勤めるなら、間違いなくNHKを選ぶ。採用してくれるかはわからないが。

「人にやさしい放送技術」の一つが生字幕制作で、ドラマのようにあらかじめ脚本に沿って録画している番組ではなく、生放送のバラエティなどに利用されている。たとえば「あさイチ!」。

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仕組みは、放送に登場しているイノッチや有働さんの発言を、影にいるアナウンサーがその場ではっきりとした声で読み上げてそれを音声認識し、自動的にテキストにしていることだ。まだ登場人物の発言をそのまま認識するのは難しいらしい。確かに、スマホのしゃべってコンシェルやSiriもトンチンカンな対応をしがちだ。

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しかしそれでも認識間違いがあるらしく、さらに別のスタッフが変換ミスなどを修正したものを放送していると言う。
変換辞書はあさイチ!であれば話題ごとに「料理」「園芸」「旅」などに分かれており、話題ごとに切り替えて使う。また「相撲」「野球」「サッカー」などの辞書もあるそうで、力士名やルール名などはあらかじめ登録されているとのこと。

しゃべる方も変換ミスを確認する方も相当な集中力が必要で、20分交代らしい。それでも妄想ばかりしている私には勤まらないので就職できないか。

天気予報の自動手話CGはこっけいでこれこそ字幕のほうが確実と思ったが、手話のほうがいいという人がいるらしい。

もう一つの目玉は145インチのスーパーハイビジョンとそれに伴う22.2チャンネルのマルチチャンネル音響放送

窓の向こうの楽団を見ているのではなく、スーパーハイビジョンを見ているのです。
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これに、部屋をぐるりと囲む下層・中層・上層とスーパーウーハー2台の22基+2基=24基のスピーカーによるマルチチャンネル音響は、あたかもコンサートホールにいる錯覚になる。
実際はスピーカーをそんなに家庭内に配置できないので、前方の左右3段の計6つのスピーカーから疑似的に周囲を囲むような音響に聞こえる技術も開発しているそうだ。

また、そのための録音マイクは24本ではなく、もっと多くのマイクで集音し、それをコンピュータでミキシングして音を作っている。

そしてNHKは放送局だから、これをBlu-Rayなどのメディアではなく放送で飛ばして一般家庭に届けなくてはならず、送出技術と受信側はリーズナブルのシステムでの視聴を可能にしなければならなくて、それを本気で研究開発している。

なお、裸眼の3Dテレビもあったけれどボケボケで、それならまだメガネをかけて見たほうがいいと思ったけれど、それも数年先にはもっと解消されているのでしょう。

長生きをしなければと思った。



| 映画・テレビ | 12:43 | comments(0) | - |


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