2013.09.30 Monday
ごちそうさんは梅ちゃん先生? だいじょうぶか 杏
NHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」が始まった。
明治38年(1905年)、東京の西洋料理店に生まれた卯野め以子(豊嶋花/杏)は食いしん坊。
食べること、生きること、命を愛した女の物語だ。
冒頭のシーンは戦争が終わって廃墟となった昭和20年(1945年)の大阪で、子供たちに鍋料理を振舞う め以子。
このロケ地は「梅ちゃん先生」でも使われた、茨城県高萩市の工場跡を利用して撮影している。
ごちそうさん
梅ちゃん先生
梅ちゃん先生も冒頭は1945年で場所は東京鎌田の設定だ。
ごちそうさんの時代考証は天野隆子さんが担当している。明治・大正・昭和の時代考証家としてNHKの朝ドラではおなじみだ。
しかし梅ちゃん先生の時代考証も天野隆子さんだった。
梅ちゃん先生の時代考証ときたら、終戦直後で金属多すぎ、平サラリーマンの姉のアパートに電話が引かれ、ずいぶんといいかげんだった。
だから、「ごちそうさん」の時代考証もどうせいい加減だと思う。
大河ドラマで江戸時代と室町時代をごっちゃにしても、当時を知っている人は誰もいないのだから、ごまかそうと思えばごまかせる。しかし明治・大正・昭和は、生きていたり生きていた人から直接話を聞いた人も今現在多く、ごまかすのがたいへんだ。
しかも今はSNSが発達しているから、素人からの突っ込みもしやすくなっている。
あえて炎上させて注目を得る炎上マーケティングも無きにしも非ずだが、よいこととは言えない。
今回の、被災地での鍋料理も具が豪華すぎると思う。
でも天野先生は、め以子が一生懸命振舞っているから、そういう豪華な具だったのよ、といえばそれでいいんだろう。
しかも話の展開も梅ちゃん先生と同じ。
ごちそうさんでは祖母が盗んだ柿を食べて腸チフスになった話をして孫のめ以子をいさめるが、
梅ちゃん先生では拾ったまんじゅうを食べて腹痛を起こした戦災孤児のヒロシを医師である父が助けて、梅子は医者をめざす。
ごちそうさんの脚本はTBSの「JIN−仁-」を手掛けた森下佳子さんだが、どうなの、これ。
梅子は川でコケるが、め以子もコケるシーンがある。
梅ちゃん先生はいい加減な時代考証と陳腐なストーリー展開だったが視聴率はよかった。ボロクソ書いたら堀北真希の信者からクレームが多数きた。
ごちそうさんがどうなるか、まだだれにもわからないが、これまでの朝ドラの良い点は継いでほしいけれども、「おはなはん」「おしん」の時代とは違うのだから、そこは考慮して欲しい。
明治38年(1905年)、東京の西洋料理店に生まれた卯野め以子(豊嶋花/杏)は食いしん坊。
食べること、生きること、命を愛した女の物語だ。
冒頭のシーンは戦争が終わって廃墟となった昭和20年(1945年)の大阪で、子供たちに鍋料理を振舞う め以子。
このロケ地は「梅ちゃん先生」でも使われた、茨城県高萩市の工場跡を利用して撮影している。
ごちそうさん
梅ちゃん先生
梅ちゃん先生も冒頭は1945年で場所は東京鎌田の設定だ。
ごちそうさんの時代考証は天野隆子さんが担当している。明治・大正・昭和の時代考証家としてNHKの朝ドラではおなじみだ。
しかし梅ちゃん先生の時代考証も天野隆子さんだった。
梅ちゃん先生の時代考証ときたら、終戦直後で金属多すぎ、平サラリーマンの姉のアパートに電話が引かれ、ずいぶんといいかげんだった。
だから、「ごちそうさん」の時代考証もどうせいい加減だと思う。
大河ドラマで江戸時代と室町時代をごっちゃにしても、当時を知っている人は誰もいないのだから、ごまかそうと思えばごまかせる。しかし明治・大正・昭和は、生きていたり生きていた人から直接話を聞いた人も今現在多く、ごまかすのがたいへんだ。
しかも今はSNSが発達しているから、素人からの突っ込みもしやすくなっている。
あえて炎上させて注目を得る炎上マーケティングも無きにしも非ずだが、よいこととは言えない。
今回の、被災地での鍋料理も具が豪華すぎると思う。
でも天野先生は、め以子が一生懸命振舞っているから、そういう豪華な具だったのよ、といえばそれでいいんだろう。
しかも話の展開も梅ちゃん先生と同じ。
ごちそうさんでは祖母が盗んだ柿を食べて腸チフスになった話をして孫のめ以子をいさめるが、
梅ちゃん先生では拾ったまんじゅうを食べて腹痛を起こした戦災孤児のヒロシを医師である父が助けて、梅子は医者をめざす。
ごちそうさんの脚本はTBSの「JIN−仁-」を手掛けた森下佳子さんだが、どうなの、これ。
梅子は川でコケるが、め以子もコケるシーンがある。
梅ちゃん先生はいい加減な時代考証と陳腐なストーリー展開だったが視聴率はよかった。ボロクソ書いたら堀北真希の信者からクレームが多数きた。
ごちそうさんがどうなるか、まだだれにもわからないが、これまでの朝ドラの良い点は継いでほしいけれども、「おはなはん」「おしん」の時代とは違うのだから、そこは考慮して欲しい。