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金田一耕助、シャーロック・ホームズ、網走番外地などをコンプリート
私の趣味はコレクションで、映画やドラマのシリーズものを全部そろえたいという意識を持っている。
CS放送では過去のドラマなどを全話連続で放送してくれるので、気に入った作品は全部録画してBlu-Rayディスクに保管している。
観ることはめったにない。集めて録画して保存して、「持っている」という満足感のみである。



昔はDVDラベル製作にも凝っていたが、量が多いのでディスクにダビングするのが精いっぱいだ。
リストを作るに当たりWikipediaを参照した。


横溝正史シリーズI(数話で完結の連続もの)
犬神家の一族
本陣殺人事件
三つ首塔
悪魔が来りて笛を吹く
獄門島
悪魔の手毬唄


横溝正史リーズII(数話で完結の連続もの)
八つ墓村
真珠郎
仮面舞踏会
不死蝶
夜歩く
女王蜂
黒猫亭事件
仮面劇場
迷路荘の惨劇


名探偵・金田一耕助シリーズ(1話完結もの)
本陣殺人事件
ミイラの花嫁
獄門岩の首
霧の山荘
死仮面
香水心中
不死蝶
殺人鬼
死神の矢
薔薇王
悪魔の手毬唄
魔女の旋律
八つ墓村
悪魔が来りて笛を吹く
女怪
病院坂の首縊りの家
三つ首塔
迷路の花嫁
女王蜂
悪魔の唇
悪魔の花嫁
呪われた湖
黒い羽根の呪い
幽霊座
獄門島
悪魔の仮面
悪霊島
トランプ台上の首
水神村伝説殺人事件
人面瘡
白蝋の死美人
神隠し真珠郎

ジェレミー・ブレッドのシャーロック・ホームズの冒険
第1シリーズ/The Adventures of Sherlock Holmes
第1話 ボヘミアの醜聞/A Scandal In Bohemia
第2話 踊る人形/The Dancing Men
第3話 海軍条約事件/The Naval Treaty
第4話 美しき自転車乗り/The Solitary Cyclist
第5話 まがった男/The Crooked Man
第6話 まだらの紐/The Speckled Band
第7話 青い紅玉/The Blue Carbuncle

第2シリーズ/The Adventures of Sherlock Holmes
第8話 ぶなの木屋敷の怪/The Copper Beeches
第9話 ギリシャ語通訳/The Greek Interpreter
第10話 ノーウッドの建築業者/The Norwood Builder
第11話 入院患者/The Resident Patient
第12話 赤髪同盟/The Red-Headed League
第13話 最後の事件/The Final Problem

第3シリーズ/The Return of Sherlock Holmes
第14話 空き家の怪事件/The Empty House
第15(18)話 修道院屋敷/The Abbey Grange
第16(17)話 マスグレーブ家の儀式書/The Musgrave Ritual
第17(16)話 第二の血痕/The Second Stain
第18(19)話 もう一つの顔/The Man with the Twisted Lip
第19(15)話 プライオリ・スクール/The Priory School
第20話 六つのナポレオン/The Six Napoleons

第4シリーズ/The Return of Sherlock Holmes
第21(23)話 悪魔の足/The Devil's Foot
第22話 銀星号事件/Silver Blaze
第23(24)話 ウィステリア荘/Wisteria Lodge
第24(25)話 ブルース・パーティントン設計書/The Bruce-Partington Plans
第25(21)話 四人の署名/The Sign of Four
第26話 バスカビル家の犬/The Hound of the Baskervilles

第5シリーズ/The Casebook of Sherlock Holmes
第27話 レディ・フランシスの失踪/The Disappearance of Lady Frances Carfax
第28(29)話 ソア橋のなぞ/The Problem of Thor Bridge
第29(28)話 ボスコム渓谷の惨劇/The Boscombe Valley Mystery
第30(31)話 高名の依頼人/The Illustrious Client
第31(30)話 ショスコム荘/Shoscombe Old Place
第32話 這う人/The Creeping Man
第33(34)話 犯人は二人/The Master Blackmailer
第34(33)話 サセックスの吸血鬼/The Last Vampyre
第35話 未婚の貴族/The Eligible Bachelor

第6シリーズ/The Memoirs of Sherlock Holmes
第36話 三破風館/The Three Gables
第37話 瀕死の探偵/The Dying Detective
第38(40)話 金縁の鼻眼鏡/The Golden Pince-Nez
第39(38)話 赤い輪/The Red Circle
第40(41)話 マザランの宝石/The Mazarin Stone (with The Three Garridebs)
第41(39)話 ボール箱/The Cardboard Box
※コナン・ドイルの原作は短編56、長編4の合計60作品だが、ブレッドが死去したため41作で終わった。残念である。


高倉健の網走番外地シリーズ(石井輝男監督)
網走番外地
続 網走番外地 (1965年)
網走番外地 望郷篇 (1965年)
網走番外地 北海篇 (1965年)
網走番外地 荒野の対決 (1966年)
網走番外地 南国の対決 (1966年)
網走番外地 大雪原の対決 (1966年)
網走番外地 決斗零下30度 (1967)
網走番外地 悪への挑戦 (1967)
網走番外地 吹雪の斗争 (1967)


このほか、
スティーブン・セガールの沈黙シリーズ
実際は「沈黙の戦艦」「暴走特急」のみだが、その後セガール作品はみんな「沈黙の○○」というタイトルになった。

●山口百恵の文芸映画シリーズ

●エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY

●デスパレートな妻たち

●武田鉄矢の刑事物語シリーズ


などはコンプリートです。しかしほとんど見ていません。

  
| 映画・テレビ | 18:23 | comments(0) | - |


心に吹く風 大人の純愛ストーリー 眞島秀和・真田麻垂美
6月からケーブルテレビの衛星劇場HDを契約した。オプションチャンネルで追加料金がかかる。松竹の運営で、「男はつらいよ」シリーズはじめ、歌舞伎や松竹映画のコンテンツが多い。

番組表で北海道が舞台の「心に吹く風」という映画があったので録画して観た。
「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督作品だが、キャストもスタッフもほとんど日本人だ。

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ビデオアーティストの日高リョウスケ(眞島秀和)は富良野で撮影中、友人イケノ(長谷川朝晴)から借りた車が故障してしまい、電話を借りに民家に立ち寄った。玄関から出てきた主婦春香(真田麻垂美)は、なんと20年前に別れた元カノだった。

翌日、新栄の丘駐車場で待ち合わせた二人は、修理されたリョウスケの車でドライブをする。

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小さな花を摘んだ。懐かしい高校時代のエピソードでも小さな花を摘んでいた。過去とのフラッシュバックの演出が続く。

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春香の年の離れた夫は台湾に出張しており、娘は大学1年生で札幌で一人暮らし。今の春香は義母と二人のため、夕食までに帰らなければならなかった。
翌日も会おうと誘うリョウスケ。明日で撮影が終わり帰京してしまうのだ。

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しかし春香はボランティア活動を口実に逢うのを断る。連絡先も聞かないほうがいいという。
思いが募るリョウスケは「この場所で待っている」と伝える。

翌日、駐車場で待つリョウスケの元に、ためらいつつも春香がやってくる。

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大人の純愛ストーリーを追いかけるユン・ソクホ監督が、基本は「男は元カノを忘れられない」であり、女は(結婚していることもあり)ためらいながらも、惹かれずにはいられなかったという心の葛藤を、美しい富良野や美瑛の風景を活かしながら、1か月の長期ロケを敢行して作り上げた作品だ。
ロケ地マップはこちら

旭川空港にリョウスケを送りに行った春香は、旭川に帰ってきた夫と偶然会ってしまい、リョウスケに別れの言葉もかけられないまま行くしかなかった。てっきり自分を迎えに来てくれたと思った夫は車ですぐに寝てしまったので、春香は夫を置いて駐車場からターミナルに戻る。
しかしリョウスケの姿はもうなかった。

しばらくしてリョウスケの写真展が開催され、案内状が春香に届く。
鑑賞に行った春香は、リョウスケの経歴書を見て驚く。

「スコットランドで急逝」

イケノによれば、身体の具合が悪いのをおして働いていたという。
死を前にして、元カノに逢えたのは神のおぼしめしか、いたずらか。
おれも会いたいけど。


  
| 映画・テレビ | 18:54 | comments(0) | - |


半分、青い。時をかける少女 との既視感 原田知世
NHKの朝ドラ「半分、青い。」。
世界観が変わるほどの影響を受けた漫画家秋風羽織(豊川悦司)のトークショーを名古屋まで聞きに行った楡野鈴愛(永野芽郁)と萩尾律(佐藤健)は、差し入れの五平餅が功を奏して控室に呼ばれる。
そして鈴愛が描いたマンガを観た秋風は、「弟子にならないか」と仰天発言をする。



普通だったら最終曜日の土曜日にするような転換のストーリーだが、それを月曜日にやる。

秋風は、漫画の描き方をまったく知らない鈴愛が、独学でそれなりのストーリーや駒割りをいきなり本番同様に作業をして、それなりに出来上がっている才能に目を付けたのだろう。

一方で、秘書?の菱本若菜(井川遥)は「まさか五平餅目当てじゃないでしょうね、岐阜に行って猿一匹拾ってくるなんて」と批判的だが、ここは岐阜じゃなくて「名古屋」というべきだろう。
まぁ、鈴愛たちの住所や電話番号を聞いているはずだから岐阜と言ったのかもしれないが。



秋風は「まあ見てなさい。おもしろいことになりますから」と、これからの物語の展開を"予言"している。

ところで、萩尾律の母親、萩尾和子(はぎお・わこ)は原田知世が演じている。この原田知世のキャラクター設定が原田が演じた1983年の映画「時をかける少女」のヒロイン芳山和子(よしやま・かずこ)をリスペクトしているのだ。

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毛糸編みの赤いカーディガンにロングスカート。相手は青。

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どっちがどっちの役回りだかわからないほどの既視感だ。

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さらに「時をかける少女」で芳山和子は弓道部だったが、

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"息子"の萩尾律が心をときめかせた美少女伊藤清(いとう・さや=古畑星夏)も弓道部の設定だ。

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昔からの原田知世ファンは思わずニヤリとしてしまう。
鈴愛は農協の内定を蹴って東京に行くのか、これからの展開が気になる。

  
| 映画・テレビ | 19:01 | comments(2) | - |


半分、青い。 適度なパロディで朝ドラリスペクト
今週も絶好調だったNHKの朝ドラ「半分、青い。」は現在1989年。
ヒロイン楡野鈴愛(永野芽郁)は高校三年生。学業が振るわず、左耳が聞こえなくて大勢の学友たちが話していることが聞き分けられないので就職希望だ。

しかし12社も落ちてしまった。

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その会社が全部朝ドラにリスペクトされている会社なのだ。

●受けた企業リスト
下村医療器⇒梅ちゃん先生(下村梅子)
狩野旅館⇒純と愛(狩野純)
天野海産⇒あまちゃん(天野あき)
レストランにしかど⇒ごちそうさん(西門め以子)
村岡書店⇒花子とアン(村岡花子)
亀山飲料販売サービス⇒マッサン(亀山政春)
津村食品⇒まれ(津村希)
白岡信用金庫⇒あさが来た(白岡あさ)
コバシ印刷⇒とと姉ちゃん(小橋常子)
板東織物工業⇒べっぴんさん(板東すみれ)
谷田部精工⇒ひよっこ(谷田部みね子)
藤岡企画⇒わろてんか(藤岡てん)


残るは
東美濃市農協、
なんと仙吉じいちゃん(中村雅俊)のコネで地元農協に就職が決まった。
一番いいところじゃないか? レストランにしかどなんて個人事業主だろう。たぶん、左耳が聞こえないので客の注文が取れないと思われたのだろう。接客業は難しい。農協もそれを知っていて、窓口でなくて裏方の事務をやらせるつもりだ。
鈴愛は同級生の奈生(奈緒)の実家である「おしゃれ木田原」でスーツをしつらえてもらい、この世の春だ。

幼馴染の萩尾律(佐藤健)が貸してくれた秋風羽織(豊川悦司)のマンガに夢中になり、模写してみるととても上手。律の勧めもあって、漫画を描いてみた。
現在、NHKサイトでアニメになって公開されている。
カセットテープの恋
鈴愛の実際の体験を漫画にしたものだ。

鈴愛と律は秋風羽織はどんな人かと想像する。秋風羽織のマンガは、実在の漫画家くらもちふさこ先生のマンガをそのまま使わせてもらっているので、リアル感が半端でなく、この試みは成功していると思う。

そして秋風のトークショーが名古屋で開かれ、律と鈴愛は観に行く。

秋風羽織は朝ドラお約束のヘンなおっさん。偏屈にも偏屈を重ねている。

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トークショーで水を飲むと冷たい。
「水は常温で」と、これはベッキーのセリフだ。

司会者(加藤綾子=バブルメイク)に聞かれても
別に

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これは沢尻エリカだ。

そして漫画家にもいろいろいると、「私は醜いアヒルの子」と、これは梅宮アンナの本の題名じゃないか?

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ところが鈴愛が差し入れした仙吉じいちゃんの五平餅を食べたら
「うっま」と、表情が一変。

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鈴愛は秋風の控室に呼ばれて秋風と対面する。

来週は秋風にそそのかされて東京に出て漫画家になると鈴愛が宣言。
せっかく就職が決まっている農協はどうなる?

  
| 映画・テレビ | 20:55 | comments(1) | - |


TVアニメ「ゴールデンカムイ」 小林親弘・白石晴香 
『週刊ヤングジャンプ』(集英社)に連載されている、野田サトル作のマンガ「ゴールデンカムイ」がTVアニメになった。

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TOKYO MX 毎週月曜23:00〜
読売テレビ 毎週月曜25:59〜
札幌テレビ 毎週月曜25:44〜
BS11     毎週月曜25:00〜
時代劇専門チャンネル 毎週金曜25:00〜

いくつかの放送局で見られるが、私は東京MXテレビで見ている。今日の月曜日が第3回となる。

日露戦争の生き残り、杉元佐一(CV小林親弘)とアイヌの少女アシパ(CV白石晴香)が、アイヌが隠したという金塊を求めて明治期の北海道を巡る、ロールプレイングゲームみたいなマンガだ。

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この漫画の引き込まれるところとして、まず明治期の開拓のさなかの北海道がリアルに活写されていること。もちろん観たことはないが、現実と違うかもしれないが、作者はかなりの取材を重ねているので、たぶんそうだろう。

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次に、アイヌの生活やアイヌ料理がいろいろと出てくることだ。今では食べられない野生動物を材料にしたものが多く、それだけで興味をそそる。

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その金塊のありかは網走監獄の脱獄囚たちの体に刻まれた刺青にあり、それも全員分がそろわないと用をなさない。

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つまり金塊にたどり着くには囚人たちの刺青を集めなければならず、時に殺したり時に模写したりで、それ自体がサバイバルだ。

そして杉元と組んだり敵対したり、金塊を狙う多彩で個性的な登場人物たちだ。

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敵か味方かわからなかったり、寝返ったり、軍隊だったりと、そのうちだれがだれだかわからなくなってきた。

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アニメでは登場人物を整理するとか、声優の演技でキャラクターを際立たせるなどして、登場人物を明確にしてほしい。

最後に、アイヌが出てくると暗い話になりがちだが、まったくそんなことはなく、単なる民族として描かれている。
若干、和人との諍いも描かれているが、差別や弾圧とは異なっている。ここがこの作品のもっともすばらしい特徴ではないだろうか。

今夜が第三回でさらに登場人物が増え、話も複雑になっていく。原作はAmazon Kindleで全部読んでいるけれど、TVアニメでもう一度ストーリーで確認したい。

  
| 映画・テレビ | 20:41 | comments(0) | - |


#半分青い 永野芽郁・佐藤健 全部おもしろい
NHKの朝ドラ「半分、青い。」がおもしろい。
前作の「わろてんか」があまりにひどくて途中で観るのをやめたから、堰を切ったように朝昼晩と観ている。



北川悦吏子脚本のヒロインの楡野鈴愛(永野芽郁)は岐阜県東美濃市梟町(架空)の食堂の娘で1971年7月7日生まれ。9歳の時におたふくかぜが原因でムンプス難聴になり、左耳が聞こえなくなった。
片耳くらい聞こえなくっても…と思うかもしれないが、実際はそうでもないと、医師(眞島秀和)の説明で詳しく説明されたし、NHKサイトにも耳鼻咽喉科監修の先生が記事を出している。
「片耳が聞こえないことを隠している人もいます」
そうだろう。気の毒だ。

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最初の2週間は子役週間。鈴愛役の矢崎 由紗ちゃんは美人さんタイプではないけれども、非常に愛嬌があり、障害に負けないで明るく前向きに生きる少女を熱演した。ほかの子役もみなよかった。

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左耳が一生聞こえないと両親から告げられても泣かなかったのは、自分が泣いたら母親(松雪泰子)が泣くからだった。しかし、同じ日同じ病院で生まれた幼馴染の萩尾律(佐藤健 子役:高村 佳偉人)と一緒の時に初めて泣いた。

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二人の関係はきょうだいのようなもの。互いに異性であるとも認識しないで高校3年生まで来ている。

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ヒロインに障害があるという設定は朝ドラで初めてではないか(「ゲゲゲの女房」はヒロインの夫が障害者=左腕がない)。その理由はなんだろう。障害に負けないで強く生きる姿を示したかったわけでも、いじめやいさかいを強調するわけでも、ヒロインを支える周囲の愛情を示すわけでもないだろう。

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いずれ、その答えは示されるのだろうか。

鈴愛は左耳に小人がいて騒いでいると例える。それを律が作ったゾートスコープで親たちに見せる。

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障害(一側性難聴)の表現をここまで明るくわかりやすく見せるドラマがあっただろうか。
障害者を描く演出にはいろいろな手法があるが、これほど素晴らしいドラマは初めてだ。日テレの「24時間テレビ」のドラマならサイテーの演出になるはずだ。

それは遠足に出かける朝の雨でも表現されている。

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鈴愛には右側しか雨音がしないのだ。これはステレオ放送で右音声しか雨音が出ていなかった。
母の晴は「鈴愛の左はいつも晴れだね」と、娘の不憫さを飛び越える力強さを持った。

そして2週間目の土曜日、ヒロインは例によって一足飛びに成長する。
1989年、バブル絶頂期の高校三年生だ。

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バブル期の表現でおなじみのジュリアナ風のディスコシーンは今回のために演者を使って撮影した。
アスペクト比が16:9だし、ほかの番組やニュース映像でも踊り子のプライバシーを保護するためにボカシを入れてあるのが普通だ。
「おかあさん、若いころは踊りまくってたの?」と子供に言われる年齢だよな。

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当時はやりのクルマはイラストだ。これは自動車メーカーに配慮したからだろう。
テイストはわたせせいぞうだ。

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鈴愛は先生の声が聞こえにくい時は「つけ耳」をする。
いじめの対象にならないのは律がサポートしているからだ。

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ところで秀才の律がなぜ鈴愛と同じ高校かと言うと、この地方きっての進学校である海藤高校(モデルは東海高校)に楽勝で受かるはずが、受験日当日車にはねられた犬を助けて受験できなかったと説明があった。

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今週の物語は恋の予感がしてくる。

母の晴は町に突然現れたイケメンが気になる。実はリゾート開発会社の社員で、この町にぎふサンバランドというテーマパークを作ろうとしているのだ。ぎふハワイアンセンターでフラダンスなら晴(松雪泰子)は大得意なのにな。
ラジオから流れるユーミンの「リフレインが叫んでる」が効果的に使われている。
この日はウォークマンで何度も聞いたくらいだ。

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そして弓道大会に出場した美少女伊藤清(古畑星夏)に律は心を奪われる。

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う〜ん、美女美男だ。
いかに異性として意識していないとしても、鈴愛は複雑な気持ちになった。

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もっと気の毒なのは幼馴染のブッチャーこと西園寺龍之介(矢本悠馬)だろう。いつも引き立て役にもなっていないが、律の唯一の親友だ。
矢本悠馬君は「花子とアン」でも花子に心を寄せる幼馴染の武を演じていたし、こういう役回りなのだろう。というか、この役柄は「朝ドラあるある」だな。

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鈴愛に至っては、美少女の絵を描いて律にプレゼントするほどだ。
それって、あのな〜と鈴愛の弟が苦言を呈しそうになるほど。

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そしてワンレンボディコンの美女も梟町にやってくる。リゾート開発会社の小倉 瞳(佐藤江梨子)で、男どもは目がイッテしまう。

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でも、サトエリの胸はしぼんだんじゃないか?

そしてぎふサンバランドのプレゼンテーションにはオーバーヘッドプロジェクター(OHP)が使われた。
そうだ、1989年にはまだパワーポイントはなかったし、ウィンドウズ95も出ていなかったからな。私はOHPの効果的な使い方の講習を受けたことがある。

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鈴愛が観ているテレビ番組は「ねるとん紅鯨団」みたいだ。

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でもこれも今回番組用に撮影したものだ。素人の男女が恋を告白する番組だから「お父さんってこんな人と付き合っていたの、そのころお母さんどうしてたの」って子供に言われる歳だな。
貴さんの声は原口あきまさがやっている。

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そして鈴愛もカセットテープを落とした自転車の男子が気になる。でもその顔はビミョー。

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あまちゃんにもカセットテープは出てきたし、今ラジカセが再燃しているらしいから、若い子でも知っていると思うが、昔の音楽はこのテープにいれて聞いていたんだよ。
宇太郎(滝藤賢一)と晴が手をつないで梟町に帰ってくるシーンの背景にラジカセの看板が出ているのもこのシーンとつなげているのだろう。

というわけで、毎日朝昼晩と楽しんでいる。どうもありがとうございます。

| 映画・テレビ | 22:12 | comments(0) | - |


黒井戸殺し 三谷幸喜・野村萬斎・大泉洋 クリスティの名作ドラマ化
フジテレビはアガサ・クリスティ原作の「アクロイド殺し(アクロイド殺害事件)」を昭和27年の日本に置き換えた「黒井戸殺し」を4月14日19時57分から放送する。三谷幸喜脚本。

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2015年に三谷脚本の「オリエント急行殺人事件」が好評だったからだろう。満を持しての第二弾だ。
さらに、このところイギリスBBCで「そして誰もいなくなった」の新作がNHKやAXNミステリーで放送されたし(今日の17時からBSプレミアムで再放送)、テレビ朝日が現代日本に舞台を置き換えた「そして誰もいなくなった」が仲間由紀恵主演で放送した。また、同じクリスティのミス・マープルシリーズから「パディントン発4時50分(寝台特急殺人事件)」「鏡は横にひび割れて(大女優殺人事件)」もテレビ朝日で放送され、クリスティのブームはまだまだ続くだろう。

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黒井戸殺し」、つまり「アクロイド殺し(The Murder of Roger Ackroyd)」は「オリエント急行殺人事件(全員犯人)」「そして誰もいなくなった(全員死亡)」に並ぶ、クリスティの「意外な犯人」の代表作にあげられる作品だ。1968年9月の中学生の時に160円の創元推理文庫で読んで「んなことあるかぁ」とびっくりしたのを今でも思い出す。



引退した名探偵勝呂武尊(野村萬斎)は田舎でひっそりと暮らしていたが、村の富豪黒井戸禄助(遠藤憲一)が刺殺されたのをきっかけに、村の医師、柴 平祐(大泉洋)を相棒にして事件解決に乗り出す。

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この作品はデビット・スーシェのポワロシリーズでも映像化されているけれども、小説ではシェパード医師(フジテレビでは柴医師)が「わたし」と一人称で語る、シャーロック・ホームズのワトソン医師役を務めている。
それが作品の大きな仕掛けであり、「映像化不可能」の宣伝コピーは映像ではそれをどう表現するかがポイントだ。

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なお、前作「オリエント急行殺人事件」では勝呂は「いろは殺人事件を解決した」と語られており、これは「ABC殺人事件」のもじりだが、この作品はドラマ化されるのだろうか。NHKでは「名探偵赤冨士鷹」で戦前の日本に置き換えて放送していた。
劇中で勝呂は「鬼怒川下り殺人事件」を解決したと出たが、これは「ナイルに死す」のもじりか?蛇口警部はジャックリーンのもじりかな。



謎の人物として復員服の男(和田正人)が登場するが、昭和27年は朝鮮戦争も終わりかけているのだから復員はないだろう。小野田さんか。
これは浮浪者や乞食とすべきところ今はそう表現できないし、かといってホームレスも当時は使われていなかったので苦肉の策だろう。時代を昭和23年ごろにすると、アリバイのしかけが使えないので苦しいところだったと思う。

オリエント急行殺人事件と同様、登場人物名は原作のシャレになっている。

勝呂 武尊(すぐろ たける)演 - 野村萬斎--エルキュール・ポアロ
柴 平祐(しば へいすけ)演 - 大泉洋--ジェイムズ・シェパード

兵藤 春夫(ひょうどう はるお)演 - 向井理--ラルフ・ペイトン
黒井戸 花子(くろいど はなこ)演 - 松岡茉優--フローラ・アクロイド
本多 明日香(ほんだ あすか)演 - 秋元才加--アーシュラ・ボーン
茶川建造(ちゃがわ けんぞう) 演 - 和田正人--チャールズ・ケント
冷泉 茂一(れいぜい もいち)演 - 寺脇康文--ジェフリー・レイモンド
袴田 次郎(はかまだ じろう)演 - 藤井隆--ジョン・パーカー
蘭堂 吾郎(らんどう ごろう)演 - 今井朋彦--ヘクター・ブラント少佐
唐津 佐奈子(からつ さなこ)演 - 吉田羊--フェラーズ夫人
鱧瀬(はもせ)弁護士 演 - 浅野和之--ハモンド
袖丈 幸四郎(そでたけ こうしろう)警部 演 - 佐藤二朗--ラグラン
黒井戸 満つる(くろいど みつる)演 - 草刈民代--セシル・アクロイド夫人
来仙 恒子(らいせん つねこ)演 - 余貴美子--エリザベス・ラッセル
柴 カナ(しば カナ)演 - 斉藤由貴--キャロライン・シェパード

黒井戸 禄助(くろいど ろくすけ)演 - 遠藤憲一--ロジャー・アクロイド

  
| 映画・テレビ | 09:59 | comments(0) | - |


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